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米国:中台首脳会談を歓迎 台湾防衛義務は堅持

毎日新聞 2015年11月09日 11時45分

 【ワシントン和田浩明】米国務省のカービー報道官は7日、中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が1949年の中台分断後初の首脳会談を同日にシンガポールで行ったことを歓迎する声明を発表した。

 カービー報道官は近年の中台関係の「歴史的な改善」も含めて今回の会談を評価した。米国としては「台湾海峡が平和で安定的であることに不変の利害を持つ」と指摘。関係強化や緊張緩和に中台双方がさらに取り組むよう呼びかけた。

 また、米国が「一つの中国」政策や、台湾関係法に基づく台湾防衛義務など、従来の方針を堅持することも明言した。

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