アラフォー女性の髪の悩みナンバーワンである抜け毛。しかし、最近では若い女性でも抜け毛で悩んでいる人が増えてきています。ここでは、女性が抜け毛になる原因とその予防法について紹介いたしましょう。
薄毛で悩んでいる女性たちは今や600万人以上と言われています。「私にはまだ関係ないわ」と思っているあなた。30代後半から始まるアラフォー世代の髪の毛の抜け毛はかなり深刻のようです。
一般的に『髪が薄くなるのは男性特有の悩みであって女性はハゲないもの』という勝手な世間の思い込みが出来ています。その中でもし自分の髪の毛が薄くなってしまったら…。きっと「どうして…」と戸惑ってしまうでしょう。
男性の場合、たとえハゲてもスキンヘッドなどヘアスタイルをチェンジすることで「男らしくてかっこいい」などプラスの印象を人に与えることが可能ですよね。しかし、女性の場合はシャレになりません。周りの人たちも男性の薄毛以上に気をつかうことが予想されます。
そういう周りの目を気にして
「人と会うのが嫌になる」
「自信がなくなり消極的になる」
など生活面や精神面で支障がでてくる人もいるようです。
昔から『髪は女性の命』と言われています。それは大げさなことではなく、女性にとってその人の外見印象を決定つける重要なパーツ部分ということです。なので抜け毛が増えて薄毛が目立つことは女性にとってかなり辛いことなのです。
女性の一生のうち髪の質や量のピークは10代、20代前半と言われています。30代に入った頃はまだ髪の質や量の変化を感じなくともアラフォーになると「若い頃の髪質とは全然違う!」とはっきり自覚するようになってきます。
しっとりまとまりのあった髪は、パサつきを感じ始め、ハリや艶もなくなっていきます。白髪だってちらほら目立つようになってくるでしょう。
抜け毛もこの頃から気に始める人が多いようですね。体や肌に老化現象が起こるように髪にも老化は着々と忍び寄ってくるのです。
年齢と共に悩まされる抜け毛を『びまん性脱毛症』といいます。びまん性のびまんとは「一面に広がる」という意味です。この抜け毛は髪全体が薄くなる症状を持つことを特徴としているもので40代以降の女性によく見られる抜け毛です。
「最近、髪のボリュームがなくなった」
「髪が細くなり、ハリない」
アラフォーになってこれらの症状が当てはまるならば、びまん性脱毛症かも知れませんね。
頭皮や毛髪の老化現象とともにストレスによって自律神経が乱れたり、頭皮の血行が悪くなったり、紫外線による頭皮のダメージであったり…。
このように抜け毛はアラフォーくらいから気になり始めるのが一般的ですが、最近では20代や30代前半から抜け毛で悩んでいる女性たちも増えてきました。
若い女性たちに抜け毛が増えた原因は
などがあげられます。
若い女性たちの薄毛原因ナンバーワンは何といっても『ダイエットによる栄養不足』です。
「朝食抜きで昼にコンビニのサンドイッチ」なんて食生活を送っていると体重はすんなりと簡単に落ちてダイエット成功と喜ぶことでしょう。しかし、それと同時に毛髪も抜け落ちていきます。
「抜け毛は増えるし、ハリや艶のない髪質になるし…」女性の美の象徴ともいえる髪の毛がどんどんと悪い方向へ進んでいることに気づくことでしょう。それは栄養不足により、毛根まで届けられる栄養がないから。
私自身の話になりますが、若い頃の私の髪は黒々とした天使の輪もできるほどのツヤとボリュームのある髪でした。
しかし、若気のいたりで無茶なダイエットをしたため、髪はあっという間に抜け落ちて、顔の輪郭に薄くかぶさるようにあるヘアスタイルへと変化してしまいました。頭皮も見えるくらいの薄毛になり、それはとてもとても恥ずかしい思いをしてしまいました。
経験したから言えることですが、体や髪のためにも絶対に極度の食事制限でのダイエットはやめた方がいいです。
そして、女性であれば『出産後の抜け毛』も他人事ではありません。
出産後に起こる抜け毛を『分娩後脱毛症』といいます。分娩後脱毛症は、女性ホルモンのバランスが崩れることにより起こる脱毛症です。
妊娠中は、エストロゲン(女性ホルモン)により髪は成長期を保っていました。しかし、出産すると頭皮は休止期に突入し、髪は抜けおちていきます。これが出産後に抜け毛になる原因の一つです。
