趣味どきっ! 北欧スタイル 花のある暮らし 第6回「カラーグラデーション」 2015.11.11


あさりのうまみを引き立てます。
北欧デンマークの自然に育まれたみずみずしい感性。
日本で磨かれたこまやかな美意識。
それらが溶け合い新たな花の世界へいざなう。
豊かな色彩とアイデアあふれる彼のアレンジは花そして暮らしを輝かせる。
ニコライ流「花のある暮らし」。
さああなたもご一緒に。
今回はニコライさんの真骨頂とも言えるグラデーションがテーマ。
「ニコライカラー」と呼ばれる色使いと花選びのセンスを学びます。
ここはニコライさんにとって大切な場所です。
ニコライさんおはようございます。
おはようございます。
朝5時半ですね。
そうです。
お花の市場に連れてきてもらいました。
よく来られるんですか?ここに。
毎週は。
何回も来てますけれども。
こんなにたくさんのお花見たの僕初めてですね。
世界でも有数の規模を誇る花卉市場。
世界中から珍しい花や新しい花が集まります。
常に花のトレンドを感じられる場所なんです。
何でしょう?これ。
虫を食べるやつ…あっ開いて?そう。
この中に手入れてみる?いや〜。
ハハハッ!虫がここ入ってこれが閉めてという感じになっちゃう。
フサフサしてる。
面白いよね。
ガブッ!おおっビックリした!
(笑い声)いろんな面白いものあるんですけど今は結構そういう…実ものとか枝ものとか私がすごく好きなんですけれども。
花を選ぶ時は直感を大切にするニコライさん。
気になる花を次々と手に取っていきます。
ねっ。
ちょっとくすんだ感じ。
すてきですね。
これもきれいね。
伝統や進歩季節や流行の変化に触れながらニコライさんは新たな花の世界に挑戦し続けています。
武田さんと木佐さんが花選びから挑戦するブーケ。
作るのは「スパイラルブーケ」といい茎をらせん状に組むブーケです。
少ない花材でもボリュームを出す事ができふんわりと仕上がります。
ニコライさんおすすめのブーケです。
今日はご覧のようにずらりといろんなお花が並びましたがニコライさん今日のレッスンは何ですか?今日はちょっと難しいですね。
今日は私の大好きなブーケを作ります。
親子ブーケは最初のレッスンの時に見せて頂きましたよね。
ブーケ挑戦してみたかったんです。
是非今日はチャンスです。
子供の誕生を花で祝う北欧の親子ブーケ。
最初のレッスンで紹介しました。
北欧でも日本でもブーケは花を贈る時の定番。
そこで贈る相手を思い浮かべながらブーケを作ります。
主役のお花をね。
私がこの「ハロウィン」っていうバラが…。
これを中心にして選んでいきたいなっていうふうに思ってるんですけれども。
ニコライさんが主役に選んだのは大人ピンクのバラです。
これに合わせて6種類の花を3本ずつ選びます。
選ぶ時に顔のニュアンスが違うものを選んだ方がいい。
まあいわゆるコントラスト。
それはにぎやかだったりしっかりしてる…薄い濃い…そういうふうに常に違うものを選んだ方がいいんですね。
メインのお花に対して違いを。
そうそう…。
グラデーションをつけるみたいな感じ。
花選びのお手本。
大人ピンクのバラを主役に7つを選びました。
ポイントは2つ。
もちろん主役の花を引き立てるのが大事です。
続いて花の下準備です。
ブーケ作りは下準備が最も重要です。
ブーケを組み始めると両手が塞がってしまいます。
「あとは組むだけ」というところまで準備を終わらせておく。
それでブーケ作りは8割決まるとニコライさんは言います。
葉を処理する時に使うニコライさん手作りのスケール。
今回は棒に15センチの所までテープを巻きこれを目安に葉などを処理していきます。
バラの方がトゲがついててこのトゲ取りがあるんですけれどもサッとこういう感じにします。
雑菌が入り花が傷みやすくなるからです。
花は自分に近い所に主役を置きそのあとは使う順番に並べます。
この一手間でブーケが組みやすくなります。
続いてニコライさんたくさんのグリーンを用意しました。
(武田木佐)へえ〜!花じゃないんですね。
要はそのぐらいグリーンが大事ですよっていうのを皆さん覚えてほしいからいつもそういうふうにちょっと無理やりに言ってるんですけれども。
ブーケに使うグリーンには2つの役割があります。
一つは花の間に入れてクッションとサポートを。
もう一つはブーケ全体を引き立てる役割です。
こちらも下準備をしておきます。
葉っぱの先っぽをこういうふうに合わせてでフローラルテープを一瞬こうグルッと回って色変わってくるんですけどひっぱって回します。
