きのう行われたミャンマーの総選挙。
投票所は、興奮に包まれました。
開票結果の発表はほとんど進んでいませんが、アウン・サン・スー・チー氏率いる野党NLDの幹部は、独自集計の結果として、全国で70%以上の議席を獲得したと述べ、政権交代に自信を示しました。
一方、与党USDPの幹部は、われわれは敗れたと述べ、敗北したことを認めました。
スー・チー氏はきょう午後。
経済発展の可能性の大きさから、アジア最後のフロンティアとも呼ばれるミャンマー。
進出した日本企業も、この国がどう変わっていくのか、関心を持って見つめています。
総選挙に沸くミャンマー。
現地からの最新情報です。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
大きな注目を集めているミャンマーの総選挙。
アウン・サン・スー・チー氏率いる野党NLDが、政権交代に必要な議席を確保するかどうかが焦点ですが、その開票の状況が、徐々に明らかになってきています。
最大都市ヤンゴンには河野キャスターがいます。
河野さん。
こんばんは。
今私がいるのは、ヤンゴンの中心部です。
アウン・サン・スー・チーさんが率いる野党NLDの事務所が見下ろせる建物にいます。
私の後ろ、見えるでしょうか。
事務所の前はNLDの支持者、大勢集まって、これ、身動きが取れないほどです。
今は静かな音楽なんですが、先ほどまですごい音楽がかかっていて、私ものどが潰れてしまうほどだったんですけれども、集まった人たちですね、電光掲示板に映される開票状況についての映像を見て、優勢が伝えられるたびにすごい大きな歓声を上げて喜んでいます。
公式発表はまだ一部だけなんですけども、野党NLDの幹部である選挙対策の責任者は、きょう、NHKのインタビューに応じまして、独自集計の結果として、全国で70%以上の議席を獲得したと、すでに政権獲得に十分な数の議席を確保できたと考えているというふうに述べています。
今回の選挙の最大の焦点、野党NLDが、政権交代に必要な議会の過半数を獲得するところまで、議席を伸ばすかどうかです。
こちらは、改選前のミャンマー議会の議席数を示したものなんですけれども、ミャンマーでは議席の4分の1を軍人が占めるということが、憲法で決まっています。
今回は残りの498議席について、改選を争いました。
改選前は、この軍人と、軍事政権の流れをくむ与党が、全体の7割近くを占めていました。
今回の選挙では、スー・チー氏率いるNLDの優勢が伝えられていますけれども、政権交代を実現するには、過半数の333議席に達する必要があります。
野党NLDの幹部は、この政権交代に自信を示しているんです。
ミャンマーの選挙管理委員会はきょうから開票結果の発表を始めていますが、最終的な結果の確定には、2、3週間かかる可能性があるとしています。
スー・チー氏率いる野党は、変化を求める人たちの支持を集めてきました。
一方で、ミャンマーの人たち自身も、今回の選挙によって、大きく変わろうとしています。
NLDの本部の前です。
すごい数の支持者が集まっています。
音楽に合わせて、NLDの赤い旗を振って、まるでコンサート会場のようです。
実に55年ぶりに、自由で公平な選挙が行われたことへの喜びがあふれていました。
自分たちの手で、祖国に変革をもたらそうと訴えたスー・チー氏。
その訴えに応えるかのように、人々は、次々と投票所に足を運び、1票を投じたのです。
誇らしげに見せてくれたのは、投票したことを示すインクのついた指でした。
軍事政権当時は市民への弾圧が激しさを増し、言論の自由も認められなかったミャンマー。
今回の選挙では、市民の政治参加が一気に進みました。
地元の報道機関が力を入れたのが、インターネットでの発信です。
急速に普及するインターネットを使って、一般市民から選挙の不正に関する情報を集めています。
こうした市民による監視が、公正な選挙の実現に一役買ったといいます。
選挙を通じて祖国を変えようという訴えは、ミャンマーの国外にいる人にまで広がっていました。
シンガポールの船会社で働くこちらの男性。
今回、投票のためだけに仕事を休んで帰国しました。
1年の大半を海外で暮らす中、ミャンマーの民主化の遅れを実感。
国を離れた多くの人たちが、選挙のために帰国しているといいます。
候補者たちは、民主化に対する国民の思いをどのように受け止めたのか。
当選確実となったジン・マー・アウン氏。
将来は、スー・チー氏の後継者とも目される存在です。
河野さん、今のリポート、そしてそちらの現場からも、民主化への熱気が伝わってきます。
スー・チー氏に国を率いてほしいという期待、大きいようですね。
しかし、仮にスー・チー氏が選挙で圧勝したとしても、実は大統領になれるわけではないんです。
