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インフルエンザ、教育施設で集団発生相次ぐ- 埼玉と和歌山で今季初の閉鎖措置
インフルエンザの集団発生で学級閉鎖などの措置を取る教育施設が相次いでいる。和歌山県は10日、今シーズン初の集団発生の届け出があったと発表。埼玉県内でも小学校で初の学級閉鎖の措置が取られた。東京や大阪などでも集団発生の報告が目立ってきており、感染が広がりつつある自治体では警戒を強めている。【新井哉】
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和歌山県によると、海南市の小学校からインフルエンザの集団発生があったと届け出があり、3年生が13日まで学年閉鎖となった。埼玉県でも、さいたま市内の小学校から10日から12日まで4年生の1クラスで学級閉鎖を行うと報告があったという。
インフルエンザの集団発生が続出している地域もある。厚生労働省によると、今シーズン（8月31日−11月1日）に、保育園や小学校などの教育施設で休校や学級・学年閉鎖の措置が取られたのは45施設。都道府県別では、東京が最も多い9施設。以下は、大阪（6施設）や神奈川と沖縄（共に4施設）、茨城と愛知、島根（いずれも3施設）などの順だった。
学級閉鎖などが最も多い東京都内では、患者が増加傾向で、今月2日から8日までの週の定点医療機関当たりの患者報告数は、前週比36％増の0.19人。3週連続で増えた。
こうした都内の状況を踏まえ、注意を呼び掛ける保健所も出てきた。墨田区保健所は、流行の目安となる定点当たり1.0人を超える地域はないとしながらも、東京を含め近隣から学級閉鎖などの報告が見られることを指摘。これからの流行に備え、予防接種や手洗いの徹底などを促している。
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