こういうのが私のブーケの四方見にきます。
これすてきですよね。
いよいよブーケを組みます。
ブーケの中心です。
次は割としっかりしてるものを選んだ方がいい。
要は次としてはこういう弱いの…フワフワッとしたのじゃなくて割とかためのものを選んだ方がいいです。
こう入れてこう足していきます。
あっまたグリーン。
花入れてグリーン入れて花入れてグリーン入れて花入れてグリーン入れて…。
常にグリーンをたくさん入れた方が…。
グリーンがクッションとなり花が動きにくくなります。
また花が潰れにくい効果もあるんです。
ここでワンポイント。
花材は並べた順番に1本ずつ入れていくとそれぞれの花がバランスよく配置され失敗しにくいそうです。
見て頂くと三角形いっぱい作ってます。
123。
三角形になってます。
というふうにやってるとバランスがよくとれるんですよ。
同じ種類の花が三角形に配置されています。
これはバランスよく花が入っている証拠なんです。
仕上げに…ドラセナ足した事でお花がより色合いが浮き出てきたというか。
いい感じにまとめましたよね。
フォーカスされてきましたねお花に。
うん。
こういう短めに結われるコンパクトなブーケは大体半分プラスちょっと下ぐらいで切ります。
どうしても感覚になりますこの辺は。
最後に茎が重なった部分を麻ひもでしばれば出来上がりです。
こういう感じになります。
わ〜!出来上がり〜!ありがとうございます。
スパイラルブーケの完成です。
らせんを描くように重ねた事で少ない本数でもふんわりとボリュームが出ています。
ニコライさんの故郷デンマークではホームパーティーの手土産や誕生日などさまざまな機会に花を贈るといいます。
プレゼントを買ったとしても別としてプラスアルファとして花を買いに行くという感覚結構多いですよね。
デンマークで花は愛情や友情を伝える大切なアイテムとして浸透しています。
その分花選びにも個性が出ます。
例えば「いくらのブーケが欲しいです」っていうのを店員さんに言ってそれで選び始めますよね。
フローリストが。
「こうじゃなくてこうこう…」というのは結構あるんですよ。
最近では花をワインやチョコレートと共に贈るのが定番の組み合わせ。
「花を贈るのは恥ずかしい」というあなた。
小さなプレゼントと一緒にさりげなく花を贈ってみませんか?今日はプレゼントのブーケなんですけれども深い気持ちを伝えたい方誰かいますか?私はじゃあ主人の母に。
やっぱり去年までずっと野球を22年間ぐらい主人がやっててずっとその間支えて頂いて新鮮な野菜とかが取れると千葉に住んでるんですけど持ってきてくれたりとかして。
でお花が大好きなんでなんかいい機会かなと思って。
是非。
武田さんは?僕は北海道札幌の実の母ですね。
とてもかわいらしい人で…自分で言うのもなんですけど割と華やいだ方ではあるのでそこに更にかわいらしいお花プレゼントできたらなと。
うれしいですね息子から。
やっぱりすごく花束を作るというか花を作るんだから…ブーケの花選びのポイントは2つ。
是非木佐さんに選んでもらいたいなと思います。
先にいいですか?もちろん。
まずメインですよね。
そう。
一番最初はイメージで印象的な。
イメージねえ…。
フラダンスが大好きなんですよ。
そこなんかこう…「元気でカラフル」っていったらこれかな?結構そんな感じですよね。
はいじゃあこれメインです!木佐さんが選んだのはオレンジの…これすごいなんか…。
ピンクッション。
これいいですね。
うん。
それ南国感ありますよね。
でも欲張ってる人みたいですね。
もういい感じですよ。
木佐さんはガーベラを中心に明るく元気な花を選びました。
続いては武田さんです。
まあ紫が好きな人ではあったんですよね。
なのでちょっと思い切ってメインにこれを…。
それはいいと思いますね。
武田さんは迷わずトルコギキョウを選びました。
そうですよね。
これいいですか?これ入れてみたい。
それですごくバランスはとれてると思いますよ。
紫が好きなお母さんをイメージしながら選んだ7種類。
アクセントに白いカーネーションを加えました。
クッション役のグリーンはルスカス。
引き立て役のグリーンも用意し下準備を終えました。
ではいきましょう。
楽しみね。
ねえドキドキ。
一番最初に選んだのトルコギキョウと元気なガーベラですよね。
元気な。
こうやって…キュッ。
上いってで顔を合わせます。
