ここから本文です
最終更新:2015年11月11日(水) 19時15分

南シナ海情勢を注視、首相は自衛隊派遣の可能性示唆

 11日は参議院で予算委員会が開かれ、安倍総理は中国による岩礁の埋め立てへの対抗措置としてアメリカ軍が艦船を派遣している南シナ海に、状況次第では自衛隊を派遣する可能性を示唆しました。

 「南シナ海の南沙諸島でアメリカが『航行の自由作戦』を始めました。日本は直ちにこれを支持したわけでございますけれども、当面はこれに加わらないと。どういう立場で今後振る舞われるか」(維新 片山虎之助参院議員)

 「現時点では自衛隊は南シナ海において、常続的な警戒監視活動は行ってはおらず、また、そのような具体的な計画も有していないわけでありまして、南シナ海情勢が我が国の安全保障に与える影響を注視しつつ、今後とも十分に検討を行っていくべき課題であると考えています」(安倍晋三 首相)

 安倍総理はこのように述べ、状況次第では今後、南シナ海に自衛隊を派遣する可能性があることを示唆した上で、「自由な航行、法の支配が貫徹するよう、様々な選択肢を念頭に置きながら十分な検討を行ってまいりたい」と語りました。(11日16:19)

2015年11月11日(水)のニュース一覧

社会

政治

経済

国際

スポーツ

列島トピックス