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レジオネラ症、過去最多の患者報告数- 入浴施設で集団発生、指導強化の自治体も
レジオネラ症の患者報告数が感染症発生動向調査事業を始めた1999年以降で最多となっていることが、国立感染症研究所がまとめた患者報告で分かった。11月1日までの今年の患者報告数は、昨年1年間の報告数を100人以上超過。入浴施設での集団発生も起きており、患者が発生した自治体では、気になる症状が見られた場合、早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。【新井哉】
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■10カ月で1300人超の報告、東京が最多
レジオネラ症は、レジオネラ菌の感染により引き起こされる感染症。主な症状は、高熱や全身の倦怠感、頭痛などを伴うレジオネラ肺炎で、国内での感染源は公衆浴場などの入浴施設が最も多い。
また、高齢者や糖尿病患者、慢性呼吸器疾患患者など、抵抗力が落ちた人が罹患しやすい傾向もあることから、厚労省は今年7月、特に入浴設備を伴う介護保険施設の業界団体に対し、改正された対策マニュアルを事務連絡していた。
レジオネラ症は2006年以降、増加傾向となっており、国立感染症研究所によると、今年11月1日までの約10カ月間の報告数は、昨年1年間の1236人を上回る1347人となっている。
都道府県別の今年の患者報告数は、東京が最多の128人。以下は神奈川（120人）、愛知（91人）、埼玉（77人）、大阪（69人）、千葉（67人）、茨城（59人）、兵庫（51人）、静岡と福岡（共に40人）、富山（38人）、栃木（37人）、新潟（35人）、群馬（34人）などの順だった。
■入浴施設に営業停止命令、病院や社福施設に指導も
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