曳屋イメージ動画 |
市長記者会見 |
工事スケジュール |
工事の歩み(8/16~) |
地切式レポート |
曳屋ウィーク |
寄付金について |
現存12天守同盟 |
事業概要 |
事業計画 |
広報ひろさき連載記事 |
10月24日、ついに弘前城天守が仮天守台に着座しました。
地切から着座まで、曳屋の全工程70日間をタイムラプスでご覧ください。
平成27年度事業の概要及び展開について、平成27年7月1日(水)午後1時より、弘前城武徳殿にて市長記者会見を開催しました。
平成27年8月16日(日曜日)から開始した弘前城天守曳屋工事、今月の下旬には天守を仮の天守台に定着する予定で、工程もいよいよ最終段階が近付いてきました。なお、今後の直近スケジュールは次の通りです。
◇10月19日(月曜日)
土台下鋼材撤去
◇10月20日(火曜日)
ジャッキダウン準備
◇10月21日(水曜日)~10月23日(金曜日)
ジャッキダウン及び微調整
◇10月24日(土曜日)午前10時~
仮天守台着座
◇10月25日(日曜日)~10月31日(土曜日)
天守内部鉄骨撤去後片付け
※天候及び作業状況により、休工及び作業工程が前後する場合があります。
⇒ | ||
ジャッキアップ完了(10月10日) |
三次曳屋レール設置完了(10月15日) |
|
⇒ | ||
三次曳屋実施前の天守(10月15日) |
三次曳屋完了後の天守(10月17日) |
一次曳屋 |
ジャッキダウン・回転移動 |
平成27年8月16日(日曜日)から開始した弘前城天守曳屋工事、このページでは曳屋工事のこれまでの経過についてご紹介します。
◆8月16日(日曜日)
地切式、揚屋開始(通算 20センチメートル)
◆8月17日(月曜日)
揚屋(通算 35センチメートル)
◆8月18日(火曜日)~8月24日(月曜日)
資材搬入、揚屋(ジャッキアップ)微調整、土台下鋼材挿入・家縫鋼材と連結固定
◆8月24日(月曜日)~8月25日(火曜日)
土台下鋼材にジャッキセット
◆8月25日(火曜日)
揚屋完了(通算 60センチメートル)
◆8月26日(水曜日)~9月2日(水曜日)
構台及び移動道設置(井桁及びレール設置)
井桁の設置(8月26日) |
|
移動道(レール)の設置(8月26日) |
◆9月3日(木曜日)
一次曳屋開始(天守移動距離 5.85メートル)
◆9月4日(金曜日)
一次曳屋完了(天守移動距離 通算 約22.3メートル)
一次曳屋(9月3日) | 一次曳屋(9月3日) | |
⇒ | ||
曳屋前の天守(平成27年8月) | 平成27年9月4日(金曜日)正午の天守 |
◆9月5日(土曜日)~9月7日(月曜日)
ジャッキセット
◆9月8日(火曜日)
ジャッキダウン(51センチメートル)
◆9月9日(水曜日)
ジャッキダウン(通算 91センチメートル)
⇒ | ||
ジャッキダウン開始前(9月8日) |
ジャッキダウン実施後(9月9日) ※91センチメートル下降しました。 |
◆9月10日(木曜日)~9月12日(土曜日)
回転道作成
◆9月13日(日曜日)
天守一次回転移動完了(反時計回りに約25度)
⇒ | ||
回転移動開始前 (9月13日 午後1時20分頃) |
回転移動完了後 (9月13日 午後3時30分頃) |
◆9月14日(月曜日)~9月16日(水曜日)
ジャッキセット、レール撤去、ジャッキダウン(前回の分を含めて通算 約130センチメートル)
◆9月17日(木曜日)
移動道レール設置
◆9月18日(金曜日)
二次曳屋開始(天守移動距離 通算 約33.6メートル)
◆9月19日(土曜日)
弘前城曳屋ウィーク リハーサル(天守移動距離 通算 約33.9メートル)
◆9月20日(日曜日)~9月27日(日曜日)
弘前城曳屋ウィーク(天守移動距離 通算 約39.2メートル)
※曳屋参加人数 約3,900人、曳屋回数 35回、曳屋距離 各回15センチメートル(最終回のみ20センチメートル)
◆9月28日(月曜日)
