トップ > 滋賀 > 11月11日の記事一覧 > 記事

ここから本文

滋賀

並行在来線の経営分離に難色 北陸新幹線・米原ルートで大津市など

北陸新幹線のルートなどを話し合った県首長会議=東近江市役所で

写真

 三日月大造知事と県内の市町長が意見交換する第二回県首長会議が十日、東近江市役所であり、北陸新幹線の敦賀以西ルートや、水害の避難基準などをテーマに話し合った。

 北陸新幹線のルートについては米原、大津両市が米原ルートを望むとしつつも「最大の問題は並行在来線」と指摘。米原ルートが実現した場合に北陸線や湖西線がJRから経営分離され、第三セクターとなる可能性があることに両市とも難色を示した。

 三日月知事は「経営分離しないよう訴えていくが、これまで整備新幹線が敷かれた県はすべて経営分離を受け入れてきた」とハードルの高さに触れた。

 野洲市は「並行在来線の問題を出していたら他県にルートを持って行かれてしまう」と懸念。高島市は経営分離された場合の財政見通しを県に求めた。長浜市は「米原ルートでどれだけ県内が活性化するかビジョンを示してほしい」と訴えた。

 大雨の際の避難対策も議論。避難の判断基準が定められていない中小河川について、水位を示す目盛りの設置と避難勧告を出す基準の設定に関し、県と市町がこれまで以上に話し合っていくことを確認した。

(井上靖史)

 

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内

PR情報

地域のニュース
愛知
岐阜
三重
静岡
長野
福井
滋賀
石川
富山

Search | 検索