長時間労働や残業代ゼロは当たり前。
そんな働かせ方を強いるブラックバイトが今学生を苦しめている。
都内にある大手の塾で講師のアルバイトをしている大学3年生。
彼女はブラックバイトの被害に遭っていると言う。
バイト代は1コマ1時間半の授業に対して1600円だが、授業前の準備や授業後の作業には一日600円の手当てがあるだけで残業代はゼロだと言う。
このため時給で計算すると最低賃金を下回るときもあると言う。
さらに、ブラックバイトの実態は低い賃金だけではなかった。
都内で塾講師のアルバイトをしている大学3年生。
職場はブラックバイトだと言う。
授業の準備や報告書の作成に残業代が支払われないばかりか、試験勉強を理由に休むことは禁止というルールを強いられたと言う。
このようなブラックバイトの実態について厚労省が今日、初の調査結果を公表した。
それによると、3カ月以上にわたってアルバイトを行った経験がある大学生ら1000人のうち、60.5%が何らかのトラブルがあったと回答したとのこと。
トラブルとして多かったのは準備や片づけの時間に賃金が支払われなかった、や労働時間が6時間を超えても休憩時間がなかったなどで厚労省は労働基準法違反の疑いがあるとしている。
学生のバイトの問題に取り組んでいるブラックバイトユニオンは、アルバイトが大きな責任を負う構造に問題があると指摘する。
ユニオンは明日の夜、学生らからの電話相談を受け付けることにしている。
厚労省は今後、学生のアルバイトが多いコンビニや学習塾、居酒屋などの業界団体に対して労働基準法を順守するよう要請することにしている。
ブラックバイトの過酷な実態から、まずはお伝えしました。
そして次はこちらです。
ミャンマーの選挙です。
アウン・サン・スー・チーさんは本当の民主化を獲得することができるんでしょうか。
総選挙でスー・チーさん率いる野党・NLDが大躍進しています。
軍政下で自宅に長期間軟禁されながら執念で民主化を訴え続けたスー・チーさんが事実上の勝利宣言をしました。
アウン・サン・スー・チー党首がNLD党本部に到着しました。
勝利を確信しているんでしょうか。
自信に満ちた表情に見えます。
投票から一夜明け支持者の前に姿を見せたスー・チー氏。
その発言には、勝利への自信が満ちあふれていた。
ビルマ建国の父の娘で民主化運動のリーダーであるスー・チー氏は1989年7月、軍事政権による弾圧で自宅軟禁された。
その後、軍政下でたびたび行われた総選挙では投票の機会すら与えられなかったが、今回の総選挙では初めて投票することになった。
ミャンマーのほとんどの有権者にとっても総選挙は25年ぶり、もしくは初めてだったということで非常に関心も高かったようです。
与党の党首代行は先ほど、大半の選挙区で負けたと述べ事実上、敗北を認めた。
民政移管後、初めての今回の選挙で政権交代が起きるのか選挙管理委員会は今夜にも開票状況を発表する見通し。
スー・チーさんが率いる最大野党・NLDの本部前には高田記者がいます。
現地の最新の状況を教えてください。
NLD=国民民主連盟の党本部前です。
この後予定されている選挙管理委員会の中間発表を見守ろうという支持者たちの数が徐々に増え始めています。
NLDの独自集計では改選議席の90%以上を獲得する見込みだということで、党幹部は政権交代に必要な議席に届くのは間違いないと自信を見せています。
一方、与党・USDPは立候補していた党幹部や有力議員が相次いで敗北宣言を出していて、政権交代は現実味を帯びています。
ミャンマーの憲法では外国籍の子どもを持つスー・チー氏は大統領になることができません。
しかし、スー・チー氏は大統領よりも上の存在なると選挙で勝利を収めた場合には自らが政権運営に当たることを宣言しています。
すべての開票が終わるのにはまだ数日かかる可能性がありますが、政権交代に向け、NLDがどこまで議席を伸ばすかが注目されます。