二次曳屋レール養生鉄板敷
◆9月29日(火曜日)
一次移動道資材撤去運搬
◆9月29日(火曜日)~10月1日(木曜日)
二次曳屋レール設置
◆10月2日(金曜日)
二次曳屋(天守移動距離 通算 約52.52メートル)
◆10月3日(土曜日)
二次曳屋完了(天守移動距離 通算 約58.97メートル)
天守台からの天守(10月3日) | 仮天守台方向からの天守(10月3日) |
◆10月3日(土曜日)~10月6日(火曜日)
回転移動道設置
◆10月7日(水曜日)
天守二次回転移動完了(二次曳屋での移動分を含めて、時計回りに約29度回転)
⇒ | ||
二次回転開始前(10月7日 午前9時) | 二次回転完了後(10月7日 午前11時) |
◆10月8日(木曜日)
ジャッキアップ準備
◆10月9日(金曜日)~10月10日(土曜日)
ジャッキアップ(2日間で約103センチメートル)
⇒ | ||
曳屋前の天守(平成27年8月) | 下乗橋からの光景(10月10日) |
◆10月11日(日曜日)~10月15日(木曜日)
高さ微調整及び三次曳屋レール設置
◆10月15日(木曜日)~10月16日(金曜日)
三次曳屋(天守移動距離 通算 73.32メートル)
◆10月17日(土曜日)
三次曳屋完了(天守移動距離 通算 77.62メートル)※移動完了
平成27年8月16日(日曜日)、弘前城の天守曳屋工事がいよいよスタートしました。
当日は、曳屋工事の安全祈願祭の終了後に地切式が開始され、午前11時頃、曳屋工事の最初の工程となる地切りと揚屋(あげや)が開始されました。
市長の号令により地切りが始まり、約100年ぶりに天守が切り離されると、5分位の時間をかけて、10センチメートルほど天守がジャッキアップされました。
揚屋の作業は当日の午後3時と翌日の8月17日にも実施され、ジャッキアップの高さは35センチメートルとなり、揚屋の第一工程は概ね終了しました。
今後は、9月上旬に予定している一次曳屋(天守移動)に向けて、鋼材の設置や移動のためのレールの設置などを実施する予定です。
弘前城天守地切式 |
約2千人もの観客が観覧 |
|
|
曳屋予定先と天守 |
平成27年9月20日(日曜日)、弘前城曳屋ウィークがスタートしました。
当日は、現存12天守同盟の各自治体の皆様をお招きしての「重要文化財弘前城天守曳初式」を実施した後、市長らの号令を合図に天守の曳屋を開始しました。
今回の曳屋は天守の台座に4本の綱をくくりつけ、約100人程度の人力で引っ張るという方法で行いました。
最初は全く動く気配がなかった天守も、参加者の皆さんの力が揃うと徐々に動き出し、無事に予定した15センチメートルの曳屋に成功しました。
曳屋ウィーク期間の八日間で約3,900人が曳屋に参加して、延べ35回の曳屋を実施し、期間中の天守の移動距離は通算5.3メートルになりました。
天守曳初式(9月20日) | 曳屋体験の様子(9月20日) | |
曳屋ウィークでの曳屋体験 |
曳屋に使用する道具 (レンドローラー、油圧ジャッキ等) |
文化庁及び弘前市が主催となり、平成27年11月5日(木曜日)~11月7日(土曜日)の日程で、第13回全国城跡等石垣整備調査研究会を開催します。
城跡などの石垣整備に関する研究会で、全国から関係者が一堂に会します。
11月5日と6日に関しては、事前申込不要で、どなたでも無料で参加できますので、奮ってご参加ください。
◇とき 11月5日 午後1時半~4時、11月6日 午前9時半~午後3時15分
◇ところ 弘前文化センター(弘前市大字下白銀町19-4)1階 ホール
◇テーマ 「石垣整備と建造物―その価値の保存と継承の在り方について―」
◇参加料 無料 ※希望者には資料(資料集・記録集等)を有償にて頒布します。
◇日程・内容
◆初日(11月5日)
午後12時30分~ | 受付開始 | |
午後1時30分~ | 開会行事 | |
午後2時~ |
基調講演 長谷川 成一 氏(弘前大学名誉教授) |
|
