ニュースほっと関西▽大阪府知事選挙の争点(1)府と市のあり方〜各候補者の主張は 2015.11.09


こんばんは。
11月9日月曜日ニュースほっと関西です。
では最初のニュースです。
徳島大学病院の医療情報システム業務の発注を巡る汚職事件で判決です。
収賄の罪に問われた大学病院の元部長で慶応大学の元准教授に大阪地方裁判所は職務の公正さなどへの信頼を大きく損ね強い非難を免れないとして執行猶予の付いた有罪を言い渡しました。
徳島大学病院の病院情報センターの元部長で慶応大学環境情報学部の元准教授、、森川富昭被告は病院の医療情報システム業務の発注で兵庫県明石市のコンピューターシステム開発会社ダンテックに便宜を図った見返りに元社長から平成24年1月までの2年間に合わせておよそ300万円を受け取った収賄の罪に問われました。
森川元准教授は起訴された内容を認め検察は懲役2年6か月と追徴金およそ300万円を求刑していました。
判決で大阪地方裁判所の西野吾一裁判長は癒着は長期間にわたり職務の公正さなどへの信頼を大きく損ね強い非難を免れない飲食費などの使いみちにも酌むべき事情はなく責任は軽視できないが勤務先を退職し反省もしているとして懲役2年6か月執行猶予4年追徴金およそ300万円を言い渡しました。
去年8月、京都市で住宅や倉庫などが焼け自治会長の夫婦が死亡した火事で放火などの罪に問われている17歳の少年の裁判員裁判が始まりました。
少年は起訴された内容を認めました。
去年8月、京都市伏見区で住宅や倉庫などが焼け自治会長だった北村正則さんと65歳の妻が死亡した火事では伏見区内に住む17歳の無職の少年が放火や重過失致死などの罪に問われています。
きょう京都地方裁判所で開かれた裁判員裁判の初公判で少年は間違いありませんと述べ起訴された内容を認めました。
事件について検察は家出のストレスなどから友達の家を避けて放火しその後、発覚を恐れて犯行に使った自転車を改造するなどしている真摯な反省の態度が見られず刑事処罰を求めると指摘しました。
これに対し弁護士は少年は事件当時、心神耗弱の状態で責任能力に争いがある医療少年院での保護処分を求めると主張しました。
国の認定を不正に取得した免震装置を製造販売していた東洋ゴム工業、ことし1月から9月までの決算で395億円に上る特別損失を計上したと発表しました。
装置を交換する費用が膨らんだとしています。
大阪市に本社がある東洋ゴム工業はことし3月、国に認定された性能を満たさない免震装置を製造販売していたことが発覚し全国154棟の建物に設置された2900基余りの装置の交換を進めています。
会社は、これまでに装置を交換する工事などの費用として304億円の特別損失を計上するとしていましたがきょう発表した、ことし1月から9月までのグループ全体の決算では費用がさらに膨らんだとして特別損失が395億円に増えたことを明らかにしました。
これに伴って9か月間の決算の最終損益は43億円の赤字に転落しことし12月までの1年間の業績予想も最終的な利益を120億円から50億円に下方修正しました。
東洋ゴム工業は先月、鉄道車両や船の振動を小さくする防振ゴムという装置でも検査データの改ざんなどの不正を行っていたことが明らかになり装置の交換費用などとしてさらに損失を追加する可能性もあるとしています。
東洋ゴム工業は今月12日に臨時株主総会を開き一連の問題の責任を取って辞任する山本卓司社長の後任人事などを決めることにしています。
今月22日に投票が行われる大阪ダブル選挙。
大阪府知事選挙に続いて、きのう大阪市長選挙が告示され論戦が本格化しています。
大阪府知事選挙に立候補したのは届け出順に、ご覧の方々です。
大阪市長選挙に立候補したのは届け出順に、ご覧の方々です。
このうち大阪府知事選挙は告示日翌日の6日から府内の43の市町村に設けられた投票所で期日前投票が行われています。
大阪府選挙管理委員会によりますときのうまでの3日間に期日前投票を済ませた人は府内で4万2742人でした。
これは4年前の前回の選挙の同じ時期に比べて1万7029人多くなっています。
このときの最終的な投票率は52.88%でした。
一方、大阪市内では、きのう告示された大阪市長選挙の期日前投票も、きょうから始まりこのうち中央区役所に設けられた投票所では訪れた有権者が票を投じていました。
期日前投票は今月21日まで行うことができ受け付けは一部を除いて午前8時半から午後8時までです。
スタジオには水野記者です。
今回、維新対非維新という大阪独特の構図となりました。
今何が問われているのか改めて説明してください。
キーワードでいいますと、こちらです。
ポスト橋下さん、そして大阪の政権選択ということになります。
維新の会代表で大阪市長の橋下さんは来月の政界引退を表明しています。
そのあとの大阪の政治行政をどの勢力に委ねるのか大阪の政権選択が最大の焦点です。
これまで橋下さんが大阪政治の中心にいたことは誰もが認めるところなんですが、その実績や手腕については評価が分かれます。
その違いが各陣営の主張の違いになっているんです。
具体的に説明してください。
まず自民側を見てみましょう。
不毛な対立から協調へ、それから、破壊的改革から創造的改革へ。
栗原さんと柳本さんのスローガンです。
要は橋下流の政治手法への批判です。
いわゆる大阪都構想ですとか賛否が分かれるような課題を巡って橋下さんは時に激しいことばで論争相手を批判してきました。
自民党からすれば、いつも敵を作り上げて攻撃する、対立、破壊が橋下さんたちのやり方だということなんです。
しかし知事、市長とも自民党になればこうした手法は取らない。
他党や自治体間で協議を重ねて調整力を発揮して課題を解決する。