再稼働の手続が進む四国電力・伊方原発の事故を想定しおよそ1万5000人が参加して行われた総合防災訓練は2日目の今日住民が愛媛県から海を隔てた大分県まで実際に避難する初めての訓練が行われました。
不安を訴えるのは愛媛県伊方町の佐田岬半島の住民。
伊方原発が付け根にあり、放射性物質が漏れるような重大事故が発生したり、半島の道路が寸断したりするとおよそ5000人が孤立するおそれがある。
昨日から行われている総合防災訓練では地震の影響で原発から放射能が漏れたという想定で住民およそ70人が初めて海を隔てた大分への避難を行った。
午前10時20分です。
これから住民が民間のフェリーに乗って大分へと避難します。
住民らは外部被ばくの有無を調査した後、海上自衛隊の船と民間のフェリーに分かれて乗り込み、出港した。
住民は1時間あまりで大分に上陸した後、バスを乗り継いで市内の避難所に到着した。
また、愛媛県の中村時広知事も海上自衛隊の船に乗り込み避難計画の実効性を確認した。
今後は今回の訓練で出てきた課題などを洗い出し、計画の改善を進めることにしている。
次はこちら、南アフリカ産のダイヤモンドリリーという花です。
実はこの花が今、税金の無駄遣いだとやり玉に挙げられています。
国の予算の無駄遣いを点検する行政事業レビューがあさってから始まりますがこの花はオリンピック便乗予算だと指摘されているんです。
国の予算の無駄遣いに切り込むといえば…民主党の事業仕分け。
今回のレビューは事業仕分けと一体、何が違うのか。
中でも河野大臣が目玉と位置づけるのが…東京オリンピック・パラリンピックの予算。
特にターゲットとなっているのがオリンピックの便乗予算。
オリンピック、パラリンピックとつけると何でも通るかのごとく概算要求に出てくるんですが…今回、東京オリンピックの便乗予算だと指摘されているのが、こちらの花の生産です。
河野氏に便乗だと名指しされたのが、これ。
メダリストに渡すビクトリーブーケに使うため冬に咲く花をあえて夏に咲かせようというプロジェクト。
横山さんが丹精込めて育てている赤や白の可憐な花。
太陽に当たるとキラキラ輝くことからダイヤモンドリリーと名付けられたこの花は、今まさに出荷のピークを迎えていた。
今年度、農水省がオリンピックフラワー安定供給対策として計上したのは2200万円あまり。
このうち横山さんには実験用に使うダイヤモンドリリーの球根代などおよそ40万円が支給された。
残りは検討会の開催費用や資料作成費に使われたとのこと。
このオリンピックフラワーの予算、来年度の要求額は今年度を大幅に上回る1億円。
税金を費やしてまで冬の花を夏に咲かせる必要があるのか。
事業を担当する農水省は…花をつくる人に目を向けてくれたことが何よりもうれしかったと語る横山さん。
今回の事業レビューで見直しが検討されていることを告げると…自民党の異端児とも呼ばれ、時に政府の方針に異を唱えてきた河野氏。
入閣後は発言を封印していたのだが…かつての仕分け人は…今回のレビュー結果をどこまで来年度予算案に反映させられるのか、河野大臣の実現力が問われている。
園芸農家の横山さんはこの花を咲かせるために非常に一生懸命やっておられるんですが問題はこちらなんですよね。
実証実験などに1000万円以上計上されていまして、さらには会議費用と輸送代に1000万円以上と合わせて2000万円もかかるところなんですよね。
ほかにも疑問視されているものがあるんです。
使用済み核燃料の運搬船「開栄丸」というのがありましてこれは2006年に48億円かけて建造されました。
維持費などで年間12億円かかるということなんです。
室蘭に停泊された船内には船員13人以上が常時泊まり込んでいまして平均月給は1人123万円ということなんですね。
核燃料サイクルは進んでいませんから、船が使われたのは4回だけと。
しかも最近5年間は使用されていないということなんです。
そのほかにも、ご覧のようなものがあるんですよね。