「弘前城・弘前城下の成立・変容と弘前藩政の展開」 |
||
午後3時15分~ |
報告1 神 雅昭 氏(弘前市都市環境部公園緑地課) |
|
「史跡弘前城跡本丸石垣修理に向けた基礎調査と 天守曳屋工事について」 |
◆2日目(11月6日)
午前9時25分~ | 再開、事務連絡 | |
午前9時30分~ |
報告2 山下 史朗 氏(兵庫県教育委員会文化財課) |
|
「阪神・淡路大震災災害復旧における明石城巽櫓・ 坤櫓の修理と石垣修理」 |
||
午前10時10分~ |
報告3 三浦 孝章 氏(高梁市教育委員会社会教育課) |
|
「史跡備中松山城跡における石垣修理と建造物 ―天守・二重櫓の保存修理を事例として―」 |
||
午前11時~ |
報告4 諏訪間 順 氏(小田原市経済部観光課) |
|
「史跡小田原城跡馬出門の石垣と門・土塀の復元整備 について」 |
||
午前11時40分~ |
報告5 佐藤 哲夫 氏(文化財石垣保存技術協議会) |
|
「石垣整備(修復)時の留意点 ー史跡松本城埋門南側石垣を事例として―」 |
||
午後12時20分~ | 昼食休憩 | |
午後1時30分~ |
パネルディスカッション「石垣整備と建造物」 |
|
コーディネーター 宮武 正登 氏(佐賀大学全学教育機構教授) |
||
パネリスト 長谷川 成一 氏、山下 史朗 氏、三浦 孝章 氏、 諏訪間 順 氏、佐藤 哲夫 氏、神 雅昭 氏 |
||
午後3時~ | まとめ 市原 富士夫 氏(文化庁記念物課文化財調査官) | |
午後3時5分~ | 閉会行事 |
9月20日(日)~27日(日)
①10時~ ②11時~ ③14時~ ④15時~
会場:本丸
シルバーウィークに合わせ、天守曳屋を市民や観光客の皆さんに、実際に体験してもらうイベントを開催します。
現在参加者を募集しております。ふるってご参加ください。
9月20日(日)
会場:本丸
「弘前城天守が動く!世紀の大修理 石垣普請応援コース」への寄附者に対し、曳屋ウィークの初日に希望者を優先的にご招待します。
[受付は締め切りました]
曳屋ウィーク期間(9月20日~27日)実施予定 現存天守を有する都市と協力したPR戦略を展開することを目的に、各都市の市長を曳屋に招待し、翌年度以降のサミット開催に向けた機運醸成を図ります。
|
史跡津軽氏城跡弘前城跡は、弘前藩初代藩主・津軽為信により築城が計画された江戸時代のお城です。築城着手前に為信が亡くなり、お城は2代藩主信枚の時代、慶長16年(1611年)に完成しました。お城は本丸・北の郭・二の丸・三の丸・四の丸・西の郭の6つの郭で構成された平山城で、その規模は東西約500m、南北約1,000m、総面積約50ヘクタールに及びます。濠は三方・三重に巡らされ、西側は蓮池と岩木川の流路であった西濠で守られています。
築城当初の天守は五層(5階建)であったといわれ、本丸の南西隅に位置していましたが、寛永4年(1627年)の落雷により焼失したと伝わっています。本丸の南東隅にある現在の天守は、文化7年(1810年)に9代藩主寧親が櫓造営の名目で再建したものです。日本で現存している12天守のうちのひとつに数えられ、3棟の二の丸隅櫓・5棟の城門とともに重要文化財に指定されています。
弘前城本丸東面の石垣には、以前から膨らみが確認されており、崩落する危険性が指摘されてきました。市では、平成20年から弘前城跡本丸石垣修理委員会を組織し、石垣をどのように修理するのか検討してきました。その結果、平成23年度に石垣を解体修理する方針が決定しています。
解体修理が決まった本丸東面の石垣は、慶長16年(1611年)の時点では一部しか築造されていませんでした。再び石垣が築造されたのは、約80年後の元禄年間のことです。元禄7年(1694年)に石垣築造の起工式が催され、同8年(1695年)に石垣築造工事着手、同12年(1699年)にようやく完成します。