分娩後脱毛症は、一時的なもので授乳を終えてホルモンバランスが安定に入る頃、だいたい出産後6か月から1年の間には、自然に治まるケースが多いので深く心配する必要はありません。特に20代など若い年代であればあるほど髪の回復は早くなるでしょう。しかし、アラフォーくらいでの妊娠、出産ともなると若い頃に比べて髪の回復が遅くなる傾向にあります。出産後1年経っても抜け毛が治まらないのであれば、一度専門家に見てもらう、相談するなど対策を考えることをお勧めします。
髪を後ろできつく縛る習慣はありませんか?この状態を続けていると頭皮の決まった部Bんに負担がかかります。そこの部分の髪だけが抜けて薄くなってしまったら『けんいん性脱毛症』と考えて良いでしょう。
毎日、髪を同じ位置で縛るのではなく、縛る位置をずらしたり、髪を結ばずにほどいたりして頭皮に負担をかけないことが抜け毛の予防になります。
女性の抜け毛は、上にあげたように色々な原因が絡み合ってなってしまうものなので抜け毛対策は難しいように感じるかも知れません。しかし、日頃の生活習慣をちょっとずつ変えていくことで自然と抜け毛は減っていきます。
そして、気が付いたら、薄毛が気にならないくらいのレベルに持っていくことが抜け毛対策の最終的な目標です。ということで具体的にどのような生活習慣を送ればよいのかをここからご紹介しますね。
「髪にハリや艶がない」と感じられたら、まずはシャンプーやトリートメントの選び方や使い方に問題がある場合があります。今使っているシャンプーとトリートメント、改めて見直すことをお勧めします。
本来、シャンプーとは頭皮を洗うもの。シャンプーを別のものに変えたからといって、すぐに良質な髪に変わるというのは期待しない方が良いのですが、それでも頭皮や髪に悪い影響を与えるものを使うよりは、絶対に髪に優しいものを使った方が良いでしょう。
ずばり、髪に優しいシャンプーやトリートメントとはいったいどんなものなのでしょうか。
汚れを落としつつ、頭皮や毛髪が極力傷まないものです。サロン専売品のものを購入すればほとんど間違いありません。
ドラックストアで格安で売られているシャンプーの多くは、石油系の界面活性剤を使用しています。
使った瞬間から泡立ちがよく、洗浄力は抜群に良いのですが、その分刺激が強すぎて髪をギシギシにしたり、頭皮の余分な皮脂を取り過ぎることで、結果的に髪にものすごい負担をかけてしまうことになります。
また、洗い流しが悪く頭皮に残った場合、
上記のようなトラブルを起こしやすいという弱点があるのもこのシャンプーの特徴です。
あと、シリコンの質にも問題があるという点も忘れてはいけません。
安い石油系のシャンプーには油溶生シリコンというものを使用しています。この油溶生シリコンは使い続けるごとに髪に定着し蓄積しやすいのです。そうなると次に生えてくる髪に悪い影響を与えてしまいます。
それとは対照的にサロン専売品は、水溶性シリコンを使用しているものが多いので髪の内部に蓄積されにくいのです。
サロン専売品は、市販のものよりもお値段的に高いのですが、使用している成分が違うということです。
ただし、サロン専売品を使用したからといって、発毛を促すわけではありません。シャンプーは髪を育てる「頭皮」を健やかに保つための手段です。ここを勘違いしないようにしたいものです。
シャンプーの種類も大事ですが、それ以上に髪の洗い方やゆすぎ方の方がかなり髪に影響が出ると思われます。
基本的なことですが、シャンプー前のお湯洗い(予洗い)は十分に行った方が良いでしょう。
上から下から横から多方面からシャワーを頭皮に当てて指の腹でマッサージすると、シャンプーを使わなくても頭皮や毛髪についている汚れの半分以上は落ちるといわれています。
その後、シャンプーを手の平にとり、よく泡立てます。襟足部分から指の腹をつかって徐々に頭部上の方に向かってマッサージしていきます。
ガシガシと洗うと頭皮や毛髪を痛めてしまうのでくれぐれも優しく洗うことを意識しましょう。洗い流しには十分過ぎるくらい時間をかけてくださいね。
抜け毛で悩んでいる人の顔をよく見るとなぜか晴れ晴れしていません。自分で気が付いていないかもしれませんが、表情は固くなっている人が多いような気がします。それはストレスを溜めているから、もしくは悩み事があるからなのではないでしょうか。
ストレスで自律神経のバランスが崩れてしまうと頭皮の血流が悪くなります。そうなると毛母細胞に栄養が届きにくくなり、髪の毛の成長が遅くなったり、髪が細くなったり、そして抜けていったり…。
抜け毛が起こる原因はさまざま。色々な原因が複雑に絡み合って起こるケースが多いのですが、日々のストレスを溜めすぎないことは非常に大事ではないでしょうか。
人間、生きていれば色々な出来事に遭遇します。どんな人でも全く悩みやストレスのない生活を送るのは困難に近いでしょう。とはいっても悩み過ぎ、ストレスを溜めすぎでは、精神面はもちろん、髪にも当然よくありません。
自分の好きなことに向き合う時間を作るだけでも心に余裕が生まれるものです。
また、ストレスを溜めやすい人の性格には特徴があるようです。
たとえば
などがあげられます。
心配事や悩みは一人だけで抱え込まずに、誰か信頼できる人に相談したりすると楽になりますし、何事にも完璧を求めすぎずに失敗しても良いという考え方やマイペースさを持つことは大切です。「少しくらいいいや」の考えの方が抜け毛もひどくならずにすみます。
頭皮に問題があると髪は抜けていきます。だから、抜け毛防止のためには頭皮ケアは必須である!最もお手軽な頭皮ケアといえば、頭皮マッサージです。
頭皮マッサージを行うことで頭皮の血行は促進され、毛根まで栄養が行き届くことで
解消し、健康的な太くハリのある髪に変化していきます。
それに頭皮をマッサージすると副交感神経が刺激されて、リラックス効果を促してくれます。これにより、ストレス緩和にも繋がり、より一層、抜け毛予防に効果ありということが期待されるでしょう。
頭皮マッサージのやり方は
マッサージを行うポイントは「ゆっくりともみ込むように」です。
指の腹をつかってゆっくりともみ込むように。爪を立ててしまうと頭皮を傷つけてしまうので気をつけてくださいね。
マッサージに集中してしまうとどうしても力を入れ過ぎてしまいがちですが「気持ちいい」と感じるくらいが一番効果的ですので力加減は強すぎず、弱すぎずがコツ。
頭皮マッサージを行う時間帯は、夜のシャンプー後が効果があって良いとされていますが、時間がないときは湯船に浸かりながら行っても何の問題もないのでオッケーです。
髪や頭皮につけてよい下記のようなオイルでマッサージするのもお勧めします。
これらのオイルを使って頭皮マッサージすると毛穴に詰まった汚れや皮脂も浮き出すことができますし、髪にツヤを与えてくれたり、と抜け毛予防だけでなく、ツヤ髪を導くなどのすぐに効果を実感しやすいでしょう。
抜け毛が気になりだしたので髪に優しいシャンプーを購入し使ったり、血行促進のため頭皮マッサージしたり、育毛剤まで使いだしたにも関わらず、全く抜け毛が治まらないという人いますよね? もしかしたら、食生活に問題があるのでは?
私たちの体や髪を作っているのは、毎日口にしている食べ物です。ただお腹を満たせばよい食事内容だと抜け毛を増やしている可能性大です。
薄毛になる食生活の代表といえば、ファーストフードやコンビニのお弁当、スーパーのお惣菜などを中心とした食事です。
これらの食品には、大量の食品添加物や油分が入っています。食べ続けることで頭皮の皮脂は過剰に分泌されたり、血流が悪くなったりします。髪に良いわけがありませんので確実に抜け毛は増え続けていくでしょう。
では、どのような食生活を送ると抜け毛は予防されるのでしょうか。それは、栄養バランスの取れた食事です。
健康的で美しい髪を作る食材として有名なのが、わかめや昆布など海藻類、ゴマや豆などです。抜け毛を予防してしかも健康的な髪を作る食材の覚え方をここでご紹介しますね。
「まごはやさしい」です。
どれも昔から日本人の食卓に並べられている馴染みのある食べ物ばかりですよね。これらの食材を使って料理するとなると和食が最も適しているでしょう。
たとえば、こんなメニューはいかがでしょうか。
栄養バランス的には理想的なメニューの一例だと思います。
だたし、いくら髪に良いといっても同じ食材ばかり食べ続けるのは良くありません。逆に栄養バランスを偏らせてしまうので「まごはやさしい」を意識しつつ、栄養バランスの取れた食生活を送るようにしてくださいね。
「美肌を作るためには十分な睡眠が必要」という話を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これは髪にも言えることで「美髪を作るためには十分な睡眠が必要」 なんです。これは、抜け毛予防にも繋がることです。というのも「私たちの髪の毛は私たちが眠っている間に作られている」 からです。
では、十分な睡眠時間や深い眠りにつけない場合、頭皮や毛髪はどのような影響を受けるのでしょうか?
昼間、私たちの頭皮や毛髪は紫外線などのダメージにより、刺激を受けています。