【人間迷路:号外】「民主解党分裂」前原誠司、細野豪志、江田憲司各氏が岡田克也民主代表に解党申し入れ
というわけで、久しぶりにメルマガで号外を出そうと思っているわけなんですが(発行手続きをしてくれる各位が起きていれば)、つい先ほどまで赤坂某所で「野党再編を目指す」という名目で民主党右派と維新江田派の合流を目指す会合が落着し、週内にも民主党・岡田克也代表に解党の申し出をする運びとなりました。
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9月からいろんな調整が始まって、政党交付金のことを考えると年末までに解党と合流をして新党結成に漕ぎ着けたいという流れは変わらず、民主党としては「戦争法案」安保関連で党勢回復を狙うはずが、まさかの分裂危機に晒されるわけでありまして、半分「馬鹿じゃねーの」という気持ち、半分「来年の衆参W選挙を考えるといましかないわな」という考えが同居するという非常に甘酸っぱい気分になるのであります。
資金集めも始まっていますが、出回っている合流者見込みのリストを見ますと、お前これどう考えても「野党再編」ではなくて「公明党の後釜に入って自民党と連立与党を組みたいのでござる」という話であります。この新党が自民党、公明党と仲良く同居しますと、一見憲法改正にも手が届く安倍ちゃん大翼賛体制になるわけですが、一方で反自民の受け皿も自動的に完成してしまうので、風向き一個読み間違えると再び一気に下野という話になりかねませんから、どうしても”座布団”が必要になる陣立てだなあと強く感じるわけです。
何より、今回の新党は政党交付金が来るまで本格的にお金がありません。どうするつもりなのでしょう。知らない間にババアが経営する謎のホテルチェーンや、翻訳会社なのに健康食品でけたたましい収益を上げた金を右翼番組に突っ込む謎のサプリメント会社や、国内所得は生活保護レベルでしかないのにアジア向け投資で資産を積み上げて不思議な演歌CDを本屋で売ろうとする謎の地方競馬馬主などが出てきてしまうのでありましょうか。
むしろ、興味の対象になるのは右派に出て行かれた岡田民主党でありまして、うまくすると反自民票の受け皿として一大勢力になる可能性も微粒子レベルで存在する組織になります。ねーよ。ただまあ、左翼連合は可能性としてあるので、ここでうっかり経済失政でも広がって支持率が低迷し始めることになると、民主党を出て行った前原江田細野組よりも岡田残留組のほうが支持を伸ばすのは間違いないので、さてどうしたものでしょう。
こちらからは以上です。
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