韓国国内で販売されている輸入化粧品の価格が、米国・英国・ドイツ・フランス・日本の平均販売価格の最大2.46倍に達するという調査結果が9日、出た。
国内で多く販売されている化粧品と同じ製品について、韓国消費者連盟が上記5カ国の販売価格を7月に比較・調査したところ、LA ROCHE-POSAY(ラ・ロッシュ・ポゼ)、BURT’S BEES(バーツビーズ)、BIODERMA(ビオデルマ)など54製品のデパート価格は、この5カ国平均価格の1.02-1.56倍であることが分かった。
デパート販売製品で国内と海外の価格差が大きいのはビオテルム・オム・フォームシェーバー(200ミリリットル)で、国内平均販売価格は3万6000ウォン(約3800円)だが、海外平均価格は2万3089ウォン(約2450円)に過ぎなかった。またロクシタン・シアバター・ハンドクリーム(150ミリリットル)は国内平均価格3万5000ウォン(約3700円)に対し、海外平均価格は2万9021ウォン(約3080円)で、国内価格が海外価格の1.21倍だった。
化粧品店販売製品で国内外の価格差が大きい製品はラ・ロッシュ・ポゼ・シカプラスト・バームB5(100ミリリットル)で、国内価格は2万9904ウォン(約3170円)だったが、海外平均価格は1万2158ウォン(約1290円)と、価格差が2倍以上あった。このほか、バーツビーズ・レモンバター・キューティクルクリーム(17グラム)は国内で1万9794ウォン(約2100円)だが、海外では8951ウォン(約950円)で売られていた。
消費者連盟のカン・ジョンファ会長は「関税庁が公開している輸入原価と今回の調査で分かった販売価格を比較した結果、国内で販売されている輸入化粧品は輸入原価の最大9倍に上ると推定される」と語った。