ひるブラ「ぶらり☆東京下町クルージング!」 2015.11.10


ここは神田川です。
今日は私小林幸子が東京下町の川ツアーにご案内したいと思いま〜す。
(一同)よろしくお願いします。
東京はその昔水路が張り巡らされた水の都でした。
今日は船の上から東京の魅力を再発見しま〜す!
下町の運河には驚きの仕掛けが!
「春雨じゃないけどぬれていこう」。
・「日本橋七つ立ち」
江戸情緒が楽しめる隠れたスポットも発見!
これはカキ?
旬の味覚に舌鼓!川から見なきゃ分からない東京の面白さをたっぷり味わって頂きますよ!
遊覧船に乗ってぶらり旅。
まずは秋葉原からスタート!
これいいわ!すてきすてき!万世橋駅ってね昔の中央快速の終点でもあるし出発点でもあったっていうね。
ここでお茶とかできるんですよ。
これいいわ〜。
これいろんなものが見直されますね我々ね。
そこそこ東京に住んでるのにね。
ねえ!私…50年住んでるんですよデビューしてから。
もう半世紀ですからね。
ええ。
じゃあこの川も10代…10歳ぐらいでしたっけ?10歳です。
年が分かっちゃった!あら!あらやだ!あらあら!ピー!あっもう終わってからピーはないですね。
どうもすみません。
そうなのよ。
今東京では川や運河を船で巡る遊覧クルーズが人気急上昇中!
幸子さん面白い所お願いしま〜す!
峰さん実はかなり珍しい体験ができる場所があるんですよ。
そうなんですか。
私結構いろんな体験してきてるんですけど。
もう間もなく見えてくる…。
見えてきます。
あら?あ!ほら!ほら!ほら!あっ丸ノ内線だこれ!地下鉄の下をくぐるんですね。
いいタイミングでよかった!最高でしょ?さすが幸ちゃん!呼んだんです今。
呼んだんだ?ええテレパシーで。
うわうわうわうわ!すごいでしょ。
地下鉄の下ですよ。
地下鉄の下…地下地下ですね。
地下地下でございます。
しかもね透けてるんでまたタイミングがいいとね通る所も見られる。
へえ〜!いやいやいやいや!何でこうなってるかといいますとそもそも神田川自体ものすごい山を掘って作ったとこなんですよね。
ここも山だったんですって。
それを江戸時代に深〜く深〜く掘ったのでもう地下鉄より地下よりも川が下に来ちゃったという。
そういう現象でこうなったんですよね。
いやそうですか。
勉強になります。
(一同)お〜!ああまた今度うわっ!ちょっと!地下鉄の車両の下から見るってなかなかないですよ。
サービスいいですね。
いやいいですよ。
ラッキーですね今日。
両方見えちゃいましたからね。
いや〜いいわ!びっくりした〜!こういう発見ポイントがねあるんですよね。
あるんですね。
続けて神田川の名物といえばこちらです!この橋!聖橋です。
立派だわ〜!何かこの円がすごいですよね。
ここまで円くしたかというぐらい円くなってますよ。
夜になるとライトアップされてきれいなんです。
ほら。
これがこれ?これがこれ。
あれがこれ。
これ上下逆にしても成立しそうですね。
ちょっと待って下さい。
え〜?ほら。
本当。
ねえ。
風がなくて水面がね鏡のようになっているとこんな美しさになる。
本当これ真ん丸になるんだ。
きれいですね。
これはあれですね完全にね川から見せたい景色なんだろうね。
カップルで見たいですよね。
ここからガラッと変わって江戸情緒たっぷりのエリアに突入。
やって来たのは神田川の下流浅草橋です
さあちょっとにぎやかな感じになってきましたね。
いいじゃないですか何か。
いい感じですよ。
屋形船が。
いや〜いいですね。
これ夜になると皆さん夕方ぐらいから三々五々出かけるという。
ちょうちんがね。
いいですね。
何か一節やってくれたりすんのかな?・「浮いた浮いたと浜町河岸に」よっ!お金取るよ?ハハハ…!いいねえ。
いいな。
今のすごいいいな。
いやいやいや…。
・「泣いて別れたすみだ川」ねっこういう感じですね。
はい。

(三味線)これまた…あれ?ちょっと!三味の音!三味の音ですよ!すごい。
いやびっくりした。
いやいやいやいやいや…。
え〜?いやちょっと。
ねえさんちょっと粋な場所へ来ちゃったじゃないですか!だからご案内すると申し上げたじゃございませんか!峰さんここね実はつくだ煮屋さんでしてねこの川下りする皆さんにこうやって江戸の情緒をまた味わってもらいたいと。
ここでねお買い物もできるそういうつくだ煮屋さんです。
あ〜行きたいです行きたいです。
今ご主人の秋元治さん。
いらっしゃいませ。
どうも。
4代目でいらっしゃいます。
粋なもんだ!実にどうも。
今月から始まった寒い時期限定のつくだ煮があるんだそうです
ちょっといい香りがしてます。
すごくいい香りする!しょうゆの香ばしいね甘〜い感じがね。
じゃあお邪魔します。
峰さんちょっと見て見て!うわっこれ!これはカキ?はい。
うわ〜!すごい!やっぱり今カキがおいしい時期なんですか?
