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関西電力:「冬の賞与見送り」妥結 社員1万8000人

毎日新聞 2015年11月09日 20時05分

 ◇人件費削減 年間通じて賞与ゼロは3年連続

 関西電力は9日、社員約1万8000人に対する今冬の賞与支給を見送ると発表した。2013年度以降、2度にわたる電気料金値上げに伴い、経営効率化の一環として人件費削減を進めているのが背景。関電は夏の支給も見送っており、年間通じて賞与ゼロとなるのは3年連続だ。

 9日、労働組合と妥結した。賞与見送りに伴い生活支援の名目で支給してきた賃金約1カ月分を支払う措置は継続する。社員の住宅ローン返済への影響を抑える狙いがあるという。

 関電は原発停止に伴う火力燃料費の膨張などで業績が悪化し、15年3月期の連結純損益が4年連続の赤字となった。(共同)

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