> (cache) 城南新報 ON WEB|2014年2月4日の記事より 府立木津川運動公園南側区域 3月16日竣工、17日開園 (城陽・山砂利跡地内)

 


城南新報 2014年2月4日の記事より

府立木津川運動公園南側区域 3月16日竣工、17日開園 (城陽・山砂利跡地内)

整備が進む府立木津川運動公園南側区域 京都府は3日、城陽市東部の山砂利採取跡地内で整備してきた仮称・府立木津川運動公園(約30f)南側区域の竣工式を3月16日(日)に執り行い、翌17日(月)から一般開園する予定―と発表した。同公園の利用料金は駐車場も含めて無料、開園時間は基本・午前9時から午後5時。毎週木曜日が休園となる見込みだが、指定管理者の創意工夫により、変動する可能性もある。

 木津川運動公園はもともと、02年サッカーW杯の会場誘致のため、府が96年2月に都市計画決定。しかし、日韓共催となったことで国内会場が少なくなり、京都は先行に漏れた。
 その後、府は有識者による整備検討委員会を開き、公園整備方針を転換。子供から高齢者まで幅広い世代が気軽にスポーツを楽しめる『緑の再生と自然環境との共生』をコンセプトとした府民参画の公園づくりが進められてきた。
 公園全体の総事業費は概算で160億円。ただ、財政難の折、府はできる限りのコスト縮減に取り組み、市民ボランティア「森守クラブ城陽」(放示和彦代表、約50人)のメンバーをはじめ、学校や事業所など現在15団体が行っている苗木の里親事業も、公園整備の大きな原動力として機能してきた。
 府によると、新名神ルート南側の府有地約13fの中心に南北130b、東西100bの「大芝生広場」を整備するほか、同じく全面芝の「ファミリー広場」、大型遊具などを備えた「ちびっこ広場」、土舗装の多目的広場、管理事務所が入る「公園センター」、さらにウメ、モモ、カキ、クリなどを栽培する果樹園や自然観察や環境学習ができる「参画・再生の森」を造成。防災調整池(多目的池)には、公園全体の眺めが楽しめる木製デッキも設ける。
 公園西側には駐車場(一般車151台、障害者用7台分)も整備中だが、最寄りのJR長池駅から公園入口まで徒歩5分と便利な場所にあり、府南部の幅広い人々から親しまれそうだ。
 今回、開園するのは南側区域(約13f)のうち、「参画・再生の森」の一部を除く約11f。3月16日の竣工式はまず午後2時から寺田南小体育館で、山田啓二知事らの出席のもと、式典を行い、同2時45分から場所を現地の公園に移し、テープカットとくす玉割で新公園のオープンを祝す。
 なお、同公園の管理・運営を行う指定管理者には、公益財団法人青少年野外活動センター(明田功理事長)=城陽市=が選定され、2月定例府会での議決後に、府との間で向こう3カ年間の正式協定が結ばれる。


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