愛知県の県営名古屋空港です。
多くの関係者、そして報道陣が詰めかけていて、期待の高さがうかがえます。
そして、MRJが今、滑走路に姿を現しました。
初飛行に臨む小型ジェット旅客機、MRJ。
MRJ、滑走路を走り始めました。
徐々にスピードを上げていきます。
今、離陸しました。
徐々に高度を上げていきます。
多くの人の希望と共に、青空に向かって突き進んでいきます。
半世紀ぶりとなる、国産旅客機の開発。
実用化に向けて、大きく前進しました。
こんばんは。
ニュースウオッチ9です。
きょう、およそ1時間半にわたって初飛行を果たしたMRJ。
その名前は、ミツビシ・リージョナル・ジェットの頭文字から取られています。
リージョナルは地域のという意味で、大都市と地方との移動に使うことを想定しています。
最大の売りは、燃費のよさです。
ライバル機に比べて、2割程度いいということです。
今後、航空機産業の発展に向けた起爆剤になると期待されています。
かつて国産旅客機、YSー11の製造に携わった伊藤敏彦さん。
MRJの初飛行を見守りました。
YSー11でございます。
聖なる火を載せてアテネからはるばる、日本本土に初めてやってまいりました。
名機と呼ばれたYSー11。
しかし、海外での販売が伸び悩み、昭和48年に生産終了に追い込まれます。
それから半世紀。
海外の航空機メーカーへの部品供給を通じて、日本のメーカーの技術力は向上。
再び国産の旅客機開発に乗り出そうという機運が高まりました。
新興国の経済成長に伴って、人の移動が増えていることなどから、小型旅客機の市場が拡大していくと見られているためです。
MRJを開発している三菱航空機は、今後20年で、小型ジェット機の需要を5000機と見込んでいて、燃費のよさなどを武器に、その半分を受注したいと考えているのです。
しかし、行く手には強力なライバルも。
中東ドバイで開かれている航空ショーです。
こちらは、カナダのボンバルディア。
100人から150人乗りの旅客機を売り込もうと、テスト飛行が最終段階に入った、最新型機を展示しました。
これに対し、MRJ。
実際の機体の展示が間に合わず、ブースでの紹介にとどまりました。
ライバル、カナダのボンバルディアとブラジルのエンブラエル。
市場はこの2社がほぼ独占しています。
中国やロシアも市場参入を目指し、今後、激しい競争が予想されています。
この競争をどう勝ち抜くのか。
MRJの最大の武器は、燃費のよさです。
尾翼などに軽くて丈夫な炭素繊維を使った素材を用いるなど、機体を軽量化。
ライバル機に比べて、2割程度、燃費を向上させたといいます。
MRJの軽量化を実現したのは、国内の部品メーカーの高い技術力でした。
従業員およそ40人の金属加工メーカーです。
ボーイングなど、海外の航空機の部品の製造を担ってきました。
2年前、このメーカーが受注したのは、これまでにない技術を必要とする部品の製造でした。
それがMRJの部品です。
航空機の翼の一部、フラップ。
それを動かすフラップレールです。
MRJの軽量化を実現するため、薄さと精度の両立が求められ、極めて高い技術が必要でした。
設計した台湾のメーカーが、加工が難しいと、製造を投げ出すほどでした。
精密な加工を実現するため、メーカーは、刃物そのものを作ることから始めました。
刃先を手作業で独自の形に削ることで、100分の1ミリ単位での加工が可能になりました。
ほかの仕事が遅れ、年間の売り上げも数千万円落ちたといいます。
社員は連日、泊まり込みで作業を続けました。
そして、きょう。
2年半余りに及んだ製品作り。
苦労の末に手にしたのは、これまで以上の技術力でした。
MRJの部品のうち、国内メーカーが製造したのは、およそ3割。
MRJが量産されれば、航空機産業のすそ野の拡大につながると見られています。
これまで開発が遅れてきたこのMRJ。
数々の課題を乗り越えて、ようやく初飛行を果たしたわけなんですよね。
ということですね。
世界中の空を飛ぶ日、この日が来るのが楽しみだなと思いましたね。
そうですね。
ただ、なかなかすぐには来ないかも、もう少し時間がかかるかもしれないんですね。
というのは、MRJ、今後は国の内外で1500回にわたって、試験飛行をまず行わないといけないと。
それから強度とか構造とか、およそ400項目の審査をすべてクリアしなければいけないということなんですね。