最大の壁が、こちらです。
これは軍事政権時代の2008年に作られた、ミャンマーの憲法なんですが、外国籍の配偶者や子どもがいる人物の大統領への就任を禁じています。
これは事実上、イギリス国籍の息子がいるスー・チー氏が大統領になるのを阻止するねらいがあったとされています。
ただ、スー・チー氏自身は、自分は大統領以上の存在になるとしまして、みずから国を主導する強い意欲を示しています。
そして今回の選挙によるミャンマーの変化ですが、日本にとっては、どんな影響が考えられるんでしょうか。
仮にNLDが政権を取った場合ですが、スー・チー氏が経済政策や外交面で、どのような政策を進めていくのかは、まだ不透明です。
ミャンマーは賃金が安くて労働力が豊富なことと、市場の大きさを背景に、アジアの最後のフロンティアとも呼ばれてきました。
進出した日本企業の中には、今回の選挙で政権が交代することも見据えて、新たな対応を始めるところも出てきています。
選挙戦のさなか、ヤンゴンでは、45の企業と団体が参加して、日本製品の見本市が開かれていました。
ああこれ、こんなのまでありますよ。
政権交代への期待がある一方で、懸念の声も。
ミャンマーで働く駐在員に、話を聞くと。
4年前の民政移管以降、日本は官民を挙げて、ミャンマーとの経済協力に力を入れ、3600億円以上の政府開発援助を行ってきました。
人口およそ5100万の市場としての魅力。
さらに中国やインドと接し、地理的に重要だという点もあるからです。
そうした中、今後、政権を主導する可能性もあるスー・チー氏。
どんな経済政策を打ち出すか未知数で、不安を感じる企業は少なくないといいます。
どうも、ニュースウオッチ9、河野です。
紳士用ズボンを生産する日系企業です。
11年前、賃金の安さと豊富な労働力に注目し、進出しました。
しかし、4年前の市場開放以降、賃金が3倍に。
ことし2月には、賃上げ要求のストライキも初めて起きました。
さらにスー・チー氏の党のマニフェストには、労働者の権利の充実が強調されていて、今後、賃金が上昇する可能性もあると見ています。
実際、従業員に話を聞いてみると。
会社では今後、職場環境や生産効率を改善することで、対応していくということです。
大きな変化を迎えつつあるミャンマー。
今後、どうなるのでしょうか。
専門家は。
その上で、日本企業ならではの対応が鍵を握ると見ています。
競争は厳しいけれど、日本にとっても大きな可能性があるというミャンマーですが、河野さん、今回取材して、この国の今後の行方、どのように見ていますか?
まずは選挙後に残るわだかまりを癒やせるかどうかだと思います。
スー・チー氏はかねてから、国民和解の大切さを訴えてきています。
仮に政権を担った場合、大胆な変革を求める若い支持者の声に応えながらも、一方で、軍などとの協調も模索して、新たな国家再生に導くことができるかどうか、これが鍵になってくると思います。
その際に、注目したいのが、日本の役割です。
日本は欧米による経済制裁の時代であっても、各国と一線を画して、ミャンマーへの支援を続けてきました。
そうした長年の経験や蓄積を生かして、経済だけでなく、政治面でも国民和解の国家再生に関わっていけるかどうか、欧米各国や中国が、さらにミャンマーへの関心を強める中で、日本にとっても、重要な戦略だと思います。
ミャンマーから河野キャスターでした。
現地からの中継で、一部、音声が聞き取りづらいところがありました。
失礼いたしました。
次は、プロ野球・巨人の選手が、野球賭博をしていた問題です。
球団は、賭博を行っていた3人の選手との契約を解除する方針を決めました。
また原沢敦球団代表が、問題の責任をとってきょう付けで辞任しました。
巨人の福田聡志投手、笠原将生投手、松本竜也投手の3人が野球賭博を行っていた問題。
球団はきょう、3人との契約を解除する方針を発表しました。
プロ野球のコミッショナーが、野球協約に基づく最終的な処分を行うのを待って、正式に解除するということです。
この問題で、球団が選手やコーチなどから聞き取り調査を行った結果、3人以外に、野球賭博や野球賭博常習者との交際は確認されませんでしたが、チームメートどうしで頻繁に金銭を賭けて、マージャンやトランプを楽しんでいる実態などが明らかになったということです。
さらに笠原投手は去年4月、知人と共にバカラ賭博を行い、球団側が二度と行わないよう、誓約させていたことも明らかにしました。
こうした行為は、少なくとも数年前から行われていて、球団では、賭け事に対する認識を鈍らせる土壌となっていたと認識し、関わった一部の選手には厳重注意を行ったということです。
また問題の責任をとって、原沢敦球団代表がきょう付けで辞任しました。
原沢球団代表は、選手を適切に指導監督できなかった責任を痛切に感じています。
