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先日、大阪市の淨妙寺(住職・西田秀得)で行われた寺の創立記念の法要の最
中、珍事が起こった。通常の法要では、宝前に食事などを供える献膳に続いて、
読経・唱題が行われるが、この時は献膳が終わるや、突然、信者有志が立ち上
がって、歌や踊りを披露し始めたというのだ。
手を叩いて喜ぶ参詣者を横目に、他の寺から招かれていた坊主たちは一様に
驚き、呆れていたといい、「献膳が終わったらお経じゃないか」「ふざけ過ぎ
だ」「住職は何をやっているのか」といった憤りの声が聞かれたという。
法華講の崩壊現象が各地で目立つ。組織が二分、三分している寺、講頭が住
職の言うことを聞かない寺等々。住職を引きずり下ろすための本山への「投書」
の動きも活発化しており、ここ最近も、何人もの住職、副住職が辞任や配置転
換に追い込まれている。
法主の日如いわく、「今は僧侶主導型であります。つまり、僧侶が指導教師
として支部をまとめていく責任があるわけです。だから、我々のいかんによっ
て法華講はどうにでもなるのです」(平成25年3月、大坊在勤式)と。何をか況
んやである。「C作戦」の後、悩乱日顕が打ち出した「僧侶主導」など、とっ
くに破綻しているではないか。
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