ですから、安全性に万全を期しながら、スケジュールどおり開発を進めていけるかが問われることになります。
次です。
京都市の小学6年生が、大麻を吸ったと話したというニュース。
衝撃が広がっています。
警察は、児童の自宅を捜索し、高校生の兄の部屋から大麻草が見つかったとして、大麻取締法違反の疑いで、兄を逮捕し、入手ルートを調べています。
男子児童が大麻を吸ったと話した問題。
街の皆さんはどう受け止めているんでしょうか。
京都市教育委員会が緊急に開いた校長会。
公立の小中学校や高校など、255校の校長らが集まりました。
警察の担当者は、たばこをきっかけに、大麻に手を出すケースが多いことなど、大麻を巡る現状を説明しました。
今回の問題が発覚したのは、先月のことです。
生活態度に問題が見られたため、教師が6年生の男子児童に話を聞いたところ。
その上で、時期や場所などについて具体的に話したということです。
市の教育委員会から相談を受けた警察は、きょう午前、京都市内にある男子児童の自宅を捜索。
府立高校に通う17歳の兄の部屋から、大麻草が見つかったとして、兄を大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、兄は、自分で吸うために持っていたと供述し、容疑を認めているということです。
また、男子児童は、兄の部屋で、缶に入った大麻草を見つけて、パイプに詰めて吸った、合わせて4回吸ったと話しているということです。
同じ京都市内では、高校生4人が、大麻草を隠し持っていたり、譲り渡したりしたとして、ことし9月に逮捕されました。
警察庁によりますと、去年1年間に大麻取締法違反の疑いで送検された少年や少女は、全国で80人に上っています。
10年前に比べて半分以下に減っていますが、依然として後を絶っておらず、深刻な問題となっています。
薬物依存症だったという40代の男性です。
中学3年生のときに大麻に手を出したことが、薬物にのめり込んだきっかけだったと話します。
男性は現在、薬物依存症の人たちの社会復帰を支援しているNPOで働いています。
断る勇気が大事だと訴えます。
薬物依存症の患者の治療に取り組む医師です。
子どものころに使ってしまう危険性をこう指摘します。
その上で、子どもたちが薬物に手を染めてしまう背景も見据えた、継続的な対策が鍵になるといいます。
兄の部屋から見つかったという大麻草。
警察によりますと、2人と一緒に暮らしている父親は、子どもたちが大麻を吸っていることは知らなかったと話しているということです。
警察は、入手ルートを解明するため、兄のスマートフォンを押収するなどして、詳しく調べています。
8日に行われたミャンマーの総選挙で、アウン・サン・スー・チー氏率いる、野党NLD・国民民主連盟は、独自の集計で、政権交代に必要な過半数の議席に達したことを明らかにしました。
ミャンマーの選挙管理委員会によりますと、これまでに選挙で争われた議席の60%の299議席が確定したということです。
この結果、民主化運動を率いてきたアウン・サン・スー・チー氏の野党NLDが、256議席を獲得。
与党USDP・連邦団結発展党は、20議席と、圧倒的な差でNLDがリードしています。
またNLDの幹部は、党の独自の集計で、過半数の333議席を上回る議席を獲得したことを明らかにしました。
一方、ミャンマー市民からは、今後に対する慎重な見方も。
スー・チー氏は、テイン・セイン大統領に、総選挙後の国民和解のための会談を呼びかける書簡を送りました。
これに対し大統領は、NLDに祝意を表したうえで、選挙結果が確定すれば、会談に応じ、平和的な政権移譲を行うと約束しました。
今後、選挙結果などを巡る大きな混乱がなければ、ミャンマーで民主化勢力主導の政権が誕生する見通しが強まりました。
新しい議会の招集は、来年1月末以降、その後、新大統領を選出する手続きが行われ、新政権の発足は、来年3月末以降となる予定です。
さて、きょう11月11日は中国のビジネスにとって大きな一日です。
数字の1はシングル、つまり独身の人を象徴することから、独身の日とされていまして、これに合わせて、インターネットの通販サイトが、大規模なバーゲンセールを行っています。
