名古屋市千種区で８日未明に発生したひき逃げ事件で、名古屋・千種署は１２日、自動車運転処罰法違反（過失運転致死）と道交法違反（ひき逃げ）の疑いで、同市中川区富田町千音寺向江、塗装業竹石佳祐容疑者（２８）を逮捕した。

　逮捕容疑では８日午前４時５分ごろ、千種区今池の県道（広小路通）で、横断歩道を歩いていた同区池下、アルバイト石田伶さん（１９）を乗用車ではね、救助しないまま去ったとされる。石田さんは脳挫滅で亡くなった。

　署によると、竹石容疑者は１２日、署に出頭した。「パニックになってしまった。弁解することはない」と供述している。

　事故直後、竹石容疑者の乗用車が中川区内で見つかり、署が調べていた。事件では竹石容疑者の犯行後、路上に倒れていた石田さんをひいたとして、別の男が逮捕されている。

（中日新聞）