でも毎日の歯磨きは大変!そんな疑問に答えて頂くのは…今回集まってもらった4組の親子ほとんどの人がむし歯予防といえば「歯磨き」と答えました。
だけど私たちが診ているとどうも…ママたちもびっくり!そもそもどうしてむし歯ができるのか…。
もともと口の中はさまざまな細菌が常にいる状態。
そこに食べ物や飲み物の「糖分」が付着してくるとこの糖分を栄養にしてむし歯菌が巣を作ります。
これが歯こうです。
歯こうの中のむし歯菌は糖を分解して酸を出します。
この酸が歯を溶かしてむし歯になるんです。
歯磨きで歯こうをきれいに取り除けばいいのですが…。
それを皆さんが歯ブラシで取るっていうのは完璧にはなかなかいかなくて長い時間なんてとてもじゃないできないとなったら…そこをちょっと工夫した方が賢いという事でそこの鍵が食べ方にあるという事だと思うんですね。
甘いものをなるべくとらせない。
これは多くの方が気を付けてますよね。
更に味の濃いものをとらせない事も大切なんです。
濃い味に慣れてしまうとより甘いものを欲しがるようになってしまうからです。
でもそれ以上に大切な事があるんだとか。
そのポイントは…だ液が出て口の中にいる糖分とかを洗い流してくれると歯の方はちょっと溶かされなくてホッとしますね。
酸も減ります。
だ液のもう一つの大切な作業は歯をもう一度再石灰化する。
つまり溶けてしまった部分を修復してくれる力があるんですよ。
そうですね。
食べたり飲んだりすると口の中は酸性になりこの状態が続くと歯が溶けてしまいます。
しかしだ液は酸性になった口の中を中和して歯が溶け出すのを防いでくれます。
更にだ液は溶け出したカルシウムなどのミネラルを修復してくれるんです。
でもだ液が効果を発揮するためには時間が必要。
修復している最中に食べたり飲んだりすると口の中がまた酸性に戻ってしまいむし歯になるリスクが増えてしまいます。
ちょくちょく間食したり甘い飲み物を常に飲んでいるとだ液のせっかくの働きが無駄になってしまうんです。
気を付けたいですね。
同じ食べるならまとめて食べよう。
食べるときは食べる食べないときはきっちり食べないというのを分けてあげるっていうのは歯ブラシで悩まなくていい一番簡単な方法かなと。
私たちもお勧めしています。
あとはやっぱり食べるタイミングもあるので眠る前に食べてしまうとやはり唾が寝ちゃうんですね。
だから唾が出ません。
お口の中自動的にきれいにしてくれませんからそこは要注意というところですね。
だから寝る前に食べちゃいけないんだ。
子どもの歯を守るために歯磨きばかり気にしていませんでしたか?まずは食生活を見直して口の中をむし歯にならない環境にしておきましょう。
2015/11/09(月) 19:55〜20:00
NHKEテレ1大阪
まいにちスクスク 子どものむし歯予防(1)「むし歯の原因を作らない」[字]
子育ての気になる情報やお役立ちアイデアをお送りする「まいにちスクスク」!今回のテーマは「むし歯予防」。むし歯の原因や予防法、歯磨きのコツなどをご紹介します!
詳細情報
番組内容
【講師】東京医科歯科大学大学院准教授…宮新美智世,【語り】加納千秋
出演者
【講師】東京医科歯科大学大学院准教授…宮新美智世,【語り】加納千秋
ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
情報/ワイドショー – 健康・医療
福祉 – その他
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