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英印首脳 経済協力の強化で合意11月13日 8時14分
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イギリスのキャメロン首相は、ロンドンを訪れているインドのモディ首相と12日会談し、両国の企業の間で日本円で1兆7000億円を超える契約を結ぶなど、経済協力を強化していくことで合意しました。
イギリスのキャメロン首相は、去年5月に就任してから初めてイギリスを訪れているインドのモディ首相と、12日、ロンドンの首相官邸で会談しました。
会談後の共同会見で、キャメロン首相は、インドの都市開発や電力分野といったインフラ整備などで、両国の企業が日本円で総額1兆7000億円を超える契約を結ぶなど、経済協力を強化していくことで合意したことを明らかにしました。
また、インドの通貨・ルピー建ての政府保証付き債券をロンドンで発行することや、原子力協定の締結、それに温暖化対策でも協力していくことを確認したということです。
会見でモディ首相は、「両国は幅広い分野で利益を共有している」と述べ、キャメロン首相もかつてイギリスがインドを植民地支配した歴史を念頭に「両国の関係を不信感や過去から解き放ち、ダイナミックなものに変えるときだ」と応じました。
キャメロン首相は、先月には国賓として招いた中国の習近平国家主席と会談し、7兆円を超える投資案件などの契約が結ばれたばかりです。イギリスとしては、中国やインドといった新興国の経済力を取り込むことで国内経済の回復基調を後押しし、雇用の拡大を図りたいねらいがあるものとみられます。
会談後の共同会見で、キャメロン首相は、インドの都市開発や電力分野といったインフラ整備などで、両国の企業が日本円で総額1兆7000億円を超える契約を結ぶなど、経済協力を強化していくことで合意したことを明らかにしました。
また、インドの通貨・ルピー建ての政府保証付き債券をロンドンで発行することや、原子力協定の締結、それに温暖化対策でも協力していくことを確認したということです。
会見でモディ首相は、「両国は幅広い分野で利益を共有している」と述べ、キャメロン首相もかつてイギリスがインドを植民地支配した歴史を念頭に「両国の関係を不信感や過去から解き放ち、ダイナミックなものに変えるときだ」と応じました。
キャメロン首相は、先月には国賓として招いた中国の習近平国家主席と会談し、7兆円を超える投資案件などの契約が結ばれたばかりです。イギリスとしては、中国やインドといった新興国の経済力を取り込むことで国内経済の回復基調を後押しし、雇用の拡大を図りたいねらいがあるものとみられます。