天窓の雨漏り修理で気をつけること
1.天窓(トップライト)のメリット・デメリット
天窓(トップライト)はよく雨漏りが生じる部位です。
定額屋根修理でも、これまで天窓から起因する雨漏り修理をたくさん行っていきました。
屋根に穴を開けて、そこから採光をとるので、当然雨仕舞い処理には十分な注意が必要です。
1-1.天窓のメリット
建築基準法によると、居室には床面積の1/7以上の採光を確保する必要があります。
天窓は壁面の窓に比べ3倍の採光で計算できます。
結果、敷地形状や回りの建物との関係上、フレキシブルな設計ができます。
また、天窓があると光の演出ができる、夜空を眺めることができるなど、デザイン上おしゃれです。
開閉できるタイプじゃ通気性が向上し、風通しのいい自然の風が吹き抜けます。
天窓の通風は壁面窓の4倍以上の効果が期待できます。
サッシ・天窓専門メーカー(YKK AP株式会社 LIXIL 株式会社)でも天窓のメリットについては解説されていますので合わせてご覧ください。
(出典:日本ベルックス)
1-2.天窓のデメリット
雨を防ぐための屋根に穴を開けるためには特別な雨仕舞い処理が必要です。
既製品を使用すれば安全性は期待できますが、もちろん雨漏り対策はしっかりと考慮する必要があります。
また、新築による設計上の都合と、既製品が廃番となり交換ができない場合、現場で天窓を造作することがあります。
この現場造作による天窓は雨漏りの危険性は既製品のものより相対的に高くなります。
台風や豪雨の時、雨がガラスに当たり大きな雨音がします。
特に寝室などに取り付ける際は注意が必要です。
その他のデメリットとして、結露が挙げられます。
冬、室内の水蒸気が冷たい窓に当たることで、発生する(内部)水滴です。
壁面の窓であればふき取りができますが、高所にある天窓(トップライト)は窓や枠の細かい所までふき取ることができません。
もちろん天窓には結露を排水するようなシステムが備わっています。
また、換気扇や、2重窓、樹脂窓、シートなどで結露を予防、防止する方法はあります。
しかし、完全ではありません。
結露の水滴は雨漏りとは異なりますが、雨漏りと同じ影響を室内に及ぼします。
雨漏り同様、壁の内部まで水が浸透すると構造材を腐朽させてしまう恐れがあります。
2.天窓の寿命
既製品の天窓の寿命は25年から30年と言われています。
ただし、交換が必要な時期に商品が廃番となり、交換ができないケースがあります。
最近ではデンマークのベルックスのような世界的な天窓専門企業が日本のYKK AP株式会社と提携し、フレキシブルに交換できる商品を開発・販売しています。
また、品質、施工技術はひと昔に比べ向上しています。
3.天窓(トップライト)の雨漏り修理
天窓の雨漏り修理をする方法は主に4パターンあります。
3-1.シリコン コーキング処理
天窓の四方向にシリコン・コーキングで雨の侵入箇所を予想し、埋めます。
シリコン・コーキング材はたくさん種類とグレードがあります。
屋外・屋根補修専用のシリコン・コーキングを使うようにしましょう。
ただし、一時的な雨漏り改善が期待できますが、根本解決には至りません。
再度、雨漏りが生じるのは時間の問題となります。
3-2.天窓の交換
天窓の寿命は25年から30年です。
メーカーは新製品を頻繁に開発・販売するので、同じ物を用意して交換することができないケースが多いです。
その場合は現場加工による天窓製作になります。
現場加工の天窓は既製品に比べ、雨漏りのリスクははるかに高くなります。
3-2-1.天窓の取り付け工事
いくら天窓の品質が向上しても、取り付け工事を行う業者の技術が疎かであれば意味がありません。
・野地板との接合部との取り合い、入隅・スペーサーの防水処理技術がある。
・雨水の流れ、下からの吹き上げ、結露の排水など水の流れと発生を熟知している。
・天窓専用のアスファルトルーフィングを使用し立ち上がり部分を増し張りする。
などの工程、ポイントをしっかり押さえている必要があります。
天窓の雨漏り修理は水の流れを把握している職人、屋根専門の工事会社に依頼してください。
3-3.屋根の葺き替え
もし屋根本体の劣化が進行している場合は、屋根葺き替え工事を行うことも検討してください。
屋根の葺き替え工事は、天窓まわりの下地、水切り板金を新たに施工する必要があるので天窓の雨漏りを改善することができます。
もちろん天窓に寿命が来ている場合は新しい天窓に交換することも可能です。
3-4.天窓を塞いでしまう
いっそのこと、将来のリスクやメンテナンスを考慮して、天窓を塞いでしまうという選択も検討してください。
もし屋根の材質がコロニアルでしたら、カバー工法による屋根リフォームが可能です。
4.定額屋根修理 天窓改修 工事事例
下記は定額屋根修理で施工した、天窓(トップライト)のリフォームを行った現場の一部です。
5.まとめ
・天窓は雨仕舞いに特別な処理が必要です。工事は施工実績のある屋根修理の専門工事会社にご依頼ください。
・場合によっては天窓を塞いでしまい、屋根カバー工法なども検討してください。
定額屋根修理は常にお客様の利益に適う正しい情報をご提供することをお約束いたします。