NHKニュース おはよう日本 2015.11.11


ご覧の映像は、愛知県の県営名古屋空港の現在の様子です。
国産の小型ジェット旅客機、MRJが、駐機場で待機しています。
MRJは、きょう午前、初めての飛行を行うことにしています。
おはようございます。
7時になりました。
MRJは、プロペラ機のYSー11以来、およそ半世紀ぶりとなる国産旅客機です。
初めての飛行が予定どおり行われれば、実用化に向けて大きく進むことになります。
MRJは、三菱重工業の子会社の三菱航空機が、平成20年に開発を始めた、小型のジェット旅客機です。
名前は、ミツビシ・リージョナル・ジェットの頭文字から取られています。
座席は76席と88席の2種類が予定されています。
機体の長さは88席の機種で35.8メートルと、大型のジェット機の半分程度です。
最大の売り物は燃費のよさ。
新型エンジンを搭載し、尾翼などに軽くて丈夫な炭素繊維を用いることで、ライバル機に比べて、燃費が2割程度よいとしています。
国産の旅客機としては、およそ半世紀ぶりとなるMRJの開発。
政府も三菱航空機や関連メーカーに、費用の一部を支援するなど、官民を挙げたプロジェクトです。
航空機産業が日本の成長産業になるのか。
MRJは、その試金石となっています。
国産の旅客機開発は、航空関係者の悲願でした。
戦後初の国産旅客機、プロペラ機のYSー11です。
ジェット旅客機の就航が進む中、昭和48年に生産終了に追い込まれました。
YSー11以来となる旅客機の開発。
ボーイングなどへの部品供給を通じて、日本は技術力を高めましたが、この間、小型ジェット機の需要は世界的に伸びていました。
ブラジルやカナダの企業が独占するこの市場に打って出るチャンスがあると考えたのです。
しかし、開発はスケジュールどおり進みませんでした。
当初の計画では、おととしとされていた納入は、設計の見直しなどによって、何度も延期されます。
ようやく去年10月に機体が完成。
ところが、その後もスケジュールの変更を余儀なくされます。
ことし5月を目標としていた初飛行は、先月下旬に延期。
しかし、コックピットの改良が必要になり、さらに延期されました。
開発当初の計画と比べると、初飛行の延期は合わせて5回にも上りました。
ようやく迎える初飛行。
地元の愛知県では、MRJの関連商品が人気です。
こちらは、実物の200分の1の大きさの模型。
先週からは、離着陸のための地上走行の試験が本格化。
初めての飛行に備えてきました。
MRJの初飛行に向けては、コックピットをより操縦しやすいように改良する作業が進められました。
現役のパイロットが参加した開発の最前線を取材しました。
部屋に入る制服姿の男性たち。
飛行機は機種によってコックピットの形状が異なるだけに、実際の運航に当たる航空会社のパイロットに、操作のしやすさや機器の見やすさを確認してもらっているのです。
例えば、燃料ポンプを動かすスイッチのランプ。
まぶしくて操縦の妨げになるという指摘を受けて、明るさを落としました。
スピードや機体の位置を示す、モニターの配置も入れ替えました。
取材したこの日、パイロットが愛知県上空を飛行する想定で、実験に臨みました。
飛び立つのは、県営名古屋空港です。
離陸します。
ギアアップ。
機体は上空1500メートルまで上昇。
パイロットが確かめるのは、通常の操縦だけではありません。
このフライトでは、速度が急に落ちるトラブルが起きた場合、スムーズに機体を安定させる操作ができるかを検証しました。
まずは、異常の発生が、しっかりパイロットに伝わるかです。
ストール。
大きな音とともに操縦かんが震え、パイロットに警告します。
パイロットはレバーを前に押して、エンジンの出力を上げます。
このとき確かめるのは、レバーが重くないかです。
そして、つまみを回して速度を固定。
決められた手順に沿って、操作のしやすさを確認していきました。
15分間飛行したあと、再び空港に戻りました。
お疲れさまでした。
ありがとうございました。
コックピットの仕上げは、飛行試験が始まったあとも続けられます。
では、県営名古屋空港にいる早川記者に聞きます。
早川さん、初飛行に向けて、今はどんな様子でしょうか?
