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南シナ海 中国の人工島付近を米爆撃機が飛行11月13日 10時37分
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南シナ海で中国が人工島を造成する付近の海域を、アメリカ軍の戦略爆撃機が飛行したことが明らかになりました。アメリカ国防総省は「通常の任務の一環」だとして特別な行動ではないとしていますが、中国側から警告を受けたということです。
アメリカ国防総省によりますと、今月8日から9日にかけてアメリカ軍の戦略爆撃機B52、2機が南シナ海を飛行し、中国が人工島の造成を進める南沙(スプラトリー)諸島にも近づいたということです。この際、B52は人工島の周辺12海里の空域には入りませんでしたが、中国の地上管制官から2度にわたり警告を受けたということです。
アメリカ政府は、人工島は領海の起点にはならないなどとして、12海里の海域を中国の領海とは認めない立場を示しており、先月にはこの海域の中でイージス艦を航行させて、こうした姿勢を強く打ち出していました。
今回の爆撃機の飛行について、国防総省の当局者はこのイージス艦の作戦とは別の「通常の任務の一環だ」としており、国防総省のクック報道官も会見で「われわれは常にその地域の国際空域でB52を飛行させている」と述べて、特別な行動ではないという認識を示しています。その一方で、アメリカ国防総省は人工島周辺での作戦については継続する方針を示しており、今後、中国側が反発を強める可能性もあります。
アメリカ政府は、人工島は領海の起点にはならないなどとして、12海里の海域を中国の領海とは認めない立場を示しており、先月にはこの海域の中でイージス艦を航行させて、こうした姿勢を強く打ち出していました。
今回の爆撃機の飛行について、国防総省の当局者はこのイージス艦の作戦とは別の「通常の任務の一環だ」としており、国防総省のクック報道官も会見で「われわれは常にその地域の国際空域でB52を飛行させている」と述べて、特別な行動ではないという認識を示しています。その一方で、アメリカ国防総省は人工島周辺での作戦については継続する方針を示しており、今後、中国側が反発を強める可能性もあります。