●空気を乱すことを恐れて権利の主張ができない労働者
しかし、法律の知識がない人や、場の空気を読んでしまう人は労働者としての権利を主張しようと思っても「場の空気を乱す変わったヤツだ」と思われることを恐れ、理不尽な労働に耐えるしかないのです。
ブラック企業の被害者は、会社に非があっても自分を責めてしまい、権利を主張するところまでたどり着きません。
(中略)
自分の権利を主張したいと思っても周りからは「変なことをしている、偏った人」だというレッテルを貼られてしまうことをおそれたりする場合が多いのだと思います。残念ながら。
このような世間の空気を敏感に感じる人は、自分の労働問題について理不尽さを感じても権利主張をする気持ちにならず、知識を得ようと調べてみたり、相談に行こうと思ったりする段階まで、たどり着きません。
こちらの記事で弁護士がコメントしているように、変わった人だと周囲から思われることを恐れて、労働者としての権利の主張ができないのです。
2014年12月07日