花の入れ方は先端を合わせらせんを描くイメージで次々重ねていきます。
これぐらいでいいですか?大丈夫です。
クッション役のグリーンは花より目立たないように入れるのがポイント。
縁の下の力持ちになってくれます。
次の花を手に取った武田さん。
何だか困っているようです。
高さがなかなか定まりません。
その辺がどっちかを…。
一回またひっぱってもらっていい?こういった場合はこういうふうに取る可能性もあるんです。
ひっぱってみて。
ひっぱるというか…。
上に出ている花を落とし同じ高さの花を寄せてそろえました。
うんなるほど。
修正方法は他にもあります。
よく使うのが花の向きを変える技です。
ひっぱる。
回す。
戻す。
ひっぱって回して戻してという感じをすると形がきれいになるんですけれども。
茎をひっぱり回して戻す。
これで形を整える事ができます。
あれれ?木佐さんも何か問題があるようです。
もうちょっと離してもいいよ。
アハハ!「離して」って言ったとしてもなかなか離してくれないよね。
やったら分かりますよ。
なんか今までの努力が崩れてしまいそうな気がして…勇気が要る。
少しだけ高さを調整するとすごくいい感じですよ。
あとはねこの人が中に行きたいんですよね。
でもこういうふうに押すと多分折れちゃうので下はどんなものなのかというのを…。
何でどの茎か分かるんですか?ニコライさん。
どの子だ?どうしたのかな?こうこう…。
ああ!アハハ…折れてました?何かなと思ったらここです。
ひっぱればうまくいきます。
大丈夫ですこのぐらいです。
木佐さん力が入ったのか茎を折ってしまいました。
あっかわいい。
でも2人ともいい感じ…すごくシルエットがまとまってますよ。
武田さんは引き立て役にドラセナを使います。
木佐さんはレモンリーフです。
ひっぱり。
十分十分十分…。
いい形のブーケは支えなくても立ってくれます。
ニコライさんのは立つんだよな。
さあ2人のブーケは?
(拍手)すごい。
ニコライさんもビックリ。
立ちました!さあ…。
ククク…。
あっ!大丈夫大丈夫…。
こういうふうにします。
すごいじゃ〜ん。
大成功。
元気な木佐さん上品な武田さん。
2人の個性が出てますね。
フラダンスが好きなお母さんのイメージで明るいブーケに仕上がりました。
三角形もうまく出来ていますね。
木佐さんのすごいよかったっていうのは一発に「元気」を考えて…要はテーマどおりに。
好きな相手に渡すのでガーベラにぎやかなのとこのピンクッションがいいなというところから始まったのすごくよかったなと。
今回お母さんの事を思ってブーケを作ったんですけど作る時はところどころ余裕がないんですけどやっぱりお花を選ぶ時すごくお母さんの事を考えたりお母さんが好きそうなお花かなとか見たら元気に…。
やっぱ選ぶ時にすごく出ますよね。
きっと大喜びと思いますよ。
はい。
武田さんの作品は紫を主役にかわいらしいお母さんをイメージしたブーケ。
三角形もばっちり。
白いカーネーションが利いています。
Dialogue:2015/11/11(水) 21:30〜21:55
NHKEテレ1大阪
趣味どきっ! 北欧スタイル 花のある暮らし 第6回「カラーグラデーション」[解][字]

注目のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏のフラワーアレンジメント講座。手軽でセンスあふれるアレンジを教わる。生徒は武田真治さんと木佐彩子さん

詳細情報
番組内容
ニコライ・バーグマンさんはデンマーク出身で、日本で暮らして16年(放送当時)。北欧の伝統に和の美意識を融合させたアレンジで、日本でも注目のフラワーアーティストです。本シリーズでは、初心者でも取り組めるアレンジを教えてもらいます。また、ニコライ流の北欧のライフスタイルも毎回紹介。生徒は武田真治さんと木佐彩子さん。第6回はブーケ。花が少なくても美しく仕上がるスパイラルブーケ作りのテクニックを学びます。
出演者
【講師】フラワーアーティスト…ニコライ・バーグマン,【生徒】武田真治,木佐彩子,【語り】はな,福田亨

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
趣味/教育 – その他

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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