NHK歌謡コンサート「古賀メロディーよ 永遠に」 2015.11.10


まずは、森進一さん「影を慕いて」
生字幕放送でお伝えしています≫作曲家・古賀政男さん。
昭和6年に作曲家としてデビューして以来「影を慕いて」「人生の並木路
(みち)」「湯の町エレジー」など数多くの名曲を世に送り出しました。
激動の昭和の世相を音楽に映し出しその生涯に残した作品は4000を超えます。
人々に新鮮な感動を与えてきた古賀メロディー。
その中から盟友・藤山一郎さんそして霧島昇さんの懐かしい映像をご覧ください。
≫女優・山本富士子さんも古賀メロディーを歌ったスターの1人です。
≫今月18日は偉大なる作曲家古賀政男さん生誕の日です。
そこで今夜は「古賀メロディーよ永遠に」というテーマでお楽しみいただきます。
本日ご出演の皆さんです。
どうぞよろしくお願いいたします。
森進一さん。
古賀政男さんからいろいろなことを教わったというふうにうかがっておりますがどんなことが一番印象に残っていますか?≫とにかく優しい先生でしたね。
それで、歌のことについては歌は語れせりふは歌えということをよくおっしゃっていました。
≫難しい世界かなという印象も受けますが。
大月みやこさんは歌手としてずばり、古賀メロディーの魅力といいますとどんなところに?≫やっぱり先生のお人柄そのままで温かく優しく人を思う気持ち。
ふるさとをいとおしむ思いというのが全身、全部に出てくる。
胸が熱くなるような優しさを感じる、そんな作品。
大変難しく歌うのが大変だなと思いますが。
≫このあと期待しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
それでは古賀政男さんの大ヒット曲の数々続いては「人生の並木路」です。
古賀政男さんは佐藤惣之助さんが書いた歌詞を読むうちにハラハラと大粒の涙を流しながらギターを鳴らして作曲に熱中したといわれています。
昭和12年ディック・ミネさんが歌い大ヒットしました
「人生の並木路」福田こうへいさんでした。
≫続いては印象的なイントロで始まる「男の純情」。
実は、歌のメロディーよりも先にイントロができたという珍しい作品です。
古賀政男さんの曲は海外でも高い評価を受けましたこの曲も、その1つ
「男の純情」大月みやこさんでした。
≫古賀政男さんが南米アルゼンチンを訪れそのときの思いをメロディーにしたのが「誰
(たれ)か故郷を想
(おも)わざる」。
「果てしない大草原に沈む夕日を見てはるかなる故郷をしのびふるさとの幼いころの友人を懐かしく心に描いた」とかつて古賀さんは、語りました。
戦争中、戦地の兵士たちに望郷の思いを込めて歌われました
「誰か故郷を想わざる」松原健之さんでした。
≫戦後、焼け跡となった日本で古賀政男さんの作品は多くの日本人の心を慰めました。
昭和23年、戦後初の古賀メロディーのヒット曲が「湯の町エレジー」。
当時「のど自慢」でも多くの出場者が歌う人気の曲でした
「湯の町エレジー」氷川きよしさんでした。
≫古賀政男さんは多くの歌手に曲を作りまた歌の心を伝えました。
その教えを受けた1人が島倉千代子さん。
残念ながらおととしお亡くなりになりました。
島倉さんは「りんどう峠」「思い出さん今日は」といったオリジナル曲にとどまらず数多くの古賀メロディーを歌い継ぐ継承者でもありました。
霧島昇さんと二葉あき子さんのヒット曲「新妻鏡」を戦後、島倉千代子さんがカバーしました。
貴重な映像で、どうぞ。
≫川中美幸さんは目に少し涙を浮かべながら聴いていらっしゃいましたね。
≫映像を見るとだめですね。
すいません…。
もうね、古賀先生は私から見ると神様のような存在なんですよね。
島倉千代子先輩は、歌手としてのいろんな志というか心得をいろいろと教えていただいた偉大な大先輩なんです。
その偉大な、お二人の歌を聴いていると本当に胸が熱くなりますね。
≫今夜は古賀政男さんが島倉千代子さんのためにお作りになり大ヒットいたしましたこの歌を歌い継いでいただきたいと思います。
2曲続けて、どうぞ。
島倉千代子さんの切なげな歌声その魅力が引き出されヒットしました
昭和30年、嫁入りする姉を送る妹という切ない情景を叙情的なメロディーで描いた名曲
「りんどう峠」川中美幸さんでした。
≫「古賀メロディーよ永遠に」。
続いて歌っていただくのは梶芽衣子さんです。
よろしくお願いいたします。
梶さんは女優に歌手にと長らく活躍をされていらっしゃいますが古賀政男さんの作品古賀メロディーはいかがですか?≫私は日活映画からデビューしましたのでそのときからレコードを出していてかなりキャリアはあるんですよ。
