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向精神薬 ネットで購入した5人が中毒死
11月12日 17時18分

奈良市の薬剤師が、東京のマンション経営者に向精神薬などを違法に販売したとして、警察に逮捕されました。この経営者はインターネットで向精神薬などを販売し、警察によりますと、購入した人のうち少なくとも5人が薬物中毒になり死亡したということで、売買を巡る実態の解明を進めています。
逮捕されたのは奈良市の薬剤師、河原康平容疑者(40)です。
警察の調べによりますと、河原容疑者は、ことし1月、不眠症の治療などに使われる向精神薬など80錠を東京・世田谷区のマンション経営、小岩井由香被告(55)に4000円余りで違法に販売した麻薬及び向精神薬取締法違反の疑いがもたれています。河原容疑者は去年まで大阪・豊中市で薬局を経営していて、調べに対し、「店頭で売るより高く売れるのでやった」と供述し、容疑を認めているということです。
小岩井被告に販売した向精神薬などは、3年余りで、およそ4万4000錠に上るとみられ、警察は、河原容疑者の自宅からおよそ1万錠を押収しました。
一方、小岩井被告は、生活保護の受給者に無料で処方された向精神薬なども買い取り、インターネットで違法に販売したなどとして逮捕・起訴されています。
警察によりますと、小岩井被告から購入した人のうち少なくとも成人の男女5人が、薬物中毒になり死亡したということで、小岩井被告の自宅から押収した仕入れ台帳なども調べて、薬物の売買を巡る実態の解明を進めています。

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