セウォル号船長に無期懲役 殺人罪適用=韓国最高裁

【ソウル聯合ニュース】韓国旅客船セウォル号の沈没事故で、乗客を救助せずに船を脱出したとして殺人罪などに問われた船長のイ・ジュンソク被告(70)ら乗組員15人の上告審判決で、大法院(最高裁)は12日、イ被告に殺人罪を適用した二審判決を支持し、無期懲役が確定した。

 昨年4月16日に起きた事故では修学旅行中の高校生ら295人が死亡、9人が行方不明となった。イ被告は乗客らへの救助を怠ったとして「未必の故意」による殺人罪などに問われたが、昨年11月の一審では殺人罪を認めず、遺棄致死罪などで懲役36年を言い渡した。今年4月の二審では殺人罪を認めて無期懲役とした。

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