私がいるのは、県営名古屋空港の真横にある公園になります。
きょうはですね、雲も風もほとんどなく、非常にいい天気です。
後ろに、こちらからですね、今、MRJを確認することはできないんですけれども、あちらの私の後ろにある建物の駐機場に待機しておりまして、もうまもなく、こちらの滑走路から空に向かって飛び立つことになっています。
空港を眺めることができる、こちらの公園には、朝早くから大勢の航空ファンが訪れておりまして、悲願の国産旅客機の初飛行を、まだかまだかと待ちわびています。
きょうの初飛行で確認するポイントは、どんな点なんでしょうか?
MRJは、準備が順調に進めば、このあと午前8時ごろに、離陸の準備に入り、9時半ごろには、離陸する予定となっております。
初飛行は、離陸から飛行、そして着陸までの一連の動作の確認を行うことになっています。
MRJは離陸のあと、風向きによって、太平洋側、もしくは日本海側のどちらかに向かいます。
そして、上昇や下降、左右の旋回など、基本的な動作を確認して、およそ1時間後に、再び県営名古屋空港に戻る予定です。
実際に空を飛ばして、事前に設計したとおりに性能が発揮できるかどうかを確かめることが、きょうの初飛行の最大のねらいになります。
実用化に向けては、今後、どのように進んでいくんでしょうか?
初飛行が問題なく実施できれば、このあと、本格的な飛行試験が始まることになります。
この試験は、国内とアメリカで合わせて1500回、2500時間にわたって行われ、さまざまな気象条件の下で、より細かく安全などを確認して、必要な改良を施していくことになります。
また、世界の航空会社への売り込みも強めていくことになります。
実際に空を飛ばす姿を示すことで、その性能を世界にアピールしやすくなると期待しているわけです。
こうした意味で、今回の初飛行は、国産旅客機の実用化に向けた、大きな節目になるといえます。
ここまで、国産旅客機、MRJについてお伝えしました。
プロ野球・巨人の選手による野球賭博の問題。
この問題ではきのう、福田聡志投手、笠原将生投手、それに松本竜也投手の3人の選手が、無期の失格処分となりました。
今後は再発防止策にどう取り組むか、球界としての姿勢が問われます。
野球賭博問題の調査委員会の報告書では、選手たちが行っていた日常的な賭け事の実態が明らかになり、野球賭博が起きた背景だと厳しく指摘されています。
一方、球団も、笠原投手が去年、一般客が入れないカジノでバカラ賭博を行っていたことを把握しながら、厳重注意にとどめ、その後も笠原投手は、ほかの選手を誘ってバカラ賭博を続けたうえ、野球賭博も行っていました。
来週開かれる12球団の実行委員会では、具体的な再発防止策の検討に入ることにしていて、賭け事に対する選手の意識に加え、球団の姿勢も根本から見直す実効性のある取り組みが求められます。
ロシア陸上界のドーピング問題を受けて、ヨーロッパ陸上競技連盟は、10日の理事会で、アンチドーピングの仕組みを、国家レベルでサポートしていく必要性などを確認しました。
ロシアを含む51の陸連が加盟しているヨーロッパ陸連は、10日、ドイツで理事会を開き、WADA・世界アンチドーピング機構の第三者委員会が公表した、ロシア陸上界のドーピング問題への対応を協議しました。
理事会では、ロシア連盟の代表者や、国際陸連の元理事などから話を聞き、問題の経緯を確認したということです。
理事会のあと、ヨーロッパ陸連のハンセン会長が声明を発表し、腐敗を根絶できるよう、国際陸連のガバナンスを必要に応じて見直し、ドーピングとの戦いを強化するため、アンチドーピングの仕組みを必要に応じて変更するなど、国家レベルでサポートしていくことだと、改革の必要性を訴えました。
また、この問題で、WADAの第三者委員会が、組織的なドーピングを認定し、ロシアを来年のオリンピックなどに出場させないよう勧告したことを受けて、ロシア陸上競技連盟は、問題の解決には、資格停止ではなく協力が効果的だとして、出場資格停止などの措置を取らないよう求める声明を出しました。
今月30日から始まる国連の会議、COP21。
地球温暖化対策の新たな枠組みの合意が目指されています。
それを前にフランスで開かれていた閣僚級の会合が閉幕しました。
