た。
こんばんは。
11月10日火曜日ニュースほっと関西です。
では最初のニュースです。
9年前に閉園した奈良市の遊園地、奈良ドリームランド、跡地には当時のアトラクションが残され今や廃虚となっています。
この跡地の公売がきょう行われ大阪の不動産会社が7億3000万円で落札しました。
昭和36年に奈良市に開園した奈良ドリームランドはピーク時には、およそ160万人が訪れましたがほかの遊園地やテーマパークとの競合などで来場者数が落ち込み平成18年に閉園しました。
跡地を管理する会社が固定資産税などを滞納したため奈良市が土地を差し押さえ去年初めて公売にかけました。
しかし世界遺産の東大寺などに近く歴史的風土保全区域などに指定され開発に規制があり去年は入札がありませんでした。
きょう1年ぶりに奈良市がドリームランドの跡地を公売にかけた結果、大阪の不動産会社、SKハウジングが入札し最低入札価格の7億3000万円で落札しました。
SKハウジングは跡地の今後の利用については明らかにしていませんが奈良市は売却に向けた手続きを進める方針で今月17日に正式に売却が決まる見通しです。
関西空港と大阪空港の運営権の売却を巡り新関西空港会社はオリックスとフランスの会社が組む企業連合に優先交渉権を与えると発表しました。
来年4月からの運営の委託先が事実上、決まったことになります。
国が100%出資する新関西空港会社は関西空港と大阪空港を来年の4月から44年間運営する権利を総額2兆2000億円以上で民間に売却する計画で売却先を決める2次審査にはオリックスとフランスの空港運営会社、ヴァンシ・エアポートが組む企業連合だけが進んでいました。
新関西空港会社の安藤圭一社長は記者会見を開きこの企業連合に対し2次審査を通過したとして優先交渉権を与えることを明らかにしました。
2つの空港の運営がオリックスなどに委託されることが事実上決まったことになります。
それでは関西空港支局の加藤記者に聞きます。
運営の委託先がオリックスなどの企業連合に事実上決まりましたね。
総額2兆2000億円に上る大きなプロジェクトにとって大きな節目となりました。
5月の1次審査の時点で参加資格を満たしたのが、この企業連合1つだけだったので計画は順調に進むのかといった懸念の声も聞こえたんですが今回の決定で巨大プロジェクトが大きく前に前進しました。
企業連合は、どのような計画を描いているんですか。
空港の収益は一般に航空機の着陸料などの航空系事業とターミナルビルの店の売り上げなどの商業事業が大きな2つの柱となっていますが、この両方で収益を伸ばすとしています。
まず航空系事業についてはヴァンシ・エアポートのノウハウを生かすとしています。
ヴァンシはヨーロッパやアジアなどで25の空港運営を手がけています。
このネットワークを利用して新たな路線の誘致を進めていくとしています。
またLCCのさらなる拠点化を進めるために関西空港に現在建設中の第3ターミナルに加えて第4ターミナルなども整備していくとしています。
一方、商業事業についてはターミナルビルのレイアウトを変えたり海外で人気のブランドや関西ならではの店舗を誘致するなどして収益の拡大を図ることにしています。
計画では契約の最終年度となる2059年度には2つの空港の利用者を昨年度の実績よりも70%多いおよそ5800万人そして売り上げは60%多いおよそ2500億円にするとしています。
今後、計画はどう進むんでしょうか。
まずオリックスなどは空港運営を担う新しい会社を設立します。
そして来月にも新関西空港会社との間で正式な契約を結ぶことになっています。
新会社による運営は来年4月から始まります。
新しい会社には関西の主要な鉄道会社やメーカーなど30社も出資する予定で関西の財界も支援する予定です。
一時は利用者が低迷していた関西空港ですが、ここにきてアジアからの旅行者の増加で利用者を急激に増やしています。
このタイミングで事業を引き継ぐことになる新会社が民間のノウハウを生かして、さらなる飛躍につなげていけるのかそして40年という長期にわたって安定的な経営ができるのかが、これから問われることになりそうです。
関西空港支局、加藤記者でした。
ここまで関西空港と大阪空港の運営権の売却を巡る動きについてお伝えしました。
京都府に本社がある大手印刷会社佐川印刷の元役員がグループ会社の資金を不正に流用したとしてグループ会社が賠償を求めた裁判です。
京都地方裁判所は5億8000万円の支払いを元役員に命じました。
佐川印刷では財務や経理を担当していた60代の元役員が去年までのおよそ4年間にグループ会社、エスピータックの資金およそ80億円を不正に流用した疑いがあることが会社の調査で分かりました。
エスピータックは、このうちの5億8000万円について元役員に賠償を求め裁判では海外にいるとみられる元役員の所在が分からず訴えに対する答弁書が提出されないまま審理を終えていました。
判決で裁判所は訴えをすべて認め5億8000万円の支払いを元役員に命じました。
この問題で京都地検は元役員がエスピータックの資金4億円をインターネットバンキングを通じて社外の関係者の口座に不正に送金し、だまし取ったとして電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕状を取っていて帰国が確認できしだい逮捕する方針です。
今月22日の投票日に向けて論戦が本格化している大阪ダブル選挙。
番組では6回シリーズで大阪の選択と題して選挙の争点や大阪の課題などを考えます。
2回目のきょうは経済です。
昭和45年に開かれた大阪万博。
大阪に大きな経済効果をもたらしました。
かつては東京をしのぐ経済規模を誇った大阪。
しかし民間の信用調査会社によりますとここ10年で大阪から本社機能を東京などに移した企業は2000社を超えるとされ経済の地盤沈下の動きに歯止めがかかりません。
ことし3月、北陸新幹線が開業し金沢・東京間がおよそ2時間半で結ばれました。
これまで大阪との経済の結び付きが強かったとされる北陸地方ですが新幹線の開業をきっかけに企業が大阪から東京にビジネスの軸足を移す動きが広がっています。
東京への一極集中の動きはこれだけではありません。
2027年に開業する予定のリニア中央新幹線。
東京・名古屋間が最短で40分に短縮されて通勤圏内となりメガシティーともいわれる1つの巨大経済圏が生まれます。
JR東海の計画では大阪まで延伸されるのはそれから待つこと18年。
この間に東京一極集中がさらに加速するのではないかと危惧されているのです。
経済の地盤沈下をどう食い止めるのか。
それは大阪だけでなく関西全体の大きな課題となっています。
大阪府知事選挙に立候補した3人は、どんな主張を掲げているのでしょうか。
大阪府知事選挙に立候補しているのは届け出順に、ご覧の3人です。
仕組みではなく、中身政策が大事です。
まず1つ目は経済の大動脈となる広域交通インフラの整備。
リニア中央新幹線の名古屋同時開業はあらゆる手だてを駆使して答えを出したいと思っています。
そして2つ目はにぎわい作りです。
大阪が東京に負けない歴史、伝統、文化を持っていますのでこれらを駆使してオール大阪での観光戦略に取り組みます。
そして3つ目は中小企業支援策。
大阪の経済を支えてきた中小企業が元気になるような施策をオール大阪府庁で取り組んでいきたいと思っています。
大阪には、これまで僕と橋下市長以前大阪府と大阪市、それぞれ成長戦略というものを2つ作ってたんです。
この大阪のエリアに大阪市と大阪府が、それぞればらばらの成長戦略を作るこれでは大阪の成長は見込めません。
今、一体で成長戦略を作り上げました。
その結果、外国からのお客さんは格段に増えていっております。
このような形で大阪の成長を促していきたいこう思ってます。
私は経済的な波及効果というものを信頼して大胆な投資を行います。