その売り上げなんですが、現地時間午後5時半の時点で、日本円で1兆3800億円を超え、去年を大きく上回っています。
購買意欲が旺盛な若い独身者たちは、小皇帝世代と呼ばれ、中国経済が減速する中、消費のけん引役として期待されています。
中国のネット通販最大手、アリババが開いたイベントです。
11月11日を迎えた瞬間、スクリーンの数字、通販サイトの売り上げ額がどんどん増えていきます。
開始から僅か12分で。
100億人民元、日本円で1900億円を超えました。
独身の日のきょう行われた大規模なバーゲンセール。
アリババの運営サイトの売り上げは、現地時間の午後5時半には、去年のこの日1日分を大きく上回り、1兆3800億円を超えました。
経済の減速が鮮明となっている中国。
救世主として期待されているのが、20代から30代前半の若者です。
右肩上がりの経済成長の時期に育ち、一人っ子政策の下、親に大切にされ、小皇帝と呼ばれました。
この世代の人口は、およそ3億3000万人と、中国人のおよそ4人に1人に当たります。
小皇帝世代の一人、中国南部、広東省に住む、張晁イさん25歳です。
きょう、スマートフォンでバスケットボールシューズを買いました。
日本円でおよそ1万円でした。
勤めている会社の寮には、好きで集めたバスケットボールシューズなどの靴が11足。
一人っ子の張さん。
父は会社員、母は公務員の共働きで、小さいころから欲しいものはすべて手に入り、それが普通だと思ってきました。
社会人3年目の今でも、このライフスタイルを続けています。
今、張さんにはどうしても欲しいものがあります。
車です。
目を付けたのは、日系の自動車メーカーが、中国で新たに開発した車です。
車の値段は、およそ300万円。
張さんの年収160万円のおよそ2倍です。
両親から80万円出してもらい、残りは貯金とローンで支払うつもりです。
ローンは月給の4割近くになります。
経済の減速などで伸び悩む中国の自動車市場。
日系の自動車メーカーは、消費意欲が旺盛な、こうした小皇帝世代の市場を開拓することで、成長を続けようとしています。
この車は、メーカーが小皇帝世代をターゲットに、初めて開発しました。
開発は中国人が中心となりました。
開発の責任者、呉越さんです。
小皇帝世代を引き付けるのは、個性と、すべては自分のためにというキーワードだといいます。
車の開発で、特に力を入れたのは、居心地のよさです。
中国のほとんどの若者が持っているスマートフォンと、オーディオを連動させることで、ハンドルを握ったまま、車内で電話ができるようにしました。
内装でも、自分だけの空間という特別感を出したといいます。
気に入った張さんは、購入契約を結びました。
このメーカーでは、こうした車の開発を今後もさらに進めるといいます。
小皇帝世代を狙った戦略は、ほかの業界にも広がり始めています。
日本料理を提供する居酒屋。
小皇帝世代向けに、1か月前からインターネットで宣伝を始めたところ、20代、30代の若者の客が大きく増えました。
日本酒や魚、イカなどを日本から取り寄せています。
値段は中国の一般的な店のおよそ3倍ですが、売り上げは上々だといいます。
小皇帝世代の本物志向にうまく当たったと考えています。
中国の若い世代の消費意欲に圧倒されましたけれど、でも、今、中国経済が減速する中で、これっていつまで続くのかっていう疑問は湧きますね。
確かにちょっと気にはなりますよね。
ただ、先ほどリポートでも紹介した日系自動車メーカーの開発責任者は、これから10年間は、この小皇帝世代が消費の中心に居続けるであろうと見ているということなんですね。
どうねらいを絞って売っていくかということが、ますます重要になってきているということだと思います。
国が行う事業を検証する、政府の行政改革推進会議の秋のレビューが、きょうから3日間の日程で始まりました。
むだな予算をあぶり出して、行政改革を進めていくことはできるのでしょうか。
きょうから始まった政府の行政改革推進会議の秋のレビュー。
エネルギー・地球温暖化対策や、2020年東京オリンピック・パラリンピック関連など、8つの府省の55の事業について、民間の有識者も交えて検証を行います。
原子力エネルギー関係の事業に関連して、河野行政改革担当大臣は。
レビューでは、ほとんど使用実績がない、高速増殖炉もんじゅの使用済み核燃料などの運搬船が議題に。