(秋元)そうですね。
うちは冬場しかやらないんですね。
いいですね。
(秋元)本当のおいしい時期だけ。
アナゴは今朝まで生きてた江戸前の。
東京湾で取れた。
江戸前!いやもうさすがですよ!大きさもちょうどいいあれですね…そんなに大きくなくっていう感じですもんね。
やっぱりそろえてないと。
何?この香り。
うわ〜。
味付けはしょうゆにみりん砂糖だけ。
食材のうまみを生かしたこの一品。
昔からファンが多いんです。
このつくだ煮もともとはご近所にたくさん料亭があった事から始まったんだそうです
実はこれちょっとご覧になって頂いて。
これ昭和36年のこの柳橋なんですね。
うちのおやじがビルの屋上から撮ったんですけど。
この当時はこういう小さい木の舟で昼間はハゼ釣りとか…沖に行ってるんですけど夕方帰ってきますと料亭からお呼びがかかるんですね。
そうするとござを敷いてちょうちんをつけて料亭の桟橋に行きますときれいどころの芸子衆と旦那衆が船に乗り込んで今のカラオケの代わりに小唄だとか端唄をね。
でもうね芸子衆はあのね…。
そこでうちの先代が柳橋の料亭のお土産としてこのつくだ煮を卸し始めたのが始まりなんです。
そうそうこの辺だってずっと料亭ですもんね。
カキなんかは11月から3月の本当のおいしい時だけですね。
ぜいたくですもんねそういう意味でね。
でもちょうどそのいい時期に我々も食べないっていうのもなんですからね。
香りに誘われて来ちゃいましたからね。
そう。
どうぞどうぞこちらへ。
「ひるブラ」見て下さ〜い!どうもすいませんでした。
出ました出ました。
うわっすてき!こちらがカキとアナゴですね。
今が旬のね。
この照り!うわっいいね〜。
お握りもいいぐらいのサイズでね。
ありがとうございます。
これは娘が握ったお握り。
今朝握ってきました。
まあかわいらしい娘さん。
ありがとうございます。
娘握り頂きますねこれ。
これ持ちながら…持ちながら食べる…。
こっちがカキですね。
こっちがアナゴ。
分かりました。
じゃあカキからいいですか?先にお嬢さんお握りの前にこれ頂いちゃいます。
カキ頂きます。
どう?しっとりですね…この身が。
カキ!で…うわっ!何?これ。
何?これ。
ねえ…何?これ。
最高ですね!ちょっとこの苦みが軽〜く薄〜くあるのがまたこれいいですね。
つくだ煮っていう昔は冷蔵庫がない時代に保存食として考えられたのでしっかりと煮ないと…。
1か月もつようにうちはしっかりと煮てますね。
ですから要冷蔵はしなくて常温で大丈夫なんです。
常温で?はい。
もともとそういうもんなんだ?そのためにつくだ煮にしたんですもんね。
そうですよね。
こっちがアナゴ。
これいいわアナゴ。
ごはん止まらないんじゃないですか?うん!うん!最高ですねこれ!今まで食べたつくだ煮でこんなおいしいの食べたの初めて!よろしいですね?いきま〜す。
いきますよいきますよ。
入ってる?入ってる入ってる…。
一番いい笑顔お願いします。
は〜い!あ〜!オーケー!オーケーオーケー。
船を東に向けやって来たのは東京・江東区を流れる小名木川
あ〜おとうさん!どうも!いいお天気ですね。
今日は洗濯物を干すのにもう最高ですね!ねえみんな干してるわ。
あれ何ですか?あれ。
突如現れたこの船実は川のゴミを掃除する東京都の清掃船なんです。
日曜以外毎日作業しています
ご苦労さまです。
お疲れさまです。
東京の川は高度成長の時代に汚染が進みゴミやヘドロで生き物が住めない環境でした
その後地道にゴミを集めたり下水処理などが進められ20年前にはアユが戻ってくるまでに回復しました
そして今川はどのくらいきれいか?水辺の環境保護に取り組んでいる中林さんが面白いものを見せてくれました
水をくむんですけど当然濁ってたら上から見ると見えない。
そこで下から水抜いて水位が下がってきた時もし見えたら止めるんですね。
なるほど!止めて例えばここが水位だったら下から30センチ。
上へ行けば行くほど透明度高くて下行けば行くほど濁ってるっていう事になるんですけど。
「今の想像でどのくらい?」って言うんでしょう?そう。
これね…いや結構ねもう…50センチ以上あるんじゃないですか。
あっこっち?どうですか?分かんないです。
真ん中より上ですかね?下ですかね?50センチ…それ以上ありませんからね。