それは、まず教育とか、保育とか、介護とかそういったところに赤字を覚悟で、どっと投資して将来の税収のアップにつなげたいと思います。
そうすることによって大阪は輝いた困っている人を助け弱っている人を助けそういう、すばらしい社会になるのではないかなと思います。
シリーズ、大阪の選択。
3回目のあすは安全・防災です。
続いて、こちら大阪・大東市で介護予防に役立てようと考案された大東元気でまっせ体操です。
きょう、お年寄りなど300人余りが参加して交流会が開かれました。
大東元気でまっせ体操はゆっくりとした動きで、いすに座ったまま、寝たままでもできるのが特徴です。
大東市が75歳以上の人でも気軽にできる体操を目指して理学療法士や作業療法士と考えました。
体操の中では、じゃんけんのグーとパーを繰り返しながら手を前後に突き出します。
脳への血流がよくなり認知症の予防効果も期待できるということです。
大東市では現在、1800人ほどがこの体操に取り組んでいます。
こんばんは。
スポーツです。
まずはプロ野球。
守備の優れた選手に贈られるゴールデン・グラブ賞が発表され阪神から鳥谷敬選手と福留孝介選手の2人が選ばれました。
ショートの鳥谷選手は3年連続4回目の受賞です。
ことしは思うようなプレーができない時期があり受賞は難しいと思っていたので正直、驚いた3年連続で受賞できたのは自信になるが現状に満足することなく今後も頑張りたいとコメントしています。
また外野手の福留選手は9年ぶり5回目の受賞です。
自分の中で欲しいと思っていた賞だったのですごくうれしいこの賞の受賞者として恥じないようにより上を目指して来シーズンも頑張りたいとコメントしています。
大相撲九州場所は三日目、角番の大関豪栄道は3連勝を目指し栃ノ心と対戦。
先場所から好調、勢の一番と合わせてどうぞ。
豪栄道、きょうは前に出ることができず相手に上手を与えてしまいました。
あすは安美錦と対戦します。
そして3連勝の勢は佐田の海と顔を合わせます。
続いて社会人野球日本選手権の決勝。
ことし都市対抗野球で優勝した地元、大阪の日本生命は驚異の粘りで2大タイトル制覇を達成です。
決勝は白熱の投手戦。
日本生命の藤井は同点の8回、ツーアウト満塁のピンチ。
痛恨の押し出し。
終盤に勝ち越し点を許してしまいます。
それでも日本生命は諦めませんでした。
9回、ワンアウトからキャプテンの岩下。
執念の1打で同点土壇場で追いつきます。
流れを引き寄せさらに満塁で福富。
驚異の粘りを見せた日本生命史上3チーム目となる2大タイトル制覇を達成です。
スポーツをお伝えしました。
こんばんは。
気象情報です。
きょうも近畿北部では雨が降りぐずついた天気になりましたがあすは次第に回復する見込みです。
そして、あすは各地、晴れ間が広がりそうです。
きのうの神戸に続いて、きょうは彦根でイチョウの黄葉の発表がありました。
ちなみにイチョウは中国が原産。
その中国ではカモの脚に似ていることから名がつけられ、それが日本でイチョウという名に転じたそうです。
2015/11/10(火) 18:10〜18:30
NHK総合1・神戸
ニュースほっと関西[字]▽大阪府知事選挙の争点(2)経済政策〜各候補者の主張に迫る
▽大阪の経済をいかに活性化させるのか、大阪経済の現状や課題などを整理するとともに、各候補者の主張についてインタビューでお伝えします。
詳細情報
番組内容
▽大阪府知事選挙の争点をお伝えするシリーズ。2回目は東京への一極集中が進む中で、大阪の経済をいかに活性化させるかについてです。大阪経済の現状や課題などを整理するとともに、各候補者の主張についてインタビューでお伝えします。
出演者
【出演】森田洋平,赤木野々花,中山奈奈恵,坂下恵理
ジャンル :
ニュース/報道 – ローカル・地域
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