また、かつての黒い霧事件を振り払うための半世紀にわたる多くの方々の努力を汚してしまい、大変申し訳なく思っていますとコメントしています。
一方、NPB・日本野球機構は、臨時の実行委員会を開き、各球団に対して検討している再発防止策を説明しました。
この中では、野球賭博を禁じている野球協約についての研修を充実させることや、選手どうしで野球に関して金銭授受を伴う賭け事を禁止することなどが挙げられました。
出席者から異論はなかったということで、再発防止策に3人の選手の処分案などを加えた最終報告が、近くコミッショナーに提出される見通しです。
偽装は10年以上前から行われていたと見られます。
東日本で販売された有機肥料の成分が偽装されていた問題。
きょう、秋田市のメーカーの社長が記者会見を開き、謝罪しました。
問題の肥料を製造していた太平物産の佐々木勝美社長。
問題の発覚後、初めて記者会見を開きました。
大半の製品で有機質の原料の割合を表示よりも減らすなどして、成分を偽装していた太平物産。
年間およそ4万トンの肥料が、JA全農・全国農業協同組合連合会を通じて、東日本の11の県で販売されていました。
佐々木社長は、4つの工場すべてで有機質の量を少なくした製造指示書が作成されていたとしたうえで、偽装の実態をこう明らかにしました。
偽装は各工場の判断だとした佐々木社長。
自身の責任を問われると。
その太平物産の工場では、農林水産省が担当者を派遣して、立ち入り検査を行っています。
問題の678種類の肥料について、肥料取締法に定められた表示と分量に違反していないかなどを調べています。
今回の問題に憤っている農家がいます。
秋田県大潟村のコメ農家、今野諭さんです。
太平物産の肥料は使っていませんでしたが、村の一部の農家が使っていた影響で、一緒に出荷した自分のコメが特別栽培のコメとして販売できない見通しになったのです。
大潟村は、化学肥料を使わない有機米の全国有数の産地として知られています。
有機栽培を始めたのは昭和60年ごろ。
農薬の代わりにアイガモを使って害虫を駆除するなどして、付加価値を高め、コメの価格が低迷する中でも、高値で販売されてきました。
しかし、今回の偽装で、有機栽培への信用が揺らぎかねないといいます。
今野さんは、問題の肥料をまいた農地は今後も使えるのか、消費者の信頼は回復できるのか、不透明な点が多いと心配しています。
販売店や消費者はどう感じているのでしょうか。
全国各地の有機野菜など、およそ2000種類の商品を扱う自然食品の店です。
店が調べたところ、問題の肥料を使った野菜はありませんでした。
来店客は、食品選びには気を遣っているといいます。
店によりますと、一部の加工食品では、製造元が問題の肥料を使って栽培していないかどうか調査するため、出荷が止まっているということです。
長期間にわたって行われていたと見られる肥料の偽装。
農林水産省は、立ち入り検査で太平物産の違反が確認されれば、改善を求める指導などの対応を取ることにしています。
1年で見直しとなります。
大手企業の採用面接の解禁時期について、経団連の榊原会長は、来年は今の8月から6月に前倒しする方針を正式に表明しました。
来年卒業する学生を対象にした就職説明会です。
11月に入った今も各地で行われています。
参加する企業や学生から、口々に聞かれるのは、就職活動の長期化です。
ソフトウエアの開発などを行っているこちらの中小企業。
例年夏には、採用する人数をほぼ固めていましたが。
こうした中、きょう経団連が今の指針について、就職活動の長期化を避けるため、来年6月に前倒しする方針を正式に表明しました。
その上で、今後、大学などとの調整を急ぎ、今月中にも正式に決定したいとしています。
8月の面接解禁。
きっかけは、おととしの政府からの要請でした。
大学生らに学業に専念してもらおうと、それまでの4月から8月に遅らせるという、安倍総理大臣の要請。
これを経団連など経済3団体は受け入れました。
しかし、実際に採用活動が始まると、学生からは、8月に行うはずだった卒業研究に手がつかず、かえって学業に支障が出ているといった意見も聞かれました。
また、企業が内定を出した学生に、就職活動をやめるよう強要する、オワハラなどが問題に。
さらに、大手企業が採用面接解禁より前に、事実上の選考を始めたという指摘もあります。
経団連の方針見直し。
企業からは。
一方、就職活動を来年に控えた大学3年生からは、戸惑いの声も。
学生の就職支援に当たる大学の担当者は、今回の経団連の方針変更について。
全国の大学などで作る就職問題懇談会は、6月は授業期間の真っ最中であり、学生にとって学習時間の確保が一層困難になるおそれがあるというコメントを出し、経団連と十分に意見交換を行いたいとしています。