なぜ新しい枠組みが必要なのか。
こちら、温暖化対策を巡る動きです。
1997年、COP3で、温室効果ガスの排出削減を進める初の枠組み、京都議定書が採択されました。
この議定書では、EU、アメリカ、日本などの先進国だけに、削減が義務づけられました。
しかし、2001年、当時最大の排出国だったアメリカが、議定書から離脱。
さらに2007年には、アメリカを抜き、中国が最大の排出国となるなど、削減の義務づけがない発展途上国の排出量が、全体の6割を占めるまでになりました。
そこで京都議定書に代わる、すべての国が参加する新たな枠組みの合意が目指されてきましたが、先進国と途上国の対立の溝は埋まらないままでした。
難航する交渉を前進させようと行われた今回の会合。
成果は見られたのでしょうか。
およそ70か国が参加した閣僚級会合。
日本時間の昨夜、3日間の日程を終えて閉幕しました。
政府関係者によりますと、会合では、温室効果ガス削減の長期的な目標の必要性、そして5年ごとに各国の削減の取り組み状況を見直すことなどは、先進国と途上国が歩み寄り、おおむね意見が一致したということです。
一方で、温室効果ガス削減の責任に、先進国と途上国で差をつけるのかや、先進国の資金支援などを巡っては、対立が解消されず、多くの対立点を残したまま、COP本番を迎えることになりました。
会合を終え、COP21で議長を務める、フランスのファビウス外相は。
また、日本政府の代表を務めた、平口洋環境副大臣は。
難航する交渉を打開しようと、70か国の閣僚などが、直接議論を重ねた今回の会合。
COPの議長を務めるフランスのファビウス外相は、各国で意見の一致が見られたと、成果を強調する一方で、残された課題は大きいと、今後に危機感を示し、各国に歩み寄りを求めました。
地球温暖化という人類共通の脅威が着実に迫りつつある中で、途上国も含むすべての国が参加する、新たな枠組みの合意が実現できるのか。
3週間後に開幕するCOP本番での合意は、依然、予断を許さない状況です。
参議院予算委員会は、きょう、安倍総理大臣に出席を求めて、閉会中審査を行います。
民主党は、きのうに続き、高木復興大臣の政治資金を巡る問題などを追及するのに対し、政府・与党は、高木大臣が粘り強く説明することで、早期の収拾を図りたい考えです。
きのう行われた衆議院予算委員会の閉会中審査。
高木復興大臣が代表を務める自民党の支部が、選挙区内では原則として禁じられている香典を支出したと、政治資金収支報告書に記載していた問題を巡って、民主党は、みずからが弔問し、香典を私費で支出したとする高木大臣の説明は虚偽ではないかなどと追及しました。
高木大臣はこのように説明し、引き続き、大臣の職務に当たる考えを強調しました。
民主党は、高木大臣の説明には根拠がなく、説明責任を全く果たしていないとして、きょう行われる参議院予算委員会の閉会中審査でも、引き続き追及することにしています。
これについて、安倍総理大臣は。
与党内からは、高木大臣が説明しているとおりであれば、問題ないという意見や、問題を決着させて、職務に専念すべきだという声も出ていて、政府・与党は、高木大臣が粘り強く説明することで、早期の収拾を図りたい考えです。
防衛省は、男女共同参画を推進する一環として、自衛隊でも女性の登用を拡大する必要があるとして、体への負担が大きいなどの理由から、これまで見送ってきた戦闘機のパイロットへの女性自衛官の配置に踏み切る方針を固めました。
防衛省は、自衛隊機のパイロットとして、輸送機や哨戒機などには女性自衛官を配置していますが、F15やF4といった戦闘機については、高速での飛行中にかかる重力による体への負担が大きいことや、出産などで長期間休職した場合に任務に当たることができる期間が限られるなどの理由から、配置を見送ってきました。
ただ、防衛省は、安倍内閣が成長戦略に女性の活躍を掲げて、女性の登用の拡大に積極的に取り組んでいることを踏まえ、男女共同参画を推進する一環として、戦闘機のパイロットへの女性自衛官の配置に踏み切る方針を固め、今週中にも正式に決定することになりました。
この決定に伴い、訓練などを経て、3年後をメドに、自衛隊で初めて、女性の戦闘機パイロットが誕生することになります。