有識者から、毎年およそ12億円が支出されていることについて、本来の目的で運搬船を使用する見込みはあるのかといった疑問の声が出されました。
これに対し、文部科学省の担当者は、もんじゅが運転されれば使用されるし、使用済み核燃料はあるので、将来的に可能性はゼロではないなどと反論しました。
レビューでは、建物の耐震化に関する、国土交通省の事業も議論の対象となりました。
この事業は、一定の条件を満たしたホテルや旅館などが、耐震診断や改修を行う際に、費用の一部を補助するものです。
国は昨年度までに300億円の予算を計上。
しかし、予算の執行率は平成25年度が1%、平成26年度が9.5%と、極めて低くなっています。
この執行率の低さが問題として指摘されました。
制度はなぜ活用されないのか。
西日本で80年以上続く旅館です。
ことし、耐震診断をしたところ、3棟ある建物すべてで、耐震改修工事が必要だという結果に。
費用は5億円以上に上る見込みです。
補助を受けても、自己負担は9割近く。
年間の利益の8倍以上に当たるため、改修は容易ではないといいます。
一方、この制度を活用して、耐震改修を行った所もあります。
東京・府中市にあるビジネスホテルです。
1階部分の壁を増築するなど、比較的小規模な改修を行いました。
費用は2000万円近くかかりましたが、自己負担は1割で済みました。
自己負担9割近くと1割。
なぜこれほど補助率が違うのでしょうか。
西日本の旅館に対する補助は、国からの1割余りしかありません。
一方、府中市のホテルでは、国だけでなく、東京都や市からの独自の補助が加わります。
さらに、自治体独自の補助制度がある場合、国の補助率は引き上げられます。
府中市のホテルの場合、災害時の避難や救助のルートに指定されている、緊急輸送道路に面しているため、公共性が高いとして、より多くの補助を受けることができました。
きょうのレビューでは、地域などで補助率にばらつきがあることが不公平感につながり、必要な耐震化が遅れているとの指摘が出されました。
国土交通省では、来年度には、すべての都道府県に補助制度ができるよう働きかけを行い、耐震化を進めたいとしています。
秋のレビューはあさってまで行われます。
続いてトゥデーズウオッチです。
東日本大震災から、きょうで4年8か月。
行方が分かっていない人の捜索が、各地で行われました。
黙とう。
岩手県では、1126人の行方が分かっていません。
毎月11日、警察による行方不明者の捜索が行われています。
また被災地では、慢性的な介護現場の人手不足が続いています。
NHKが宮城県と岩手県で被災した、特別養護老人ホームを取材したところ、スタッフ不足によって受け入れ人数を制限したり、サービスを縮小したりした施設が、全体の3割以上に上りました。
政府の経済財政諮問会議が開かれ、安倍総理大臣はGDP・国内総生産を600兆円にする目標の達成に向けて、経済界に協力を求めました。
民間議員が示した対応策によりますと、法人税の実効税率を早期に20%台に引き下げることや、今後5年程度で平均3%程度の名目成長率を実現するため、これにふさわしい賃金や最低賃金の引き上げに向けて、環境整備を行うよう求めています。
その上で、関係閣僚に対し、今月24日にも開かれる次回の会合で、GDP600兆円達成に向けた、緊急対応策を取りまとめるため、検討を急ぐよう指示しました。
アメリカ軍普天間基地の移設計画を巡り、沖縄県の翁長知事は、埋め立て承認の取り消しの撤回を求める国土交通省の指示には、応じられないという考えを示しました。
国土交通省の指示には応じられないとした翁長知事。
国が知事の代わりに取り消しを撤回し、埋め立てが承認された状態に戻す代執行を求めて提訴した場合、みずから法廷に出て、意見陳述を行う考えを示しました。
消費税の軽減税率を巡る自民、公明両党の協議。
公明党は、加工食品を含めた幅広い品目を、税率を軽減する対象とするよう求めたのに対し、自民党は、対象品目を明確に線引きできる、精米や生鮮食品に絞り込むべきだとして、加工食品にまで拡大することに難色を示し、両党の溝は埋まりませんでした。
会合のあと、自民党の宮沢税制調査会長は、当初目指していた今月中旬までの合意は、困難だという認識を示しました。
次は国会です。
