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WADA 勧告に応じモスクワ研究所の公認停止
11月10日 22時29分

ロシア陸上界のドーピング問題について、WADA=世界アンチドーピング機構は、第三者委員会からの勧告に初めて対応し、不正に関わったとされるWADA公認の検査機関「モスクワ研究所」の公認を停止する措置を取りました。
これは、10日にWADAが発表しました。
WADAの第三者委員会は9日に公表した調査報告書の中で、各国に存在するWADA公認の検査機関のうち、ロシアの検査機関として検体の分析を行っていた「モスクワ研究所」について、所長が組織的なドーピングを主導し、WADAから選手の検体の保全を求められていたにもかかわらず、1417の検体を意図的に破棄していたなどと、不正を認定しました。そのうえで、WADAに対して、公認を取り消し、所長を永久追放するよう勧告していました。
この勧告を受けて、WADAは「モスクワ研究所」の公認を停止するとともに、WADAの懲罰委員会が処分が適当か検証するまで、「モスクワ研究所」にあるすべての検体を、ほかのWADAの公認検査機関に移す措置を取りました。
一連の勧告のうち、WADAが対応したのはこれが初めてで、WADAのクレイグ・リーディー会長は、「報告書で指摘された中で1つの鍵となる勧告に速やかに対応した」とコメントしています。

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