(cache) サーチナ|「強いスマホ」に欠かせない日本製部品 中国企業も「調達を増やす」  




「強いスマホ」に欠かせない日本製部品 中国企業も「調達を増やす」


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 中国は世界最大のスマートフォン市場だ。人口が多く、所得水準も向上していることからスマホ市場の拡大が続いている。  中国では日本同様、米アップルのスマホ「iPhone」の人気が高い。iPhoneは中国人消費者にとってはまだ高額だが、香港の市場調査会社、カウンターポイントによれば、アップルの中国市場における2015年9月の出荷台数は中国メーカーをおさえて1位だった。  iPhoneには日本メーカーの部品が大量に搭載されていることは周知のとおりだが、日本メーカーの部品が支えているのはiPhoneだけではない。コストパフォーマンスの高さで近年、著しい成長を続けている中国メーカーのスマホも同様に日本メーカーの部品を使っている。  中国メディアの駆動之家は、中国メーカーの華為技術(ファーウェイ)の関係者が、ディスプレイパネルをはじめ、日本からの部品調達を増やすと発言していることを紹介。「同社のスマホの世界的な競争力を高める」ことが目的と伝えた。つまり、日本メーカーの部品を搭載することがスマホの競争力向上につながるということであり、駆動之家は「日本製の部品から離れることができない」と伝えた。  中国国内では自国の製造業の水準向上に自信を深めているのか、日本の製造業は没落したなどという報道も散見される。日本メーカーの製品は最終製品としては、価格競争力などの点から中韓企業に負けるケースもあるが、スマホに搭載される部品に見られるように技術力という観点では今なお世界をリードする水準にある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)