江崎グリコと韓国ロッテ、「元祖」めぐり米国で訴訟合戦

「韓日お菓子戦争」米ワシントン・ポストが報道
「記念日マーケティングは韓国が元祖」
「菓子発売は日本が17年先」

江崎グリコと韓国ロッテ、「元祖」めぐり米国で訴訟合戦

 「歴史問題・政治問題で対立していた韓国と日本が、今度は『お菓子』をめぐっても争っていることが分かった」と米紙ワシントン・ポストが11日(現地時間)、報道した。同紙が報じた「お菓子戦争」とは、「ペペロ」という菓子を作った韓国ロッテ製菓と、「ポッキー」という菓子を作った日本の江崎グリコ社(以下、グリコ)の間で繰り広げられている「元祖争い」のことだ。ポッキーは棒状のビスケットにチョコレートをコーティングした菓子で、ペペロと似ている。

 ワシントン・ポストは「発売時期だけを考えると、元祖はポッキー」と書いた。ポッキーはペペロより17年前の1966年に発売されている。しかし、同紙は「11月11日を『ペペロ・デー』としたのは韓国で最初に始まったと思われる」とし、その由来を紹介した。同紙によると、ペペロ・デーは1990年代半ばに韓国の女子中学生の間で始まったという。「細長いペペロのようにスマートになろう」という意味を込めて、ペペロをプレゼントし合うという話がある地方の新聞に掲載され、これにロッテ製菓のマーケティング活動があいまって一般化したというものだ。韓国で「ペペロ・デー・マーケティング」が大ヒットすると、日本は一足遅れの99年に「ポッキー&プリッツの日(ポッキーの日)」を作った。

 韓国ロッテ製菓が「グリコは記念日マーケティングの手法をまねた」と主張しているのに対し、グリコは「元祖はうちだ」と韓国と米国で訴訟を起こしていると外信各社は報じている。

イ・スルビ記者
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