2015年11月11日11時49分
京都市山科区の市立小学校に通う小学6年の男子児童(12)が教師に大麻吸引を認めた問題で、京都府警は11日、男児の兄で府立高校(通信制)1年の男子生徒(17)=同区=を大麻取締法違反(所持)の疑いで現行犯逮捕した。「自分で吸うために持っていた」と容疑を認めているという。府警への取材でわかった。
府警によると、男児が任意の聴取に「兄の部屋で雑誌をさがしていたら、大麻を見つけた」と供述したため、この日朝から2人の自宅を家宅捜索。兄の部屋の本棚などから少量の大麻とパイプ、巻紙などが見つかり、兄が自分のものと認めたという。
男児は、「大麻をパイプにつめて吸った。9月初旬~中旬、家族が留守の時に4回ぐらい吸った」とも供述。「好奇心で、悪いことをしているという思いはあった」と話しているという。少年法の規定では14歳未満の少年は刑事責任を問われないため、府警は男児について児童相談所への通告を検討している。
おすすめコンテンツ
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞社会部
PR比べてお得!