防衛省の担当者は、アメリカ軍などではすでに女性の戦闘機パイロットの登用が進んでおり、今後も女性自衛官の活躍に向けた施策を講じていきたいと話しています。
iPS細胞から神経のもととなる細胞を作り、パーキンソン病の患者の脳に移植する、世界初の臨床研究を計画している、京都大学のグループが、計画の見直しを検討していることが分かりました。
ヒトの脳に大量の細胞を移植するため、高度な安全性が求められる治験という枠組みに切り替える方向で、世界初の移植手術は、当初の予定より遅れ、再来年以降になる見込みです。
京都大学iPS細胞研究所の高橋淳教授などのグループは、手足が震えたり、体が動かなくなったりする難病のパーキンソン病の患者を対象に、iPS細胞から作った、神経のもととなる細胞を、脳に移植する臨床研究を計画しています。
当初は、ことしの夏にも、臨床研究の計画を大学の委員会に申請し、早ければ年内にも、1例目の患者を選ぶ予定でした。
しかし、iPS細胞から作った数百万個という大量の細胞を脳に移植する、世界初の試みとなるため、より高い安全性が求められるなどとして、臨床研究ではなく、国際的な基準に基づいて行う、治験という枠組みに切り替える方向で、検討しているということです。
治験に切り替えた場合は、患者本人ではなく、ほかの人の細胞から作った、拒絶反応が起きにくいiPS細胞を使う予定で、計画の見直しにより、世界初の移植手術は、当初の予定より遅れ、再来年以降になる見込みだということです。
次は、私たちの暮らしに欠かせない宅配便についてです。
こちらをご覧ください。
ネット通販の利用が急激に増える中、宅配便の荷物は急増。
昨年度は年間36億個余りに上っています。
それに伴って増えているのが、不在のときに改めて荷物を届ける再配達です。
仕事で毎晩遅い、前田晃平さん。
帰宅して真っ先に確認するのが、宅配便の不在票です。
このiPhoneスタンドとか、これも買ったし。
日用品の多くを、ネット通販で購入。
こういうのも大体、通販とかで買いますかね。
忙しい毎日、再配達に頼らざるをえないと言います。
急増する再配達。
今や荷物の実に20%で、再配達が発生していると、国は試算しています。
宅配便の再配達を利用される方も多いと思いますが、国は、先月、この再配達に関する初めての調査結果を発表しました。
社会的に大きなコストがかかっている実態が示されました。
こちらご覧ください。
国の試算では、宅配便のための車の走行距離のうち、実に25%は、再配達によるものとなっています。
これをドライバーの労働力に換算すると、年間9万人相当に当たります。
ドライバー不足が問題になっているにもかかわらず、再配達に多くの労働力が費やされているのです。
今、現場で何が起きているのでしょうか。
宅配便を支える中小の運送会社を取材しました。
ある運送会社のドライバーです。
最近、不在のため、再配達が必要な荷物が増えているといいます。
朝6時から仕事を始め、終えるのは夜の9時。
それでも平均すると、3割の荷物が残ってしまいます。
ドライバーにとって、荷物を届けることができないのは、収入に関わる問題だといいます。
それはなぜか。
中小の運送会社に所属するドライバーは、大手から宅配の業務を委託されているケースがあります。
そのような場合、荷物を1つ配達し、顧客に受け取ってもらえば収入を得られます。
逆に荷物を配達できないと、契約上、収入は得られません。
このため、顧客に荷物を渡せないことが多くなると、稼ぎが減り、厳しくなるといいます。
再配達の増加を受けて、宅配便から手を引く会社まで出てきています。
運送会社を経営する横田浩崇さんです。
以前は大手宅配会社の仕事を請け負ってきましたが、ことし9月で宅配便の仕事を引き受けることをやめました。
今は確実に荷物を届けることができる、企業間の配送を主な仕事にしています。
専門家も、このままドライバーの宅配離れが加速すると、今のシステムが維持できなくなるおそれもあると指摘します。
ネットで手軽に注文すると、何度でも届けてくれる便利さ、その裏側で、深刻な事態が起きているんですね。
そうなんですね。
急増する再配達に、大手の宅配会社はどう対応しようとしているのか。
