バレークラブ:女子児童に体罰 男性監督を永久追放 熊本
毎日新聞 2015年11月10日 20時46分
◇熊本県小学生バレーボール連盟
熊本県小学生バレーボール連盟は、「大津ジュニアバレーボールクラブ」(同県大津町)の複数の女子児童に体罰や暴言を繰り返したとして、クラブの男性監督(57)を連盟からの永久追放処分にした。処分は3日付。
連盟によると、今年9月以降、複数の女子児童の保護者から「子供たちが監督から日常的に暴力、暴言を受けている」などと通報があった。保護者や児童らに聞き取り調査をしたところ「馬乗りになられ頬をたたかれた」「顔にボールをぶつけられて鼻血が出た」などの証言を得た。
証言の内容が具体的なことなどから、体罰や暴言があったと結論づけた。
監督は元小学校長で現在は同県合志市教育委員会の課長級職員。市教委は本人から事情聴取しており、事実関係が確認できれば、処分を検討するという。
監督は毎日新聞の取材に対して「児童に手を上げたのは今年4月に1度だけ。それが体罰かどうかは市の調査中なので答えを控えたい。子供やチーム、関係者に迷惑をかけて申し訳ない」と話した。
監督によると、チームは2001年に設立され、女子児童11人が登録していたという。【柿崎誠、出口絢】