腰痛・肩こり・神経痛・高血圧など、病院に行ってもなかなか改善しない痛みで悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
特に原因の分からない痛みであれば、どのような治療法が効くのかわかりませんよね。
そこで、オススメなのが温泉療法です。温泉に入り、体を温めることで、血行が良くなり、新陳代謝が高まります。また、水圧により全身に圧力をかけることで、内臓が刺激され、天然のマッサージを受けているのと同じ状況になります。
このような効果があることから、温泉療法は病気治療・体調改善に役立つとされています。
そこで、効能別にオススメ温泉をご紹介していきます。一般的に温泉療法は1週間から2週間程度滞在して温泉につかることで効果があらわれるとされていますが、日帰りや1泊2日の短期滞在でも一定程度の効果はあります。
腰痛
腰痛に効用のあるオススメの温泉は、山形県村山市碁点にある、碁点温泉です。こちらは、治療を意味するKurと、家を意味するhausが組み合わさったクアハウスで、運動・温泉入浴・リラックスを楽しめる総合的な健康増進保養施設です。「国民保健温泉地」に指定された碁点温泉は、腰痛以外にも、慢性皮膚病、神経痛等筋肉痛、うちみ、慢性消化器病、痔病、病後回復期、冷え性などに効果があります。
「国民保養温泉地」とは、温泉地のうち、温泉利用の効果が十分期待され、かつ健全な保養地として大いに活用される場を「温泉法」に基づいて環境庁長官が指定した地域のことです。
加えて、厚生労働大臣認定「健康増進施設」(健康増進のための運動を安全かつ適切に実施できる施設)にも選ばれています。最上川を眺めることができる「大浴場」のほかに、水着で入る「SPAプール」もあり、お子様やご年配の方など、ご家族皆さんで、1年中温泉を楽しむことができます。
最上川の雪景色を眺めながら温泉プールに入ることは、他では決して味わえないことでしょう。車いすの方でも楽しめる「家族風呂」もありますので、体の不自由な方でも行くことができます。
肩こり
肩こりに効用のあるオススメの温泉は、愛媛県松山市にある、奥道後温泉です。
中でも最もオススメなのは、「壱湯の守」です。敷地面積約1,508m²という西日本最大級の露天風呂「翠明の湯(すいめいのゆ)」があり、岩湯・絹の湯・寝湯など男女各7種の湯舟を楽しむことができます。また、B1階には、貸切露天風呂もあります。木々の安らぎを最も近くで感じられる場所にあるため、四季折々の美しさを感じることもできます。
まるで森の中で入浴を満喫しているかのような、不思議な感覚を味わうことができるでしょう。泉温は、日本人の最も気持ちよいと感じる42℃に調節されていますので、リラックスして湯舟につかっていることができます。
宿泊プランのみならず、丸太風呂・青石風呂・檜風呂など趣の異なる5種類の温泉を45分間楽しむことのできる3000円の日帰りプランも用意されています。
神経痛
広く神経痛一般に効用のあるオススメの温泉は、三重県熊野市紀和町にある、湯元山荘湯ノ口温泉です。ここは、関西では珍しく温泉の本来の姿である温泉療法(湯治)を目的とした施設です。
昔から熊野の秘湯として親しまれてきたこの温泉には、源泉かけ流し・露天風呂・内湯・寝湯・立湯といったものがあります。泉温は45.7℃と比較的高く、交感神経を活発にします。また、毎日新しい湯をくみ上げており、加水・加温は一切行われていませんので、常に新鮮な気持ちでつかることができます。
神経痛以外にも、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、うちみ、くじき、痔疾、冷え性、疲労回復などに効果がありますので、こういったお悩みをお持ちの方にもお勧めです。
毎週水曜日は女性の方300円、毎月22日はご夫婦の方600円というお得な日帰りプランもあります。
高血圧
高血圧でお悩みの方にオススメの温泉は、滋賀県甲賀市のかもしか温泉です。
高血圧以外にも、美肌効果、胃腸病、自律神経失調、痛風に効果があります。かもしか温泉は、平成7年に開湯したばかりの新しい温泉ですが、鈴鹿山麓野洲川の清流沿いという自然に恵まれた場所にあることから、わずか2年で10万人もの入浴客が訪れており、若い人々を中心に高い人気を集めているといえます。
夜には、庭がライトアップされ、木々や花々が幻想的に照らし出されます。川のせせらぎを聴きながら、辺りを散策すれば、非日常空間を体験することができ、ストレス発散も期待できるでしょう。加えて、地元の食材にこだわったという料理が食べられるのも、この旅館をオススメする1つの理由です。日帰りでも温泉を楽しむことができますが、混雑状況などによって断られる場合がありますので、事前に確認してから行くようにしてください。
以上、効用別にオススメの温泉をご紹介しました。原因不明の痛みで悩まされている方は、ぜひ行ってみてください。