南シナ海で中国が造成する人工島の周辺海域を、アメリカ軍のイージス鑑が航行したことに関連して、安倍総理大臣は、現時点で自衛隊がアメリカ軍の作戦に参加する計画はないとする一方、南シナ海での自衛隊の活動は、日本への影響を注視しつつ、さまざまな選択肢を念頭に検討する考えを示しました。
参議院予算委員会の閉会中審査。
自民党は、憲法改正について。
民主党は、TPPについて質問しました。
TPPを巡って、公明党は、木材資源対策について。
TPPを巡っては、共産党からも。
また高木復興大臣は、みずからが代表を務める自民党の支部が、選挙区内では原則として禁じられている、香典を支出したと、政治資金収支報告書に記載していた問題に関連し、今は与えられた仕事に全力を尽くしたいと述べ、大臣の職責を果たしていく考えを重ねて示しました。
ニュースを続けます。
横浜市のマンションで傾きが見つかり、建物を支えるくいのデータが改ざんされていた問題。
くいの工事の元請けの三井住友建設の永本芳生副社長は、きょうの中間決算の会見で謝罪し、管理責任があったことを認めました。
気象情報、井田さんです。
こんばんは。
きょうは和歌山県からの映像です。
日ざしを浴びて、わー、きれいですね、紅葉。
きょうは広い範囲で、久しぶりに晴れ間が広がりました。
こちらは兵庫県の豊岡市、恒例の新そばまつりです。
収穫されたばかりの地元産のそば粉を使っています。
これ、打ちたての新そばですか。
おいしそう。
ねぇ。
豊岡市の出石町では、小さなお皿にそばを盛って食べる、皿そばで知られています。
出石町の新そばまつりは、あすも行われます。
きょうは本当にいい天気の所、多くなりましたけれども。
秋らしくなりました。
あしたはどうなんでしょうか?
この晴れ、いつまで続くのか、地域によって変わってくるんですね。
まず、九州や四国ではあすにかけてという所が多くなりそうですね。
そして中国地方から関東、北陸では、あさって金曜日にかけて、北日本は土曜日にかけて続くという所が多くなりそうです。
この時期、2、3日の周期で晴れと雨と行ったり来たりしますので、上手に日ざしを使うようにしてください。
では、あすにかけての天気図を見ていきましょう。
あすは北から中心を持つ高気圧に覆われる見込みです。
このために、あすも晴れ間の広がる所が多くなりそうです。
冷たい空気がきょうよりも南に下がってきますので、きょうよりも気温の下がる所が多くなりそうです。
では、朝の気温から見ていきましょう。
朝は北日本、東日本では、きょうより下がる所が多くなりそうです。
北海道や東北、東日本の内陸も白で、氷点下に下がりそうです。
そして午後3時です。
きょうと同じか、やや下がる所が多いでしょう。
西日本も黄色で、20度を下回る所が多くなりそうです。
そして夜も朝と同じくらい気温の下がる所が多くなりそうです。
各地の天気と気温を詳しく見ていきましょう。
なんでしょう?スポーツ、佐々木さんです。
こんばんは。
この鐘の謎は後ほどお伝えします。
大相撲九州場所は4日目。
3連勝の横綱・白鵬と、その白鵬に先場所勝利した嘉風の対戦。
2場所連続の波乱はあったのでしょうか。
白鵬のここからを占っていく意味でも、同じ相手に2場所続けては負けられません。
張っていった、白鵬。
これで決まった。
なんと勝負はあっけなし。
右で張って組むつもりだったと、白鵬。
好取組を期待した場内からはため息。
白鵬は、完全に変化したわけではないが、いい相撲を見せられず申し訳ないと、複雑な表情でした。
地元、福岡出身の大関・琴奨菊が好調です。
4場所ぶりとなる初日からの4連勝を目指しました。
琴奨菊。
ここまでは満足と、相撲内容に自信を深めています。
苦手の栃煌山に何もさせず、いい方向に向かっていると、充実した表情でした。
今場所初めて、3横綱4大関がそろって勝ちました。
サッカー天皇杯は、きょうからベスト8を懸けた4回戦です。
J3で唯一勝ち残った町田ゼルビアが、J1の第1ステージを制した浦和レッズに挑みました。
J1のチームを破ってきたゼルビア。
120%の力を出すと、番狂わせを狙いました。
開始早々のフリーキック。
序盤は積極的な攻めが目立ちました。
そのあとは、レッズに押し返され、32分には、李。
前半だけで3点を奪われます。
それでもゼルビアは、後半5分。
キャプテンの平でした。
シュート!ボレーシュートになった!
