大阪市長選:4新人が届け出 「ポスト橋下」争う
毎日新聞 2015年11月08日 09時19分(最終更新 11月08日 09時59分)
任期満了に伴う大阪市長選が8日告示され、地域政党「大阪維新の会」公認で前衆院議員の吉村洋文(ひろふみ)氏(40)、無所属で前大阪市北区長の中川暢三(ちょうぞう)氏(59)、自民党推薦の無所属で前大阪市議の柳本顕(あきら)氏(41)ら新人4人が立候補を届け出た。5日に告示された大阪府知事選とのダブル選で、22日に投開票される。
引退する橋下徹市長=大阪維新代表=が進めた改革路線や、5月の住民投票で否決された「大阪都構想」の再挑戦の是非などが争点。住民投票に続き、大阪維新と非維新陣営の総力戦が展開されるとみられる。
大阪維新がダブル選で「2勝」すれば、市を廃止して特別区に再編する都構想の設計図作りに向けた動きが始まる。片方でも落とせば再挑戦も頓挫する。選挙結果は、国政新党「おおさか維新の会」の浮沈や来夏の参院選の構図にも影響しそうだ。
他に立候補を届け出たのは無所属新人で元会社員の高尾英尚(ひでひさ)氏(33)。【小林慎】