フランステロ:パリのレストランなどで銃撃 120人死亡
毎日新聞 2015年11月14日 08時32分(最終更新 11月14日 10時26分)
【パリ賀有勇】フランスのメディアによると、パリで13日夜(日本時間14日早朝)、劇場やレストランなど複数の場所を狙った襲撃事件があり、少なくとも120人が死亡した。銃撃事件があった劇場では犯人が立てこもっており、約100人の人質が取られているとの情報もある。フランスのオランド大統領はテレビ演説で「前例のないテロが起きた」と述べるとともに非常事態を宣言し、国境を閉鎖すると明らかにした。
AFP通信などによると、パリ近郊にあるサンドニ競技場付近でも爆発が起きた。競技場ではフランス代表とドイツ代表によるサッカーの親善試合が行われており、観戦していたオランド大統領が爆発を受けて避難した。
オランド大統領は緊急閣議を招集し、対応を協議している。事件を受けて、オバマ米大統領は「民間人を恐怖に陥れる非道な企てだ」と非難した。