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もうすぐ“いい夫婦の日” こんなNGワードには気をつけよう!

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 夫婦生活も何年か経つと、ラブラブではなくなり、お互いに不満をぶつけ合う場面が発生してしまうことも少なくない。今の時代、「風呂、メシ、寝る」しか発しないような夫は“絶滅危惧種”になったかもしれないが、会話が少ない夫婦も結構いるようだ。いまどき夫婦の実態について、ゲンナイ製薬(東京)は、配偶者がいる20歳以上の男女1000人に対し「夫婦の関係と夫婦の会話に関する調査」をインターネットリサーチで実施した。

 まず、いまどきの夫婦の姿をさぐるために、就業状況や力関係に関する質問を行ったところ、「夫婦共働き」が48.4%、「夫のみ勤めている」が48.0%、「妻のみ勤めている」が1.7%と、共働きと片働きが半々の結果に。次いで、夫婦の力関係(パワーバランス)では、夕食のメニューの決定権こそ妻の方が強いものの、TVのチャンネル、一番風呂の優先権に関しては夫の方が強いという。これは、共働き、片働きともに大きな違いがない。経済的な部分に目を向けると、財布の紐を握っているのは妻ながら、自動車や住宅といった大きな買い物に関しては夫が主導権を握っているようすだ。

2夫婦の力関係:生活 3夫婦の力関係:買い物

 

 それでは、“気持ち”の面ではどうだろう。「相手を好きな気持ちが強い」は夫、「相手への不満を我慢している」は妻。夫婦喧嘩になると、「口喧嘩が強い」は妻、「喧嘩で先に折れる(謝る)」は夫になっており、これらの結果から、夫の方が惚れ込んでいて、不満を溜めている妻の方がケンカも強い──こんな姿が一般的となっている。

 「円満かどうか」についての質問には、6組のうち5組が円満、夫婦円満ではない家庭は決して少なくない数字となった。これも、共働きと片働きに差がなく、夫婦が円満かどうかは“気持ち”の方が大きいのかもしれない。実際、パワーバランスの質問で傾向を探ってみると、夕食メニューの決定権や財布の紐などの“力関係”で五分五分の夫婦の方が円満度が高かった。夫婦喧嘩では、夫が先に折れる夫婦の方が円満度は高い。

 また、コミュニケーションも円満か否かに関わってくるようだ。回答者の夫婦の会話は一日あたり平均71.6分だが、これを“円満”と“不仲”で分析すると、円満夫婦は80.6分なのに対し、不仲夫婦は27.6分、その差は1時間近く! 不仲になって会話が少なくなったのかもしれないが、普段から会話を増やすことが“関係改善”の第一歩になるかもしれない。

4夫婦の会話量

 夫婦間で行う定期的なイベントやスキンシップでも、当然のことながら円満夫婦と不仲夫婦とでは差が大きく、行っている回答が多かった項目についてみると、「夫婦で晩酌」が円満夫婦が53.1%に対し、不仲夫婦は28.2%、「手つなぎデート」では円満夫婦が32.3%に対し、不仲夫婦では8.8%、「一緒にお風呂」では円満夫婦が36.5%に対し、不仲夫婦が18.2%となっていた。“いい夫婦”でいるための秘訣は、定期的なイベントを用意することなのかもしれない。

5夫婦のイベント・スキンシップ

 さて、夫婦の会話が大切としたが、実際はどうか探ってみよう。最初に、夫婦間の会話によって経験したことがある出来事について聞くと、「ちょっとした一言で傷ついた」が86.5%、「ちょっとした一言で嬉しくなった」が79.0%──些細なことが、とても重要であることがわかる。

6夫婦の会話による出来事

 また、「言いたいことを我慢しすぎて不満が爆発した」という答えが6割を超えていることから、パートナー(夫・妻)に対する不満や文句などで、相手に言いたいセリフについて聞いたところ、「片付けをしなさい/だらしない」が3割を超して最も高く、「その口癖よくないよ/変な口癖を直して」、「少しは休ませて/自由な時間を過ごさせて」、「もっと大事にして・相手をして」、「太った?/体型に気を遣って」と続く。以上のセリフは気を付けた方が良さそうだ。