東孝司
2015年9月8日03時00分
紀南地方の「南紀熊野ジオパーク」が、貴重な地形や地質を認定する日本ジオパークに選ばれて1年になるのに合わせ、県や9市町村などでつくる協議会は7日、JR西日本の協力を得て、紀勢線の普通電車に記念のヘッドマークを取り付けた。12月末ごろまで新宮―紀伊田辺間を1日2~3往復する。
日本ジオパークはユネスコが支援する世界ジオパークの前段階の位置づけ。協議会は橋杭岩(串本町)や一枚岩(古座川町)など107カ所をジオサイト(見どころ)としている。
電車の前と後ろに取り付けられたのは、県南の地図をあしらったロゴマーク。県東牟婁振興局の担当者は「この電車を通じて南紀熊野ジオパークが沿線住民にもっと浸透してくれれば。観光客へのPR効果も期待したい」と話していた。(東孝司)
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