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米軍 後藤さん殺害の男狙いシリアで空爆11月13日 12時36分
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アメリカ国防総省は過激派組織IS=イスラミックステートが日本人フリージャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする映像に覆面姿で出ていた男を狙ってシリアで空爆を実施したことを明らかにしました。男が死亡したかどうか分析を進めています。
アメリカ国防総省によりますと、アメリカ軍は12日、過激派組織ISがフリージャーナリストの後藤健二さんを殺害したとする映像に出ていた黒い覆面姿のメンバーの男を狙って、シリア北部のラッカで空爆を実施しました。
この男は「ジョン」の呼び名で知られ、後藤さんのほかにもISがアメリカ人ジャーナリストなどを殺害したとして公表した映像にたびたび登場しており、国防総省はイギリス人のモハメド・エンワジ容疑者だとして行方を追っていました。
アメリカ政府当局者によりますと、アメリカ軍はこの男が乗っていたとみられる車両に対し、無人機で攻撃したということですが、現時点でこの男が死亡したかどうかははっきりしていないということで、作戦結果の分析を進めています。
この男は「ジョン」の呼び名で知られ、後藤さんのほかにもISがアメリカ人ジャーナリストなどを殺害したとして公表した映像にたびたび登場しており、国防総省はイギリス人のモハメド・エンワジ容疑者だとして行方を追っていました。
アメリカ政府当局者によりますと、アメリカ軍はこの男が乗っていたとみられる車両に対し、無人機で攻撃したということですが、現時点でこの男が死亡したかどうかははっきりしていないということで、作戦結果の分析を進めています。
後藤さんの家族は
後藤健二さんの兄の純一さんは、NHKの取材に対し、「健二が殺害される前に空爆が行われていれば、健二は助かっていたのかもしれない。ISは、健二のあとも同じような方法で人質を殺害しているが、このようなことは繰り返されてほしくないので、ISがなくなってくれればと思う」と話していました。
また、母親の石堂順子さんは、「私の思いはこの世からこういった争いが消えてもらいたいということです。憎しみの連鎖は望んでおらず、息子も同じ思いだと思います」と話していました。
また、母親の石堂順子さんは、「私の思いはこの世からこういった争いが消えてもらいたいということです。憎しみの連鎖は望んでおらず、息子も同じ思いだと思います」と話していました。
後藤さんと湯川さん殺害事件の捜査は
過激派組織IS=イスラミックステートによって、後藤健二さんと湯川遥菜さんが殺害された事件で、警視庁と千葉県警は合同の捜査本部を設け、2人がシリア国内に入る際に経由したトルコに捜査員を派遣するなどして捜査を進めています。
この事件で、警視庁と千葉県警は合同の捜査本部を設け、刑法の「国外犯」の規定を適用し、捜査を進めています。これまでの調べで、後藤さんは去年10月にトルコのガジアンテップを経由して、湯川さんは去年7月にトルコ南部のキリスから、それぞれシリアに入ったとみられています。
2人は、いずれもシリア国内に入る際にトルコを経由していることから、警視庁などは当時の2人の行動を把握したり、後藤さんをガイドした複数の外国人から事情聴取したりするため、ことし4月にトルコの捜査当局に捜査員を派遣し協力を要請したということです。
さらに2人を殺害した男を特定するため、インターネットの動画サイトに投稿された映像や音声を解析するなどして、捜査を進めています。
この事件で、警視庁と千葉県警は合同の捜査本部を設け、刑法の「国外犯」の規定を適用し、捜査を進めています。これまでの調べで、後藤さんは去年10月にトルコのガジアンテップを経由して、湯川さんは去年7月にトルコ南部のキリスから、それぞれシリアに入ったとみられています。
2人は、いずれもシリア国内に入る際にトルコを経由していることから、警視庁などは当時の2人の行動を把握したり、後藤さんをガイドした複数の外国人から事情聴取したりするため、ことし4月にトルコの捜査当局に捜査員を派遣し協力を要請したということです。
さらに2人を殺害した男を特定するため、インターネットの動画サイトに投稿された映像や音声を解析するなどして、捜査を進めています。