試行錯誤を続ける現場を取材しました。
業界最大手の宅配会社です。
この会社がまず取り組んでいるのが、主婦などの在宅率が高い午前中に、集中して配達を行う対策です。
おはようございます。
きょうもよろしくお願いします。
お願いします。
ドライバーをサポートするために、動員したパート社員は、全国で1万5000人。
この地域では、在宅率の高い午前8時半から10時半の間、ドライバー1人に3人のパート社員をつけ、一気に配達します。
おはようございます。
ここでいいですか?ありがとうございます。
どうも。
会社では、こうした人海戦術に加え、ITを活用した新たな対策を進めています。
そこで開発したのが、スマートフォン向けのアプリ。
このアプリでは、荷物の配達日時が顧客に自動的に通知されます。
その日時に受け取れない場合は、配達予定の20分前まで変更できます。
さらに会社では、顧客のニーズをリアルタイムに捉え、より確実に1度で荷物を届けられる、新たなシステムの開発に向けて、動きだしています。
取材した経済部の後藤記者です。
再配達は、宅配する側にとって、かなりの負担になっているんですね。
私たちにとって便利な再配達が、ドライバー不足の拍車をかけるなど、社会的な損失を生み出していることに対して、非常に危機感を感じました。
国土交通省は、ことし初めて、宅配便に関する意識調査を行ったんですけれども、その中で一度で荷物を受け取れなかった理由について尋ねたところ、全体の40%に当たる人が、再配達を前提に不在にしていたと、回答しました。
多くの消費者が、いわば、再配達は当たり前と受け止めていることをうかがわせるもので、国は早急に再配達に対しての対策が必要だとしています。
ただ、それでも再配達が必要な人も多いと思うんですが、今後、どういった対策が考えられるんでしょうか?
自宅はもちろんのことですね、今後は自宅以外の場所で荷物を受け取れる、そういう場所をいかに増やしていくかが重要になってくるかと思います。
具体的には、こちらのコンビニや駅などといった、日常的に買い物や通勤・通学などで利用する場所で、荷物をどう気軽に受け取るようにしていくのか。
業界の枠を超えた連携というものが求められてくるかと思います。
国は宅配会社などがまとめた報告書、こちらの中に、一度で荷物を受け取った客に対して、ポイントを付与するとかですね、あるいはライフスタイルが変化してきていますので、夜間の配達を拡充していく。
こうした対策が盛り込まれていまして、こうした動きも出てくるかと思います。
高齢化の加速、共働き世帯の増加、こうしたものがありますので、宅配サービスというものは、これからより私たちの生活にとって欠かせないものになってくるかと思います。
それだけに、このインフラをどう維持し、そして向上させていくのか、利用する側もされる側も、それぞれに考えていく必要があるのではないかと思います。
経済部の後藤記者でした。
ここまで、宅配便の再配達を巡る課題についてお伝えしました。
続いて、チェック!エンタメ。
吉田アナウンサーです。
おはようございます。
けさは水曜日のこのコーナーにぴったりのこの方々です。
近頃、20代、30代を中心に話題となっている、水曜日のカンパネラ、略して水カンです。
心地よいダンスミュージック、そしてちょっと変わった歌詞に注目が集まっています。
変わってるでしょう。
3年前に、サウンドクリエーターと音楽ディレクターの男性2人、そして女性ボーカルの3人で結成。
活動を始めました。
ちなみにこの男性2人は、メディアにはほとんど出てきておりません。
ミュージックビデオに出演して、ボーカルを担当する現役大学生のコムアイさんです。
インターネット動画サイトに投稿された曲と、ユニークなミュージックビデオが話題となって、人気が上昇。
ライブでも着実にファンを増やしています。
あれ?脚立持ってますね。
これ、今ライブには欠かせない道具、どこからでも観客にしっかり見てもらえるようにと、上に立つわけですね。
いろんな所で聞かれていると思うんですけど、水曜日のカンパネラというですね、ユニット名はどこからきたんですか?
思い入れがないっていうのも珍しいですね。
すごい、ちょっと、わかんぱねら。
どんな意味があるんでしょうか?
