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中国 パキスタンで港湾の大規模開発へ11月12日 5時35分
パキスタン南西部にあるインド洋を臨む要衝の港を中国が大規模に開発するため、周辺の用地が中国側に引き渡される式典が開かれ、インド洋で中国の影響力が広がることに、隣国インドなどが警戒を強めそうです。
パキスタン南西部にあるグワダル港では11日、輸出入用の工場や倉庫などを建設するため、周辺の用地が中国の国有企業に引き渡される式典が開かれ、両国の代表が出席しました。
中国政府はグワダル港を大規模に開発し、中国の新疆ウイグル自治区と道路や鉄道、それにパイプラインなどで結ぶ計画を策定していて、中東からの石油などをグワダル港で陸揚げし、中国に直接輸送できるルートを確保するねらいです。
式典で、パキスタンのイクバル計画・開発相は「中国とパキスタンを回廊で結ぶ夢が新しい時代を迎えた」と述べ、中国によるインフラ整備に強い期待を示しました。
ただ、インド洋の要衝とも言われるグワダル港の開発を中国が進めることは、日本をはじめ各国の石油タンカーが行き交うインド洋で、中国の影響力が拡大することにつながるとみられ、隣国インドなどが警戒を強めることになりそうです。
中国政府はグワダル港を大規模に開発し、中国の新疆ウイグル自治区と道路や鉄道、それにパイプラインなどで結ぶ計画を策定していて、中東からの石油などをグワダル港で陸揚げし、中国に直接輸送できるルートを確保するねらいです。
式典で、パキスタンのイクバル計画・開発相は「中国とパキスタンを回廊で結ぶ夢が新しい時代を迎えた」と述べ、中国によるインフラ整備に強い期待を示しました。
ただ、インド洋の要衝とも言われるグワダル港の開発を中国が進めることは、日本をはじめ各国の石油タンカーが行き交うインド洋で、中国の影響力が拡大することにつながるとみられ、隣国インドなどが警戒を強めることになりそうです。