読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

JIMBO-LAB

ジンボラボ。読書と旅行が趣味のミュージシャンがこっそりとやるブログ

旅人の間で最も悪名高いエチオピアに一人旅してきます

旅行

どうもこんばんは、ぼくへいでございます。

 
突然ですが、今度エチオピアへ一人旅をしてきます!といっても年末のことなので、まだまだ2ヶ月弱ありますが。
 
初アフリカ大陸どころか、そもそも「一人旅」自体初めてなのでいささか緊張してますが、とにかくチケットだけはバッチリとってあるので後戻りは出来ません。
 
 さて、エチオピアなんですが、皆さんどんなイメージをお持ちですかね??おそらく「コーヒー」のイメージが強いんじゃないでしょうか。僕の親くらいの世代だと、「あぁ、アベベの国ね」といったように東京五輪の男子マラソンで金メダルを獲得したアベベ・ビキラ選手を連想するようです。
 そんなエチオピアは、実はバックパッカーの間では「二度と行きたくない」「最も旅し辛い国」などと恐れられています。ということで、今日は悪名高いエチオピアがいかに「ヤバい国」かということと、なぜ僕がそんな国に旅行しに行くかということを書いていこうと思います。
 
 

エチオピアのヤバいポイント

 
・主食インジェラがとにかくマズいらしい
 
エチオピアについて調べると、ほぼ確実に書いてあるのがこの主食のインジェラについて。見た目はこんな感じです。
 f:id:bochey:20151026143407j:image
 見た目から禍々しいものを感じ取ることができるインジェラ。なんでも、このインジェラが数々のバックパッカーを悩ませてきたという、激マズなシロモノらしいです。
 
ちなみにGoogleで「インジェラ」と打つと他のキーワードの部分に「インジェラ まずい」「インジェラ 雑巾」と出てきます。清々しいほどの嫌われっぷりですね。
なんと中目黒でこのインジェラをはじめとするエチオピア料理を食べられるお店があるということなんで、旅行前に一度行ってみたいと思います!
 
 
マラリア、黄熱病、南京虫
 
 エチオピアに限らず、アフリカに行くなら必ず気を付けなければならないのが病気です。エチオピアの場合、特にマラリア、黄熱病など。マラリアは薬を処方してもらうんですが、非常に副作用が強いらしいです。黄熱病は予防接種を受けます(エチオピアでは義務では無いそうですが、大使館等では推奨。ちなみに黄熱病の予防接種を受けるとイエローカードというものが貰え、コレが無いと入国できない所もある)。
 そして、旅人の間では有名な「南京虫」には特に注意しなくてはいけません。南京虫とは、蚊のように人の血を吸う小さな虫です。しかし、蚊とは比べものにならない痒みと水ぶくれのような刺し跡を2週間ほど残してくれるという恐ろしい虫だそうです。エチオピアでは安宿に南京虫が多く潜んでいるらしく、虫刺されしやすい体質(毎年、蚊には誰よりも多く刺され、ハチにも3回刺されたことがある)の僕はかなり恐れています。
 
 
・時間が特殊
 
 驚かずに聞いてください。エチオピアは現在2008年だそうです。僕も全く理解できませんが、エチオピアでは独自の時間を採用しているようです。なんと、1年は13ヶ月まで存在し、時間は朝の6時を0時としている「エチオピア時間」を使っているらしいです。もう訳がわかりません。泣
 こういった文化的な面でいうと、他にも公用語はアムハラ語というエチオピアでしか通じない言語。文字もゲエズ文字。といいつつも言語が80種類ぐらいある。宗教はエチオピア聖教というほぼ独自のキリスト教。割礼が残っている。などなど……叩けば叩いただけ出てくるエチオピアのヘンテコ文化でした。
 
 
・YOUYOU攻撃
 
 エチオピアでは何故か、大人も子供も外国人を見ると指を差しながら「YOU!!YOU!」と言ってくるそうです。「え、それだけ?」と思ってしまうんですが、このYOUYOU攻撃をすれ違う人すれ違う人にやられ、ノイローゼになってしまうとか。イメージがあまり湧かなかったんですが、海外のバックパッカーが上げていたエチオピアの旅動画で、車に乗っていても「YOU!YOU!」と叫ばれていて、確かにウザそう。
 なぜこんな文化があるかというと、エチオピアでは英語の授業で最初に習う単語が「YOU」だかららしいです。いやいや、にしても謎すぎるぞエチオピア人。
 
 
 ・とにかく貧乏
 
 平均年収が3万円と言われているエチオピア。とにかく極貧国家なので、スリや詐欺の被害報告が跡を絶たないそうです。ガイドブックにも載っている有名な手口を紹介すると、バスに乗るときに「いくら?」と聞いたら運転手が「10だよ」と答えたので、10ブル(約50円)と思っていていざ降りようと思ったら「10ドルって言っただろ?」と突っかかってくるパターン。なるほど、そいつはひどい。乗車のときには単位まで確認しないとダメみたいですね。
 
 
 

ではなぜ僕がエチオピアに行くのか?

 
・ベンチ族に会いたい
 
 エチオピアの少数民族といえば唇にお皿をはめた「ムルシ族」や超ファッショナブルな「スリ族」が有名ですが、僕はチャンスがあればベンチ族という少数民族に会いに行きたいと考えてます。
 世界には「口笛で会話することができる民族」というのが、研究者の手によって30種類以上確認されているそうです。ベンチ族もそのうちの一つです。口笛で会話なんて、その時点で非常に興味深いんですが、さらにもう一つの特徴としてベンチ族の使うベンチ語が「声調言語」であるということ。声調言語とは、音の高低差で単語の持つ意味が変わってくる言語のことです。会話にメロディが存在するという感じです。これもすごく面白そう!
 そんな「音」に対して独自の価値観を持っているだろう彼らに、一度は会ってみたい!と思ったのがエチオピア行きの第一のきっかけです。
 
 
民族音楽「アズマリ」を見たい
 
 エチオピアの音楽文化で、「アズマリ」と呼ばれる演奏とダンスが一体化したものがあります。こんな感じ↓
驚いたのが、アフリカなのに全然アフリカっぽくない!むしろアジアっぽい!というところですね。なぜこんな音楽に発展したのか。。さらによく見ると、楽器が面白いですね。アフリカでは珍しい擦弦楽器(弓でこすって音を出す弦楽器)があります。この楽器はマシンコというそうです。他にも、ワシントというこれまたアフリカでは珍しい笛も存在するそうです。
 とまあ、エチオピア独自の音楽文化を生で感じたい!と思ったのが第二の理由です。
 
 
・過酷な国に挑戦したい
 
 上に書いた通り、エチオピアはなかなか旅人から避けられる国なんですが、「エチオピアを旅行できればどこでも行ける」とも言われています。実はエチオピア行きを決める前はセネガルとも迷っていたんですが、「どうせアフリカ行くなら過酷な国に行くぞー!」という謎のチャレンジ精神が決め手となり、比較的旅しやすいセネガルを捨ててエチオピアを選びました。
 
 
とまあ、そんな感じで約2ヶ月後にエチオピアに行くわけですが、宿の手配やら予防接種やらやらなければならないことがちょくちょくあるので、このブログでもその過程を追っていければと思います。
 
では。

 

E09 地球の歩き方 東アフリカ 2014~2015

E09 地球の歩き方 東アフリカ 2014~2015