俳優の渡哲也(73)が、年末からオンエアされる宝酒造の「松竹梅」のCMに出演することが10日、わかった。渡は今年6月に急性心筋梗塞で入院しており、本CM撮影が復帰後の初仕事となった。
1967年以来、49年目になる宝酒造と石原プロモーションの歴史。「松竹梅」のCMには、70年から87年までの17年間は石原裕次郎さんが出演し、88年から渡に引き継がれた。
昨年の同CMの撮影以来、ちょうど1年ぶりの仕事となった渡は「宝酒造さんからの『CMに是非出演いただきたい』という言葉が励みになりました。
仲間に支えられてやり切ることができ、持つべきものは仲間だなと思いました」と、サポートしてくれた周囲に感謝の言葉を述べた。
CMで共演している舘ひろしも、渡とは電話で話していたというが「久々に直接会えて、うれしかったです。
いまだに渡と話すと何を話したか覚えていないくらい緊張しますし、渡が入ってくるとテンションがあがります」と復帰を喜び、神田正輝も「渡さんが入ると現場が締まり、違った雰囲気になりました」と存在の大きさを再認識していた。
CMにはそのほか、徳重聡、池田努、宮下裕治、金児憲史ら石原プロモーションの俳優も出演する。
また、裕次郎さんの生誕80周年を記念し、裕次郎さんが出演した「松竹梅」CM約130本を収録したDVD『生誕80周年記念 石原裕次郎 松竹梅CM集』が12月16日に発売されることも決定した。