水カンは企業からも注目されています。
こちらは大手食品メーカーとタイアップしたミュージックビデオの撮影です。
歌詞もインスタント食品のイメージに合うような内容になっています。
若者からも企業からも注目の水曜日のカンパネラ。
ゆるく自由な在り方が受けているのではないかと、考えています。
来週からは全国ツアーが始まります。
今後、活躍の場が広がっても、自由の象徴であることにこだわり続けたいといいます。
すごい、歌の歌詞の意味とか、内容が心にしみるなという聞き方をすることもありますけど、逆に意味を考えないで聴く。
おもしろいですよね。
おもしろいですね。
なんかほかのいろんな曲の歌詞も、じっくり見てみたくなりますけれども。
気になりますよね。
ちょっと歌ってくれます?
ここでですか?それは私がわカンパネラでございますけども、全国ツアーだけじゃなくて、台湾で初めての海外公演が行われて、さらにアメリカやフランスからも、さまざまなオファーも舞い込んでいるということで、海外でこの歌詞がどういった反応になるのか楽しみではあります。
ここまで水曜日のチェック!エンタメでした。
続いて気象情報です。
東京はけさは久しぶりに晴れているようですね。
渡辺さん。
そうなんです。
雲の間から、青空が見えていますよね。
日ざしも届くようになってきました。
東京は実に4日ぶりの晴れなんですね。
久しぶりです。
このところのぐずついた天気でたまっていたお洗濯物もきょうは片づきます。
広い範囲で晴れまして、空気も乾きそうです。
ではきょうの予報から見ていきましょう。
九州から東北の太平洋側にかけて、広く晴れるでしょう。
沖縄の那覇も晴れ間が広がりそうです。
その一方で、東北の日本海側や北海道は曇りや雨、雪マークの所もありますね。
ではこの時間の雨や雪の様子です。
北陸から東北の日本海側で雨。
そして北海道の内陸部では雪になっていて、旭川空港では7時現在、7センチの雪が積もっている状態です。
このあとの予想を見ても、北海道の内陸、昼ごろまで雪が降りやすいでしょう。
湿った重たい雪などで、電線への着雪による停電など、注意が必要です。
午後もオホーツク海側や標高の高い所では、雪の続く所もありそうです。
今夜遅くになりますと、北日本、雨や雪はほとんどやむ見込みです。
北海道で雪になるほどの寒気が流れ込んで、けさは少し冷えましたが、このあと日中の気温はどうでしょうか。
けさお伝えしているニュース、ご覧のとおりです。
お伝えしていますように、国産の小型ジェット旅客機、MRJの開発を進める、三菱重工業の子会社の三菱航空機は、初飛行をきょう午前に実施することにしています。
ご覧の映像は、愛知県の県営名古屋空港の現在の様子です。
MRJの機体は、すでに滑走路の脇にある駐機場に待機している状態で、初飛行に向け、最終的な点検や準備作業が進められています。
開発を進める三菱航空機によりますと、早ければ、このあと午前8時半ごろに、離陸の準備に入り、9時半ごろに離陸する見通しだということです。
プロペラ機のYSー11以来、およそ半世紀ぶりとなる国産旅客機は、実用化に向けて、大きく進むことになります。
2015/11/11(水) 07:00〜07:45
NHK総合1・神戸
NHKニュース おはよう日本[字]

▼国産旅客機「MRJ」初飛行へ▼COP21に向け閣僚級会合・結果は?▼ネット通販拡大で宅配便がピンチ!▼「水曜日のカンパネラ」って?

詳細情報
番組内容
▼国産旅客機「MRJ」初飛行へ▼COP21に向け閣僚級会合・結果は?▼ネット通販拡大で急増する宅配荷物。一方で受取人不在のため再配達する荷物も急増。受け取りたい時に受け取れない消費者、再配達が大きな負担となっているドライバー。両者にメリットある仕組みは?▼エンタメは注目のユニット「水曜日のカンパネラ」。不思議な歌詞に目を引くビデオクリップ。その秘密に迫る。
出演者
【キャスター】阿部渉,和久田麻由子,【スポーツキャスター】森花子,【気象キャスター】渡辺蘭

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 特集・ドキュメント
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0モード(シングルモノ)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:307(0x0133)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: