近年、若年層による大麻事件が相次いでいる。無料通信アプリ「LINE」(ライン)などを通じた売買もあるとみられ、若者の間に急速に大麻汚染が広がっている可能性がある。
警察庁の統計によると、1〜6月に大麻を使用したとして摘発された未成年は58人で、昨年の同時期(33人)と比較して1・7倍以上となっている。
京都市内では10月以降、大麻をめぐる事件が相次いで表面化した。京都府警は10月6日、大麻取締法違反(所持)の疑いで京都市山科区の高校2、3年の男子生徒2人を逮捕したと発表。市内の高校生ら13人の自宅を一斉に家宅捜索、大麻の吸引具などを押収した。
この事件では、生徒たちのラインの履歴に「くさすいたいわー」「ネタ引ける?」といった大麻使用をうかがわせるやりとりがあったことが判明した。府警は生徒間で大麻の売買があったとみている。
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