この、ことしの8月の面接解禁。
学生、企業の双方にメリットが少なかったといえそうですね。
この就職活動は、若者の将来を左右するといってもいいくらい、重要なものです。
見直す以上は、学生の混乱や学業への影響が少しでも解消されるようにしてほしいと思います。
次は、NHKの世論調査です。
安倍内閣を支持すると答えた人は、先月より4ポイント上がって47%、支持しないと答えた人は、1ポイント下がって39%でした。
NHKは、今月6日から3日間、ご覧の方法で世論調査を行いました。
まず、安倍内閣の支持率です。
続いてトゥデーズウオッチ。
きょうは小西アナウンサーです。
日本大学の名誉教授が、指定暴力団山口組の元幹部から、海外での投資に充てる資金として2000万円を借り、今も返済していないことが、NHKの取材で分かりました。
これは山口組のナンバー3だった元暴力団組長が、さいたま地裁越谷支部に起こした民事裁判で明らかになりました。
NHKが入手した裁判記録です。
日本大学の77歳の名誉教授は去年8月、元組長側の証人として出廷し、10年ほど前、当時現役だった元組長から、2000万円を借りたと証言していました。
名誉教授は取材に対し、これまで返済を求められていないので借りたままだが、そのうち返すつもりだ。
反社会的勢力だからすべてが悪いというのはおかしいと思うと説明しています。
日本大学は緊急の記者会見で。
また民事裁判で、名誉教授が裁判所に提出したメモからは、元組長とスポーツ関係者との関係も明らかに。
平成20年5月、名誉教授が当時現役だった組長と会食した際に、JOC・日本オリンピック委員会の当時の役員も、別の用件で面会していたことを示す記述がありました。
JOCの元役員は、指導しているスポーツ選手が繁華街で、暴力団員とトラブルになるのを避けるためあいさつに行った。
それ以来、元組長とは会っていないと説明しています。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの温室効果ガスの平均濃度が、去年も上昇を続け、観測史上、最も高かったと、WMO・世界気象機関が発表しました。
公表された解析結果です。
地球温暖化に大きな影響を与える二酸化炭素の去年の世界の平均濃度は、397.7ppmと、おととしより1.9ppm高くなりました。
世界各地で観測を始めた1984年以降、上昇を続け、これまでで最も高くなっています。
失敗からちょうど5年。
日本の金星探査機あかつきは、来月7日、再び金星を回る軌道を目指すことになりました。
平成22年に打ち上げられた金星探査機あかつきは、メインエンジンの噴射中にトラブルが起きて、金星を回る軌道に入ることに失敗しました。
それからちょうど5年となる来月7日に、再び金星を回る軌道を目指して、エンジンの噴射に挑戦することになりました。
探査機が金星を回る軌道に入ったかどうかが分かるのは、エンジンを噴射した2日後になるということです。
北朝鮮の朝鮮中央テレビはきのう、軍の高官が死去したことに伴い国家葬儀委員会の名簿について伝えました。
北朝鮮指導部のメンバーが名を連ねる中、キム第1書記の側近である、朝鮮労働党のチェ・リョンヘ書記の名前は、底にはありませんでした。
韓国統一省の報道官は、前例に照らし合わせれば異例だ。
さまざまな可能性を念頭に確認していると述べ、慎重に分析する考えを示しました。
次は、学生がアルバイト先で不当に働かされる、いわゆるブラックバイトの問題についてです。
厚生労働省が初めて行った実態調査の結果がきょう、公表され、6割の学生が、なんらかのトラブルを経験するなど、問題が広がっていることが明らかになりました。
都内の個別指導塾で講師をしているという3年生の女子大学生。
賃金の未払いに悩んでいるといいます。
さらに、急な勤務の変更も。
先生が足りないというのでシフトにどんどん入ってくれというのを頼まれてしまって、そうなると、本当にテスト勉強をする時間がなくて、単位を落としてしまったりだとか。
学生の手帳によりますと、この日は夕方6時半ごろから、夜10時前までの3時間余りの勤務で、受け取った給料はおよそ2000円。
時間当たり600円余りで、最低賃金を下回るといいます。
また、塾からはアルバイトを始める際、欠勤は原則認められないという書類を手渡されているといいます。
この女子大学生は、大学院に進学する学費を稼ぐため、アルバイトを続けたいとしています。
学生アルバイトの相談に乗っている団体の事務所です。
今、さまざまな相談が寄せられているといいます。
首都圏の大学生などが去年8月に結成した労働組合、ブラックバイトユニオンです。
寄せられた相談は、これまでに800件に上ります。
どういう相談が多いですか?
