芹洋子さん:北京でコンサート…日中交流イベント
毎日新聞 2015年11月13日 20時54分
【北京・工藤哲】1970年代のヒット曲「四季の歌」の中国でのヒットをきっかけに、中国と交流を続けてきた歌手の芹洋子さんのコンサートが13日夜、北京市内の劇場で開かれた。日本政府の「日中交流集中月間」の主要イベントの一つで、木寺昌人駐中国大使や中国文化省高官、中国の対日友好団体幹部らが姿を見せた。
芹さんが北京で歌うのは、2007年に人民大会堂で開かれた胡錦濤国家主席(当時)の歓迎夕食会以来8年ぶりとなる。12年に日中国交正常化40周年を記念した「日中国民交流友好年」のフィナーレで歌う予定だったが、尖閣諸島国有化による日中関係の悪化のため実現できなかった。
芹さんは数百人の観客を前に、「四季の歌」をはじめとする日本の童謡などを熱唱。若いころ芹さんの歌を耳にしたという中国人のファンが数多く駆けつけ、惜しみない拍手を送った。