目盛りがないんで…じゃあ私は30センチ。
真ん中?はい。
いいですかじゃあくみます。
一番いいとこくんで下さいよ。
はい。
ほら!あっ!きれいじゃん!きれいだ!上から見てもらえますか?ちょっと待って!幸ちゃんどうよ?見える!きれい!ちょっと峰さん見て見て。
全然見える!すごいきれい!つまりもうこれ今…?今60センチですね。
こんなにきれいなんですね今の。
きれいだきれいだ。
皆さんの努力の結果という事になるんですか?下水を川や海へ流さないようになって大体もう50年ぐらいですねいろんな取り組みをしてやっとこんだけになった。
皆さんの努力のね成果ですよね。
幸ちゃんが新潟から出てきた頃からどんどん汚くなっちゃったのよ。
ごめんなさい私のせいです。
やめて下さいよ。
小名木川は江戸時代に作られた運河なんですよ。
これ運河なんだ。
ねえ峰さん。
ちょっと行きますとね珍しいスポットが出てまいります。
珍しいんですよ。
何かあります?ありますとも。
えへへ。
「えへへ」じゃなくって。
信号は何なんですか?運河といえばどこを思い浮かべます?それはあれですねパナマとスエズですね。
違います?いやいやそのパナマパナマ運河って小学校の頃習いましたよね。
習いましたよ。
そうなんです。
あの同じ仕組みの川なんですねここは。
同じ仕組みって?船が行き来するのに同じ仕組みを伴っているんですがこれもう体験してもらわないと。
ああ!それ体験するの?これから。
それが珍しいスポットなの?そうみたいですね。
そうみたい?アハハハごめんなさい。
そうみたい。
自分でびっくりしちゃった。
え〜!ちょっと停止線とかありますよ。
前扉…。
パナマ運河ってどういう運河?え〜?太平洋とカリブ海を結んでるんですけどここもある地理的条件があって必要な施設なんですね。
これ何かが起きるのかな?扉が開く?開くというか閉まる?さあここで待ちましょう少し。
待つの?これ。
待つの?ここで。
待ちましょう。
待つの?・「私待つわ」ありがとうございます。
ちょっとの時間でもね埋めようという。
歌手のさがでございまして。
さすが幸ちゃん。
やりますよ。
ええええ。
これ水位…。
水位計がね水位のメーターがありますけれどもねあの辺りを注目して頂くといいかもしれません。
操作を開始する?下がるんだ。
下がる。
え〜?下がる。
水位が下がるんです。
下がるんだ。
えっ?向こうが?今入ってきた扉が閉まりましたね。
あっ本当だ。
閉まり始めました。
はいはいはい。
これ2メーターってすごいよね。
そこそこ沈みますね。
まだですまだです。
あれ?水位下がってこない?ほらもう下がってる。
ガンガンガンガン下がってる。
ガンガン下がってますよ。
ほらあの火消しの顔がだんだんちゃんと全部見えるようになってきた。
ほらほら。
ほら。
いやこれは知らなかった。
すごい。
下がってる。
これで1メーター。
だからもっとだ。
これもうかなり下がってますよ。
シュノーケルシュノーケル。
そう。
おかしい。
面白いね。
面白いね。
楽しいねこれ見てるとね。
この地域は地下水のくみ上げなどで地盤沈下が進み昭和40年代までは大雨が降ると何度も浸水の被害に遭っていました
そこで地盤の低いエリアの川からポンプで水をくみ出し水位を下げる事にしました。
水位が高い方から低い方に行く時はまず船が水門の間に入って一旦停止。
水を抜いて水位を下げます。
低い方と同じ水位になったら門が開いて出発できるという仕組みです
あらあら上がってますよほら。
本当。
上がってる。
という事はほぼこれが向こうと同じになったから。
そうだ〜。
これは面白い。
何かシャワーになってますね。
あれね海水につかるので一回一回鉄の扉も水で洗い落としてるっていうのもあるんですよね。
これ洗ってんの?はい。
さびないようにね。
ちょっとちょっとこうしちゃいられない。
みんなみんな用意用意用意。
幸子さん入れて頂いていいですか?じゃあじゃあ。
迫ってる迫ってる。
「主様雨が〜。
春雨じゃ。
春雨じゃないけどぬれていこう」。
ハハハハハハハ。
そこそこぬれましたね皆さんも。
いやいやご苦労さまでございました。
いい男がねいい男が。
はいありがとうございます。
そして船はお江戸の中心日本橋へ。
船だから楽しめる見どころが次々と現れますよ!