レコードの分が。
それで古賀先生の曲は43年ぐらい前にカバーだけのアルバムで出させていただいたときに古賀先生の曲を歌わせていただきました。
≫今日はその曲を皆さんの前で歌っていただけるということなんですが。
歌っていただくのは「酒は涙か溜
(ため)息か」。
≫本当に光栄に思いますね。
古賀先生の曲の中で一番最初に大ヒットなさって。
この曲がそうなんですよね。
それで、生誕111年という節目のときに私もこういう場所で歌わせていただけるなんて本当に身に余る光栄だと思っています。
≫スペシャルステージということでご期待いただきたいと思います。
氷川きよしさんは古賀メロディーのすばらしさはどんなところにあると?≫古賀先生のお人柄と優しさをすべての作品で感じることができますしまた、悲しい切ない歌も希望があるのでいつも励まされますね。
≫それでは梶芽衣子さんに歌っていただきます。
「酒は涙か溜息か」梶芽衣子さんでした。
≫「古賀メロディーよ永遠に」。
締めくくりは、大川栄策さんです。
よろしくお願いいたします。
大川さんといえば古賀政男さん最後のお弟子さんということで大変有名ですけどもすぐ近くで師匠をご覧になってずばりすごいところはここだというのはどこでしたか?≫やっぱり柔軟性といいますか歌い手さんの個性に合わせて引き出すといいますかそれとやっぱり、戦後いろんなサウンドがワルツでありタンゴであり先ほどあったラプソディであるんですけどいろいろなはやりのサウンドを取り入れて多様性といいますかそれは一番すごいなと思いますね。
≫そこが魅力につながっているんですね。
大川栄策さんに歌っていただくのは「人生劇場」です。
この曲は昭和13年映画の主題歌として楠木繁夫さんの歌として発表されました。
その後、昭和34年には村田英雄さんが歌い大ヒットいたしました。
まさに時代を越えて人々に愛され続けた名曲です。
日本を愛し常に大衆とともに生きてきた作曲家・古賀政男さんその生きざまが力強いメロディーを生み出しました
「人生劇場」大川栄策さんでした。
≫ここまでは古賀政男さんの歌の世界をたっぷりとお楽しみいただきました。
ここからは今、話題の歌をお送りいたします。
まずは、井上由美子さんの「港しぐれ」を。
そして森進一さんには「あるがままに生きる」を歌っていただきます。
森さんご自身でお作りになった歌ですがどんな思いが込められた曲でしょうか。
≫今年、歌手生活50周年を迎えました。
自分で改めて人生を振り返ってみまして本当にいろいろなことを通り抜けてきたんですが世間はよく、学校と申しますがいろんなことを世間に教えられましたし今日はこの歌を聴いてくださる皆さんにご自分の人生と重ね合わせて聴いていただくとありがたいと思います。
≫人生が詰まった歌の世界ですね。
それでは2曲続けてお届けいたします。
いとしい人への未練が消えない切なくつらい女の思いが胸にしみます
今夜の締めくくりは森進一さん
ここでお知らせです≫本日ご出演の皆さんありがとうございました。
次回もお楽しみください2015/11/10(火) 20:00〜20:43
NHK総合1・神戸
NHK歌謡コンサート「古賀メロディーよ 永遠に」[字]

テーマ「古賀メロディーよ永遠に」出演:井上由美子、大川栄策、大月みやこ、梶芽衣子、川中美幸、氷川きよし、福田こうへい、松原健之、杜このみ、森進一、アントニオ古賀

詳細情報
番組内容
作曲家・古賀政男が生んだ曲の中からよりすぐりの名曲を届ける。「影を慕いて」「人生の並木路」「誰か故郷を想わざる」「男の純情」「人生劇場」「湯の町エレジー」など、人々の心に今も残る名曲を森進一、氷川きよし、福田こうへいなど人気歌手が情感たっぷりに歌いあげる。また、「りんどう峠」など島倉千代子が歌った古賀メロディーを杜このみ、川中美幸が歌う。女優・梶芽衣子は、しっとりと「酒は涙か溜息か」を歌い上げる。
出演者
【出演】井上由美子,大川栄策,大月みやこ,梶芽衣子,川中美幸,氷川きよし,福田こうへい,松原健之,杜このみ,森進一,アントニオ古賀,【司会】高山哲哉,【演奏】三原綱木とザ・ニューブリードほか

ジャンル :
音楽 – 歌謡曲・演歌
音楽 – ライブ・コンサート
音楽 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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