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【侍ジャパン】5打点中田で2連勝!“千と千尋”で神懸かり!!

2015年11月12日6時0分  スポーツ報知
  • 9回1死一、二塁、サヨナラ打を放った中田は万歳で喜んだ
  • 台湾北部の「千と千尋の神隠し」の舞台とも言われる観光名所「九份」を訪れ、記念撮影する(左から中田、中島、平田)

 ◆プレミア12 ▽1次ラウンド・B組 日本6x―5メキシコ(11日、台湾・天母)

 神様、仏様、中田様―。野球の国際大会「プレミア12」は11日、台湾で1次ラウンドの6試合が行われ、B組の日本はメキシコとの死闘をサヨナラで制し、2連勝を飾った。1点リードの9回表2死三塁、「あと1球」から6番手の沢村が同点打を浴びたが、その裏1死一、二塁、中田が右中間へサヨナラ打を放った。中田は2回に2ランをたたき込むなど、3打数3安打5打点の大暴れ。恐怖の6番打者が侍を、世界の頂点へけん引する。

 耳をつんざく、台湾の野球ファンのブーイングに全身の血が逆流した。同点の9回1死、前を打つ筒香が敬遠で歩かされた。一、二塁となり、中田のハートに火が付いた。「一気に気合が入りました。(大歓声で)ホームみたいな気持ちでできました」。フルカウントから痛烈なライナーを右中間へ。サヨナラだ。2連勝だ。歓喜に沸く輪の中で、笑顔がはじけた。

 アーチでも台北市民を仰天させた。1点を追う2回1死一塁、左越えに今大会1号となる2ランをたたき込んだ。14年11月15日の日米野球第3戦(東京D)以来となる侍ジャパン2発目に「1打席目はシーズン中から大事にしている。あの打席で楽になった」とエンジンがかかった。8日の韓国戦でのマルチ安打に続き、3打数3安打と大暴れ。5打点はレギュラーシーズンやCSも含め、プロでの自身最多タイだ。

 台湾のパワースポットで得た運気も、絶好調の要因だ。10日の前日練習を終えた後、大阪桐蔭の先輩・平田や日本ハムの後輩・中島と向かった先は、台湾北部の観光名所「九フン(きゅうふん)」だった。宮崎駿監督の代表作「千と千尋の神隠し」のファンの間では「映画の舞台では?」ともうわさされる名所だ。「パワースポットでもあるみたいなんです」。レトロな町並みと幻想的な風景に「すごい」。心の充電も済ませ、リフレッシュして試合に臨んだ。

 本番の緊張感を力に変え、プチスランプを脱却した。10月。チームの秋季練習で本来の打撃を見失い、小久保ジャパンの初陣となった今月5日のプエルトリコとの強化試合を迎えても「前に飛ばない」と松田に漏らしながら球場入りした。試合直前のフリー打撃で稲葉打撃コーチから「自分で思っているほど悪くない。投手との間合いだけ考えて打て」と助言され吹っ切れた。打席で18・44メートル先の外国人投手にだけ集中し、調子を上げた。しっかりと間に合わせてきた。

米スカウト絶賛 視察したあるメジャースカウトは「どこの球団も彼の存在は分かっている。こういうところで打つのはさすが」と二重丸をつけた。「このまま勝ち進みたい」と表情を引き締めた中田。台湾に魅せられた大砲がそのバットで、侍の爆勝ロードを切り開く。(中村 大悟)

 ◆千と千尋の神隠し 宮崎駿監督によるスタジオジブリの長編アニメーション映画。01年7月20日に公開。主人公の小4の女子、荻野千尋が異界に迷い込み、勝手に食物に手を付けたため、魔女によって両親が豚に変えられてしまう。それを救うために「油屋」と呼ばれる温泉宿で働き始め、そこでの経験を通じて成長を遂げていく―という物語。興行収入は304億円とされ、日本歴代興行収入第1位に輝く大ヒット作品である。

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