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マンモグラフィーと超音波検査で乳がん発見率向上
11月5日 9時35分

マンモグラフィーと超音波検査で乳がん発見率向上
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乳がん検診の際、マンモグラフィー検査に超音波の検査を組み合わせると40代の女性の乳がんの発見率を1.5倍に高めることができるとする研究成果を東北大学などのグループが発表しました。
この研究は、東北大学の大内憲明教授などのグループが、全国の40歳代の女性およそ7万6000人を対象に行ったものです。
乳がんの早期発見のために各自治体で行われている乳がん検診では、マンモグラフィーと呼ばれるX線検査が行われていますが、40代の女性の場合、乳房の乳腺が多くがんを発見しにくいのが課題でした。
このためグループでは、マンモグラフィーに超音波の検査を加えてみたところ、がんの発見率が0.33%から0.5%と1.5倍にまで高まったということです。超音波検査を組み合わせることで乳がんの発見率が高まると、大規模な臨床研究で明らかになったのは、これが初めてだということです。
グループによりますと、今後自治体が行う検診に超音波を組み込むには、死亡率を下げる効果を示すことが必要だということですが、大内教授は「マンモグラフィーで判断しにくい場合、オプションとして超音波が使える可能性を示せた。超音波検診の体制づくりを進める必要がある」と話しています。

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