英語教育に関するもの、あるいはアサリで東京湾をきれいにしようというものがあって河野大臣が同じように疑問を呈していますね。
確かに先週も会計検査院が2014年度の税金の無駄遣いを指摘したということもありますから無駄遣いする余裕はこの国はないはずなんですよね。
自民党がNHK幹部を呼んだことは放送の自由に対する圧力に当たるとしたBPOの指摘に自民党の谷垣幹事長が反論しました。
NHK「クローズアップ現代」の報道に関連し自民党がNHK幹部を呼び説明させたことがBPO=放送倫理・番組向上機構から圧力と非難されたことについて谷垣幹事長は、今後、同様のケースがあった場合、事情を聞くことはあると述べた。
また、無用な圧力ならないようにとはしながらも党としてNHK幹部を呼んだことについてはやらせのようなものがあったときにそんなことがあったのというのでは役割を果たせないところがあるのではと述べている。
またBPOは高市総務大臣がNHKに厳重注意の行政指導をしたことについても批判したが、菅官房長官は、放送法を所管する立場から必要な対応を行ったと反論した。
アイヌ民族への配慮を欠いたとして新千歳空港に掲げていた広告を撤去することがわかりました。
北の玄関口、新千歳空港に「北海道は、開拓者の大地だ」と書かれた巨大な広告。
北海道アイヌ協会は昨日、広告を掲示したプロ野球・北海道日本ハムに先住民族の権利を害し不適切な表現と指摘した。
これを受け球団は今日、表現は配慮に欠けていたとしてアイヌ協会に謝罪した上、今日中に広告を撤去することを決めた。
川崎で去年1月、エスカレーターが逆走して11人が重軽傷を負った事故で国土交通省が報告書を公表しました。
事故を起こしたエスカレーターのチェーンは不具合が放置され設置からおよそ18年間交換されていませんでした。
今日午前8時半頃、こちら武蔵小杉の駅の中にありますエスカレーターで将棋倒しとなり、今、現場検証が行われています。
去年1月、川崎市の東急武蔵小杉駅で上りエスカレーターが逆走し、転倒した男女11人が重軽傷を負った事故。
原因はエスカレーターを動かす駆動チェーンが切れたことと、チェーンが切断されたときに作動するはずの停止装置が動かなかったためだった。
エスカレーターが突然止まったらどうなるのか?これは2008年に検証した映像。
上りエスカレーターで、速さをデパートなどと同じ設定にして急停止させると、危うく転びそうになった。
予測していないときに突如止まれば大惨事につながりかねない。
あれから1年10カ月。
今日、国土交通省が公表した調査報告書には、ずさんな保守・点検についての分析が記されていた。
報告書によると、エスカレーターを動かすチェーンは、設置当初からおよそ18年間、交換されておらずたるみが発生していたと言う。
さらに、事故5日前緊急停止した際には、保守担当者が適切に調整していなかったと指摘している。
また、2012年、千葉県船橋市のJR西船橋駅でエスカレーターが逆走した事故についても点検が不十分だったことなどが事故の原因と見られるとのこと。
国土交通省は今後、安全装置が正確に作動するかなど2015/11/09(月) 17:50〜18:15
MBS毎日放送
Nスタ ニューズアイ[字]
取材経験豊富な竹内明を中心に、佐古忠彦も新加入。TBSアナウンサー・加藤シルビアらがお届けする大型報道番組。ニュースを速く、深く伝えます。
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番組内容
きょうのニュースを速く深くわかりやすく。徹底取材したVTRに加え、今さら人に聞けないニュースのポイントもわかりやすく解説。政治・経済・事件はもちろん、身近なニュースや生活情報もお伝えします。「Nトク」では全国各地で起きているホットな出来事を徹底的に掘り下げます。
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