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      不適切除染で元作業員有罪判決

      不適切除染で元作業員有罪判決

      南相馬市で除染作業をしていた重機オペレーターの男が、現場責任者の指示で大量の木の枝などを不法に捨てた罪に問われた裁判で福島地方裁判所相馬支部は「実行者として責任は重いが罪を認め反省している」として執行猶予のついた懲役10か月の判決を言い渡しました。
      原発事故で避難指示区域になっている南相馬市小高区で、除染のための重機オペレーターをしていた宮城県蔵王町の酒井陽次被告(66)は、ことし1月下旬ごろ、現場責任者の指示で除染で出た木の枝など3.4トンあまりを、山林に埋めて不法に捨てたとして放射性物質汚染対処特別措置法違反の罪に問われています。
      10日の判決で、福島地方裁判所相馬支部の吉岡正智裁判官は、「現場責任者の指示とはいえ実行者として責任は重い。埋めた量も大量で、除染作業への疑念や遅れも生じかねず、地域の住民に不安を与えた刑事責任は重い」と指摘しました。
      そのうえで、「罪を認め反省の態度を示している」などとして、懲役10か月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。
      この事件では、当時、現場責任者を務めていた福島市蓬莱町の斎藤豊被告(65)も起訴され裁判が進められています。

      11月10日 19時36分