なので大阪も自民党中心の政権にして刷新を、と訴えているんです。
一方の維新側は、どうですか。
受けて立つ維新は、こちらです。
過去に戻すか、前に進めるか。
大阪維新セカンドステージへ。
維新の会のマニフェストにあることばです。
要は維新改革の継続と微修正とを意味しています。
維新とすれば補助金の見直しなど利害が衝突するような政策は橋下さんらの突破力で実現できた。
なのに大阪の与野党が入れ代われば改革は後退するというわけです。
一方で橋下さんは自分はミサイルや劇薬のようなもの、やりすぎた面もあったと言っていました。
なので松井さんや吉村さんが手法を微修正する、つまり議会と合意形成を図り都構想でも住民の意見をじっくり聞くというわけなんです。
いわばリニューアルする維新に引き続き改革を担わせてほしいと訴えています。
こうした違いは政治手法だけではなくて個別の政策にも見られるものです。
そこで番組では、きょうから6回シリーズで大阪の選択と題して選挙の争点や大阪の課題などを考えます。
きょうから3日間は知事選挙について来週3日間は市長選についてです。
1回目のきょうは大阪府と大阪市の在り方です。
大阪府と大阪市その在り方は長年の行政課題です。
10年余り前から大阪府と大阪市の権限を見直す議論が活発化。
大阪府は府と市を再編・統合する構想を打ち出しました。
しかし双方の思惑はすれ違いました。
当時のすれ違いの背景にあるのが大阪府と大阪市の主導権争いです。
その象徴ともいえる高層ビル。
府と市が競うように同じ高さにしました。
しかし結局どちらも経営破綻しました。
府と市の役割分担を巡る議論は今も続いています。
同じような研究を行っている機関は統合すべきだという意見が出ています。
一方でそれぞれ役割や強みが違うのでどちらも必要だという意見もあります。
さらに、こうした議論に結論を出すための手段も争点です。
大阪維新の会が掲げるいわゆる大阪都構想を練り直すのか。
自民党の提案で設置された大阪戦略調整会議を生かすのか。
大阪府知事選挙に立候補した3人は、どんな主張を掲げているのでしょうか。
大阪府知事選挙に立候補しているのは届け出順に、ご覧の3人です。
大阪府知事選挙と大阪市長選挙の投票は今月22日に行われ即日開票されます。
ここまで大阪ダブル選挙についてお伝えしました。
次は日本人初の快挙です。
若手音楽家の登竜門、ジュネーブ国際音楽コンクールの作曲部門で兵庫県たつの市出身の薮田翔一さんが優勝しました。
優勝した兵庫県たつの市出身の薮田翔一さんの曲、Billowです。
Billowは大きな波やうねりという意味です。
およそ7分間の曲では細かい旋律で波のようなうねりが2つのバイオリンとビオラ、それにチェロの弦楽四重奏で表現されました。
70回目のジュネーブ国際音楽コンクール。
薮田さんは、その作曲部門で109人の中から最終選考の4人に残り、審査の結果、優勝しました。
作曲部門は新たに設けられた部門で審査が行われるのは今回が2回目。
日本人の優勝は初めてです。
兵庫県たつの市の実家では両親がネット中継で演奏を見守りました。
こんばんは。
スポーツです。
大相撲九州場所は二日目角番の大関豪栄道は豊ノ島と対戦。
勢の一番と合わせて、どうぞ。
豪栄道、苦手の豊ノ島に立ち合いから力強く攻めました。
大関になってまだ2桁勝利がありませんが前に出る相撲で白星を重ねてもらいたいです。
あすは小結の栃ノ心と対戦します。
サッカー女子のなでしこリーグは年間順位を決めるエキサイティングシリーズの最終節が行われ関西勢2チームの順位が決まりました。
スペランツァは来月上旬にホームアンドアウェー方式で行われる予定の入れ替え戦で1部残留を目指します。
スポーツでした。
こんばんは。
気象情報です。
きのうから、きょうにかけて各地、雨が降り、この時間も弱い雨が降っている所があります。
近畿北部では、あすにかけて雨の降りやすい状態が続く見込みです。
中部や南部では、あすは天気、回復へと向かいそうです。
大阪放送局前のイチョウ並木だんだんと黄葉が進んで葉が黄色になってきました。
そんな中、きょうは神戸でイチョウの黄葉の発表がありました。
でもなぜイチョウの葉は緑から黄色に変わるのかというと葉には、もともと緑と黄色の色素両方があります。
そのうち緑が濃く出ているんです。
ただ秋が深まって気温が低くなるにつれ、この緑色の色素が分解されていきます。
そのため黄色が目立つようになるそうです。
2015/11/09(月) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西[字]▽大阪府知事選挙の争点(1)府と市のあり方〜各候補者の主張は

▽大阪府知事選挙の争点(1)府と市のあり方〜行政機構のあり方をめぐる、これまでの政治の動きや論点とともに、各候補者の主張についてインタビューでお伝えします。

詳細情報
番組内容
▽11月5日告示、22日投開票の大阪府知事選挙で争点の1つとなっているのが、府と市のあり方です。行政機構のあり方をめぐる、これまでの政治の動きや論点とともに、各候補者の主張についてインタビューでお伝えします。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理

ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域

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サンプリングレート : 48kHz

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