あここもまたすごいですよ何層にも!う〜ん都会だな〜。
ねえ都会だ。
都会都会。
うわ〜!うわ〜何かすごいな〜これ!何かすごくリッチな気持ちになったんだけどすごく。
ここは本当に見る事がない方が多いと思いますね。
いやいやいや見ないです見ないです。
江戸橋ジャンクションってあれ首都高速道路では初めての分岐するジャンクションだったんですよね。
そうなんですか!面白いこれ!すごい!あ〜そうかそうか。
ここだもの。
へえ〜!さあ日本橋が見えてきました!あれですか?日本橋。
トントン…。
ねえ日本橋というとあのライオン…ね。
はいはいはい!ライオンのデパートはもう有名で皆さんよくご存じなんです…がですねただ川からしか見えないライオンもいるんです。
ご存じですか?ちょっと本当ですか?いるんですよ。
本当に?こっからしか見えないライオン。
本当川からしか見えないですよ。
ど〜れだ?いやいやいやいや。
ど〜れだ?いや「どれだ?」って…あっ!あれはでも上だもんね。
そう。
ど〜れだ?上のライオンもね知られてます…。
それはね有名ですからね。
川からしか見えないライオン。
え?あれ!あっ!あ〜!あの正面…こっち向いてるライオン?そうです。
橋っていうのはそもそもはね船から見るためにデザインしたそうです。
なるほど。
そうなんだ。
あ〜なるほどね。
うんうんうん。
渡るためじゃなくて本来は船で。
水上から見えるようにデザインが入ってる訳です。
立派な橋ですね。
すてき。
ねえ!う〜ん。
日本橋川を更に進むと歴史好きにはたまらないスポットが
なんとこれね江戸時代の初めの頃のものなんだそうですこれ。
え?これが?はい。
ほほ〜う。
しかもですねよ〜くですね一つ一つ石を見ていくと発見があるんですよね。
発見?水面から1段目2段目ぐらいの石の表面をちょっと見てもらえますか?はい。
あそこにいっぱいマークが描かれてるの見えます?あれそうですか?はい。
あちこち○に×とか…。
あ〜見える見える!四菱だとかはい…。
これ実は幕府に命ぜられて全国の諸大名が石を伊豆半島から運んできてここへ積み上げてるんです。
あまりにも大変な思いをしてるのでみんなやった証しとして紋章を彫り込んでいます。
残したかったんだ。
自分たちはこんなにね…。
そりゃそうだと思う私。
わ〜。
すごいそのまま残ってるんだ!そうなんですね。
あびっくりした。
これも川で見ないと見えない場所ですね。
本当ですね。
峰さんどうですか?川をこうやってねまた都心を見ていると思い出す事ってありますか?いや〜私ねあの〜東京へ来て住んだのが東中野で。
中野…うん。
近くに神田川があったんです。
でちょうど南こうせつさんの「神田川」の頃で。
で川を見たんですけどもね「何だこんな川か」って…。
ハハハハハ。
いやいや田舎の川ってきれいなんですよ。
で僕が来た頃はねちょうど汚くなった頃なんですよ。
だからね今こうやって見ると全然何か臭いもないしそういった意味では逆に東京を見直しましたね。
ええ。
イメージ変わりました?イメージ変わりました。
そして最後はやっぱり隅田川。
スカイツリーが見えてきました!時代とともに姿を変える東京の風景。
船から見るとまた一味違った魅力に出会えますよ
はいそれでは記念写真です。
せ〜のはいポーズ!2015/11/10(火) 12:20〜12:44
NHK総合1・神戸
ひるブラ「ぶらり☆東京下町クルージング!」[字]

東京・下町を流れる川を船に乗ってぶらり旅。東京の魅力を再発見します。清流を取り戻した神田川。首都高の下には意外なものが!普段は見られない下町の風景を満喫します!

詳細情報
番組内容
【ゲスト】小林幸子,【コメンテーター】峰竜太,【司会】藤崎弘士 〜東京都で収録〜
出演者
【ゲスト】小林幸子,【コメンテーター】峰竜太,【司会】藤崎弘士

ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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