さらに、自爆営業と呼ばれる事例も相次いでいるといいます。
店でクリスマスケーキや恵方巻きなどの商品が余ったとき、学生が買い取らされるというのです。
ブラックバイトが広がる背景には、何があるのでしょうか。
専門家は。
ニュースを続けます。
車道には、このようなコンクリートの塊が置かれていたということです。
警察が、殺人の疑いで捜査しています。
先月23日、大阪・住之江区の道路で、無職の中山貢治さんが乗っていたオートバイが、車道に置かれていたコンクリートの塊に衝突。
中山さんは頭を強く打ち、おととい死亡しました。
警察によりますと、コンクリートの塊は重さがおよそ16キロ、標識などを立てる際に、土台に使われるものだということで、警察は、何者かが歩道にあったコンクリートの塊を故意に車道に移したと見て、殺人の疑いで捜査しています。
続いて気象情報です。
井田さん、きょうは一日、どんよりとした空もようでしたね。
そうでした。
きょうは雨の所が多くなったんですね。
雨にぬれた紅葉も、一層、鮮やかに見えます。
朝から雨が降ったりやんだりした、岡山市です。
モミジバフウの葉が赤く色づいて、今、見頃となっています。
けさの最低気温は18度6分と、平年のこの時期と比べて9度ほど高い、9月下旬並みの暖かさとなりました。
落ち葉を拾っている人の姿も見えますね。
この時間の雨の様子を見ていきましょう。
九州から北日本にかけて雨の降っている所があります。
このあと、あすにかけての雨の予想です。
このあと、あしたの朝7時、通勤・通学の時間帯も、九州から北日本にかけて、雨の所が、ところどころありそうです。
北海道、内陸や標高の高い所では雪でしょう。
そしてあすの日中は、関東から北日本にかけて雨が降ったりやんだりする所が多くなりそうです。
北海道では雪の続く所もありそうです。
ではその理由を、天気図で見ていきましょう。
きょう雨を降らせている低気圧や前線は、海上へと離れていく見通しです。
あすは西日本を中心に晴れ間の広がる所もありますが、湿った空気が流れ込んで、あすも関東から北日本では、雨が降ったりやんだりする所が多くなりそうです。
北海道では寒気が流れ込みまして、内陸や標高の高い所では雪の所があるでしょう。
では、気温の変化を見ていきます。
まずは朝です。
けさは暖かい朝となりました。
あすもけさよりは低い所がありますが、この時期としては高いです。
北海道の氷点下の範囲も狭いでしょう。
そして日中は、北海道ではほとんど上がりません。
1桁という所が多くなりそうです。
そして夜は、全国的に朝よりも夜のほうが冷えそうなんですね。
東日本から西日本にかけても内陸は水色で、10度を下回る所がありそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
男って感じで。
スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
大相撲です。
九州場所2日目は、波乱が相次ぎました。
主役は、今場所、小結に復帰した嘉風です。
大砂嵐が金星を挙げた相撲と二番続けてどうぞ。
33歳の嘉風。
先場所2横綱、2大関を破り、きのうも横綱・鶴竜に勝って絶好調です。
大関・稀勢の里とは2勝11敗。
先場所も勝てませんでした。
中に入る、左で振る。
左の押っつけ。
嘉風の勝ち。
土俵際、逆転。
鶴竜に続いて、大関・稀勢の里も破りました。
いやー、すごいですね、この勢いは。
前頭筆頭の大砂嵐は、初の三役を狙う場所。
きょうは横綱の日馬富士に挑みました。
大砂嵐が、先に左の上手。
横綱の速い攻めを警戒していた大砂嵐。
立ち合いから、左上手を狙っていました。
横綱の動きを止めて、チャンスをうかがいます。
最後は上手から振り、力で寄り切りました。
作戦どおりの取り口で、通算3つ目の金星です。
嘉風は、先場所に続く活躍。
あすは大関・琴奨菊に挑みます。
それでは、中入り後の勝敗です。
新入幕の御嶽海は2日連続で三役経験者に勝ちました。
さあ、注目の新入幕、御嶽海。