年月は流れ明治時代の中頃になると、天守台下石垣の崩落が起こります。そのまま放置すると天守まで崩落する危険性があったため、明治30年(1897年)に弘前市出身の大工棟梁・堀江佐吉が、天守を西側に曳屋しています。その後、天守台の北側に続く石垣も崩落したという記録が残っています。最終的に石垣を現在の形状に修理し終えたのは、大正4年(1915年)のことでした。この石垣修理工事を行ったのも、堀江組です。
明治・大正の石垣修理から100年ほど経過し、今再び天守の曳屋・石垣解体修理工事が本格化します。どちらもめったにない貴重な機会ですので、積極的に発掘調査・修理工事の現場を市民の皆さんに公開していきます。
石垣修理事業の現段階でのスケジュールは次のとおりです。
石垣修理に係る本丸(天守北側平場)の発掘調査
※平成27年度まで継続
本丸東面石垣と発掘調査範囲(平成26年7月中旬)
【11月 内濠埋め立て工事着手】
弘前城天守を曳屋して本丸内部へ移動するのに備え、平成26年11月25日より内濠の水を抜き始め、濠の埋め立てを開始しました。
内濠の埋め立て(平成26年12月上旬)
埋め立て範囲については、「弘前城内濠埋め立て範囲位置図」をご覧ください。
※「曳屋」とは、建物を解体せずに移動させる工事のことです。
【11月25日~翌年3月】
天守曳屋工事に備えて、天守の建物基礎部分の調査や展示品の搬出を行いました。
天守からの歴史資料(駕籠)の搬出(平成27年1月中旬)
【4月1日~5月10日 弘前城天守公開】
天守では、これまで弘前城や弘前藩に関する歴史資料の展示が行われてきましたが、天守曳屋工事に備えるため、この期間は展示品がない状態での公開となりました。重要文化財・弘前城天守の柱や出格子・床下の構造など、建造物の細部をご覧いただきました。
弘前城天守公開(平成27年4月中旬)
【4月23日~5月6日 弘前さくらまつり開催】
さくらまつり期間中は埋め立てた内濠を開放し、天守と桜・石垣を下から見上げることができる状態となりました。
平成27年5月10日(日曜日)まで、天守を現在の位置で公開しました。
埋め立てられた内濠(平成27年4月中旬)
内濠から見上げた弘前城天守(平成27年4月中旬)
【5月11日~7月 弘前城天守閉館・天守曳屋の準備工事】
さくらまつり終了後、天守を閉館して曳屋工事の準備に入りました。工事用の足場や曳屋のためのレールの設置などを行っています。本丸・北の郭には、引き続き入場が可能です。
天守曳屋 足場設置工事の開始(平成27年5月18日)
埋め立てた内濠で進む足場組立作業(平成27年5月18日)
組み立てた足場をクレーンで移動(平成27年5月18日)
【8月下旬~10月 天守曳屋工事】
天守を約70m、本丸の内側へ移動させます。
【9月20日~27日 曳屋ウィーク】
市民や観光客の皆さんに、天守曳屋を実際に体験してもらうイベントを開催します。
※曳屋体験は、10時、11時、14時、15時の1日4回。1回あたり100人、移動は10数センチを予定。
【弘前城天守を移設先で公開】
平成28年4月1日から天守は移設先で公開する予定です。天守台付近の石垣修理工事が終了したら、再び曳屋して天守を元の位置に戻します(平成33年度の予定)。
【天守台の発掘調査】
天守台(天守真下の石垣)の発掘調査を実施します。
【石垣修理工事着手】
いよいよ石垣修理工事に着手します。現在の計画では、はじめに修理範囲全体の石垣を解体し、積み直しは2工区に分け、南側の天守台付近から行う予定です。 石垣の解体終了は平成30年度、天守台付近の石垣完成は平成32年度、全体の工事完了は平成35年度と見込まれています。
現在の天守の位置でのさくらまつりは、平成27年でしばらく見納めです。史跡弘前城跡を保護し、後世に伝えるためには、石垣解体修理工事は避けて通ることのできない事業です。皆さんのご理解とご協力をお願いします。
※今後の発掘調査の結果や文化庁との協議等により、内容・スケジュールは変更になる場合があります。
担当 公園緑地課 弘前城整備活用推進室
電話 0172-33-8739
アンケートフォーム