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小6男児宅から大麻草 高校生の兄を逮捕11月11日 12時09分
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京都市内の公立小学校に通う6年生の男子児童が、教師に「大麻を吸った」と話した問題で、警察は11日午前、児童の自宅を捜索し、高校生の兄の部屋から大麻草が見つかったとして、兄を大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。男子児童は「兄の部屋で大麻草を見つけて合わせて4回吸った」と話しているということで、警察で詳しく調べています。
先月、京都市内の公立小学校で、6年生の男子児童が、教師に「たばこを吸った。大麻も吸ったことがある」と話し、報告を受けた市の教育委員会が警察に相談しました。
警察は11日午前、京都市内にある男子児童の自宅を捜索し、府立高校に通う17歳の兄の部屋から大麻草が見つかったとして、兄を大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、兄は「自分で吸うために持っていた」と供述し、容疑を認めているということで警察は入手ルートを調べています。また男子児童は「兄の部屋で缶に入った大麻草を見つけてパイプに詰めて吸った。合わせて4回吸った」と話しているということで、警察で詳しく調べています。
警察は11日午前、京都市内にある男子児童の自宅を捜索し、府立高校に通う17歳の兄の部屋から大麻草が見つかったとして、兄を大麻取締法違反の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、兄は「自分で吸うために持っていた」と供述し、容疑を認めているということで警察は入手ルートを調べています。また男子児童は「兄の部屋で缶に入った大麻草を見つけてパイプに詰めて吸った。合わせて4回吸った」と話しているということで、警察で詳しく調べています。
市教委が緊急の校長会
この問題で京都市教育委員会は11日午前、緊急の校長会を開き児童や生徒の異変を見抜けるよう教員の指導力を向上させることや子ども自身が善悪を判断できる力をもてるよう育むことなどに重点的に取り組むよう要請しました。
緊急の校長会は午前9時半から開かれ、京都市内の公立の小中学校と高校、それに特別支援学校の合わせて255校の校長らが集まりました。この中で、京都市教育委員会の在田正秀教育長が「大麻などの薬物が子どもたちに迫っているという危機意識を持ち、保護者や地域と危機感を共有しなければならない」と述べました。そして、児童や生徒の異変を見抜く教員の指導力を向上させることや、子ども自身が善悪を判断する力をもてるよう育むこと、それに家庭や地域と連携して指導していくことに重点的に取り組んでほしいと要請しました。また、京都府警察本部の担当者からは、たばこをきっかけに大麻に手を出すケースが多いことなど、大麻を巡る現状について説明を受けました。
京都市教育委員会生徒指導課の池田忠課長は「今回の問題は極めて深刻な事案だと受け止めている。子どもの身近なところに薬物が迫っていると認識し、対応を進めていきたい」と話していました。
緊急の校長会は午前9時半から開かれ、京都市内の公立の小中学校と高校、それに特別支援学校の合わせて255校の校長らが集まりました。この中で、京都市教育委員会の在田正秀教育長が「大麻などの薬物が子どもたちに迫っているという危機意識を持ち、保護者や地域と危機感を共有しなければならない」と述べました。そして、児童や生徒の異変を見抜く教員の指導力を向上させることや、子ども自身が善悪を判断する力をもてるよう育むこと、それに家庭や地域と連携して指導していくことに重点的に取り組んでほしいと要請しました。また、京都府警察本部の担当者からは、たばこをきっかけに大麻に手を出すケースが多いことなど、大麻を巡る現状について説明を受けました。
京都市教育委員会生徒指導課の池田忠課長は「今回の問題は極めて深刻な事案だと受け止めている。子どもの身近なところに薬物が迫っていると認識し、対応を進めていきたい」と話していました。