その相手は実力者の高安です。
かち上げていきました。
のど輪で押す、一気に突き、押し出しました。
御嶽海、すばらしい相撲です。
返り入幕の松鳳山が2連勝。
先場所11勝を挙げた勢も、2連勝と好スタートです。
大関・照ノ富士も、2日目で土が付きました。
横綱・白鵬は、危なげなく2連勝です。
プロ野球・ソフトバンクの松田宣浩選手が、大リーグへの挑戦を視野に、FAの権利を行使することを発表しました。
プロ10年目の松田選手。
ことし、海外を含めたFA権を取得し、権利を行使することになりました。
今シーズンは143試合すべてに出場。
主に6番サードとして、2年連続の日本一に貢献しました。
松田選手は、自分がメジャーでプレーできる可能性があるかを探ってみたいと話しています。
中日の高橋聡文投手。
きょう、国内FA権を行使する手続きを行いました。
左の中継ぎとして、平成22年のリーグ優勝などに貢献しましたが、14年目の今シーズンは、3勝3敗の成績でした。
高橋投手は、自分の評価について、ほかのチームの話も聞いてみたいとしています。
一方、ソフトバンクの攝津投手。
FA権を行使せず、3年契約を結びました。
5年連続で2桁勝利を挙げている攝津投手。
年俸は推定で総額12億円で、出来高を加えた内容です。
7人制ラグビーです。
来年のリオデジャネイロオリンピックの出場を決めた、男子の日本代表が先ほど帰国し、喜びを語りました。
オリンピックの切符をつかんだ日本代表の選手たち。
なごやかな表情で帰国しました。
日本の男子は、アジア予選で全勝し、圧倒的な強さを見せました。
振り切った、振り切った。
トライ。
レメキ、レメキ、入った、抜けた、日本、リオデジャネイロオリンピック出場決定!
オリンピック出場で注目が高まる、7人制ラグビー。
選手たちの目は、早くも来年に向いています。
日本が得点を許したのは、決勝の香港戦だけなんですね。
オリンピックに向けて、力強いスタートとなりました。
また同時に行われた女子のアジア予選、こちらも日本が優勝しています。
ただ、女子のリオの出場権は、今月28日からの東京大会との合計ポイントで決まります。
さあ、4年後に開かれるラグビーワールドカップ日本大会。
来日しているラグビーの国際競技団体、ワールドラグビーの会長は、すばらしい大会になると、期待を示しました。
きょう来日したワールドラグビーのラパセ会長。
ワールドカップイングランド大会について、世界中で新しいファンを獲得できたと振り返るとともに、大会で活躍した日本代表を高く評価しました。
ラグビーの強豪国以外で初めて開催される4年後の日本大会については。
2019年に開催される日本大会は、東京や横浜など、12の都市で、48試合が行われます。
社会人野球の日本選手権。
決勝では日本生命とホンダが対戦しました。
決勝は白熱した投手戦。
同点の8回、ホンダは西銘。
2アウト1塁2塁の場面。
チェンジかと思われましたが、ミスでチャンスが広がります。
9番山崎。
押し出しのフォアボール。
ホンダが勝ち越し点をもぎ取ります。
追う日本生命は9回、いわした。
1アウト1塁3塁から。
食らいつき、土壇場で同点のタイムリーヒット。
さらに満塁と攻め、2番ふくとみ。
脅威の粘りでサヨナラ勝ちの日本生命。
都市対抗野球に続いて頂点に立ち、史上3チーム目の2大タイトル制覇です。
2015/11/09(月) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽ミャンマー政権交代か 河野キャスターが現地から最新情報[二][字]
スー・チー氏悲願のミャンマー政権交代か 河野キャスターが現地から中継で最新情報▽大手企業の採用面接解禁前倒しを正式表明▽“信頼失墜”有機肥料偽装問題の波紋広がる
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース
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