諦めないと追い上げます。
さらに攻めるゼルビア。
ここはゴールポスト。
勢いに乗れません。
最後は地力に勝るレッズに突き放されました。
ゼルビアのベスト8進出はなりませんでした。
J2のホーリーホックとヴォルティスは、いずれもJ1の上位チームに敗れ、これでJ2とJ3のチームはすべて姿を消しました。
4回戦の残りの試合は、14日と15日に行われます。
プロ野球、西武のドラフト1位、富士大の多和田真三郎投手が入団に合意。
背番号は名だたるエースが付けてきた18に決まりました。
多和田投手はきょう、西武との交渉に臨み、入団に合意しました。
最速152キロ、即戦力として期待されています。
用意された背番号18は、松坂大輔投手、さらに涌井秀章投手と、名だたるエースが背負ってきました。
日本ハムのドラフト1位、明治大の上原健太投手は、仮契約を結びました。
1メートル90センチの長身から、最速151キロのストレートを投げ込む上原投手。
手本にしてきたのは。
サイヤング賞3回、大リーグ屈指の左ピッチャーです。
続いては、こちら。
カヌーのスラロームです。
激流の中、コースに設定されたゲートを通りながらタイムを競います。
この種目のリオデジャネイロオリンピック代表に内定したのが、矢澤一輝選手です。
その矢澤選手、実はもう一つの顔を持つ異色の選手なんです。
長野県の善光寺です。
朝の法要。
お経を唱える僧侶たちの中にいるのが矢澤選手です。
日の出とともに一日が始まります。
カヌー選手だった父親の影響で、小学1年生から競技を始めました。
北京でオリンピック初出場。
続くロンドンでは、日本選手初の決勝進出と、満足のいく結果を残したことから、大会後、一線を退きました。
そして、幼いときから親交のあった住職に憧れ、僧侶になることを決めました。
全く新しい道でした。
僧侶を優先し、競技は国内に限定しましたが、ことし4月、全国大会で優勝したことで、オリンピックへの思いが再び沸き起こりました。
午後3時、僧侶としての勤めが終わります。
たった一人でトレーニングを続ける矢澤選手。
練習に適した川もみずから探しました。
ゲートも手作りです。
二足のわらじで、練習量は半分に減りましたが、競技に専念したときに比べて、精神的に楽になったといいます。
矢澤選手は、舟を操る技術に自信を持っています。
オリンピックに向けた課題は、前に進む力。
下半身でこぐ意識を高めて、強化しています。
日が沈んでも、一人黙々と課題に向き合います。
僧侶と選手。
限りある時間の中、みずから選んだ道を突き進みます。
こうやって見てても、僧侶と選手、同じ人と思えない感じがしますね。
でもなんか精神力とか、集中力が強くなってきたんですかね。
それもあるかもしれないですね。
また川に出たときの生き生きした表情も印象的でしたけれども。
この日は午後8時半まで練習していたそうなんですが、夜の行事などがあるときは、練習を削って、またお寺に戻ってお勤めをするそうです。
好きだからこそ続けられるこの生活。
応援したいですね。
さあ、きょう、おしまいの映像は、北海道からです。
これは?
旭川市の旭山動物園です。
市内ではけさ5センチの雪が積もりました。
動物園では、寒さに弱い動物を屋内に移す作業を終えて、きょうから冬の営業を始めました。
2015/11/11(水) 21:00〜22:00
NHK総合1・神戸
ニュースウオッチ9▽国産ジェット旅客機MRJが初飛行▽衝撃“小学生が大麻”[二][字]
“日本の翼”再び空へ 国産ジェット旅客機「MRJ」が初飛行 祈り見守った人々は▽衝撃“小学生が大麻”低年齢化の実態は?▽中国“独身の日”商戦鍵握る「小皇帝」とは
詳細情報
番組内容
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
出演者
【キャスター】河野憲治,鈴木奈穂子,【スポーツキャスター】佐々木彩,【気象キャスター】井田寛子
ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
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