哀悼の意を表します
名誉市民 井口洋夫氏 逝去
広島市名誉市民の井口洋夫(いのくちひろお)さんが、3月20日、逝去されました。87歳でした。
井口さんは、南区段原出身で、東京大学教授や岡崎国立共同研究機構長、豊田理化学研究所長などの要職を務められた化学者です。
昭和25年(1950年)にそれまで電気を通さないと思われていた有機化合物に電気を通すものがあることを発見し、「有機半導体」と名付けられました。
有機化合物を電気電子材料として用いるという全く新しい発想のもとに、分子エレクトロニクスの発展に道を開いた業績は、国内外から極めて高い評価を受け、日本学士院賞を始め数々の賞を受賞されました。
平成13年(2001年)には、文化勲章を受けられるなど、その功績は誠に偉大であり、広島市民の誇りでした。
本市は、平成15年(2003年)4月2日、井口さんに広島市名誉市民の称号を贈呈しました。
◆問い合わせ先:秘書課(電話504-2037、ファクス246-4734)